
6/20-21の旅行記最終回です。
6/21の朝に山形を出て、仙台から仙石東北ラインを利用し、石巻線で女川までやってきました。
東日本大震災で津波による壊滅的な被害を受けた女川は、駅舎を含めた周囲一帯が津波で流されてしまい、高台の住居以外はほとんど何も残りませんでした。
私は震災前に2度女川を訪れていましたので、町の風景も多少は覚えています。今年3月にようやく鉄路が復活し、女川駅へ列車で来ることが出来るようになりました。3度目の女川は何も無い更地だらけの場所になっていました。一方で観光客は非常に多く、一体何事かと思ったらどうもIngressというGoogleの位置ゲーのイベントを仙台とこちらの方でもやっていたようで、女川とは思えないほど観光客が訪れていました。前述の通り町はほとんど無く、わずかな施設と駅舎とセットで立て直された温泉入浴施設「ゆぽっぽ」くらいしか無いのですけど。

女川駅ホーム、フェンスにかかる横断幕

フェンスの向こうは何も無い更地が広がる

女川駅の駅名標

列車方向を見る。ホームは長めに作られていて、2両編成では寂しく思える

駅舎があるように見えますが、これは駅舎兼温泉入浴施設。そして、鉄道としては無人駅なのです。改札はありません

駅を出ると、本当にたくさん人がいました。かつての女川でも、私はこんなに人を見たことがありません。これがイベント効果か

女川駅舎兼温泉入浴施設「ゆぽっぽ」

駅舎の前には出店がありましたが、周囲にはまだほとんど店舗はありませんでした。民家も含めて

出店にあった焼きカキ


2個で300円。カキ独特の苦みはありますが、美味しく頂きました。erの付いてない月なので、旬では無いですがね

駅前に道路はありますが、他は何もありません

建設中だった、海方向への歩道。震災前は駅前に小さなターミナルが有り、民家や店舗を挟んで漁港まで歩いて行きましたが、今は海までを遮る物もろくに無い

更地だらけですが、海に少し近いところに物産販売の場所があるようなので、歩いて行きました

するとIngress客で大勢の人が。焼きたてのサンマ、帆立を求めて行列が・・・さすがにこれに並んで待っているのはきついので、店の方で少しばかりのお土産を買いました

その建物の前には漁港までの間に更地とくぼみが


くぼみには津波でくずされた建物の跡が。意図的に残された物でしょうね

また更地を見ながら駅に戻ります

駅の近くにあった建物。これから店舗が入るんでしょうか?訪問時点では営業店舗はありませんでした
さて、駅前の出店で食事を済まし、戻りの列車までは温泉に入りました。
思えば旧駅舎時代の「ゆぽっぽ」には入れずじまいだったので、今回が初利用です。温泉内はさすがに撮影してませんが、なんか知らんけどテレビ局取材が来てました・・・Ingress関係だったようですが、温泉の中まで撮らんでも。

こんな感じでIngressのゲーマーさんに割引もやってました

入浴施設は2階なので、階段を上がります

お風呂に行く途中でホームの端をまたぎます

なお、駅前にも足湯があります。温泉入浴時間が無い人は、足湯だけなら無料で楽しめます
入浴後は石巻線を小牛田へ抜け、東北本線で松島まで戻ります。
行きは仙台から仙石東北ラインで石巻まで来ましたが、帰りはあえて8の字を描くかのように、石巻から小牛田→松島と行って、徒歩で高城町まで歩いて仙石線で帰ることにしました。

列車を待つためにホームへ



陸羽西線仕様のキハ110系が入ってきた


万石浦を見つつ戻る

石巻では停車時間があったのでHB-E210系を撮影。車両故障だかで、この列車だけ2両運転だったので、強烈に混んでいた

石巻駅改札のサイボーグ009と仮面ライダー像

石巻で「仙台」行きが続けて表示されているのも喜ばしいですね

途中駅で行き違いのキハ110系。やはり陸羽西線色ですね

小牛田では719系に乗り換えました

松島駅で下車


松島駅から高城町駅まで行く途中に、歩道橋から撮影。天気が曇ってきてしまい、光線不足ですね


高城町駅まで歩いて行くと205系が1本発車するところでした

高城町駅。仙石線の完全復旧前までは、この駅が仙台からの終点でした


石巻行きのHB-E210系快速

駅名標を見ると、仙台側が2つに別れてます




待っている間に、石巻行きの普通列車が「マンガッタンライナー」でやってきました


仙台行きの普通列車で戻りました
仙台からは新幹線で帰ってこの旅行は終了。未だ復旧しない只見線と、復旧した仙石線、石巻線を訪ねる旅は、見る物の多い旅でした。

おまけ。山形新幹線が豪雨か何かで運休となり仙台に来てしまったE3系「つばさ」
次回からはまた別の話になります。顔つき機関車ですかねえ。
6/21の朝に山形を出て、仙台から仙石東北ラインを利用し、石巻線で女川までやってきました。
東日本大震災で津波による壊滅的な被害を受けた女川は、駅舎を含めた周囲一帯が津波で流されてしまい、高台の住居以外はほとんど何も残りませんでした。
私は震災前に2度女川を訪れていましたので、町の風景も多少は覚えています。今年3月にようやく鉄路が復活し、女川駅へ列車で来ることが出来るようになりました。3度目の女川は何も無い更地だらけの場所になっていました。一方で観光客は非常に多く、一体何事かと思ったらどうもIngressというGoogleの位置ゲーのイベントを仙台とこちらの方でもやっていたようで、女川とは思えないほど観光客が訪れていました。前述の通り町はほとんど無く、わずかな施設と駅舎とセットで立て直された温泉入浴施設「ゆぽっぽ」くらいしか無いのですけど。

女川駅ホーム、フェンスにかかる横断幕

フェンスの向こうは何も無い更地が広がる

女川駅の駅名標

列車方向を見る。ホームは長めに作られていて、2両編成では寂しく思える

駅舎があるように見えますが、これは駅舎兼温泉入浴施設。そして、鉄道としては無人駅なのです。改札はありません

駅を出ると、本当にたくさん人がいました。かつての女川でも、私はこんなに人を見たことがありません。これがイベント効果か

女川駅舎兼温泉入浴施設「ゆぽっぽ」

駅舎の前には出店がありましたが、周囲にはまだほとんど店舗はありませんでした。民家も含めて

出店にあった焼きカキ


2個で300円。カキ独特の苦みはありますが、美味しく頂きました。erの付いてない月なので、旬では無いですがね

駅前に道路はありますが、他は何もありません

建設中だった、海方向への歩道。震災前は駅前に小さなターミナルが有り、民家や店舗を挟んで漁港まで歩いて行きましたが、今は海までを遮る物もろくに無い

更地だらけですが、海に少し近いところに物産販売の場所があるようなので、歩いて行きました

するとIngress客で大勢の人が。焼きたてのサンマ、帆立を求めて行列が・・・さすがにこれに並んで待っているのはきついので、店の方で少しばかりのお土産を買いました

その建物の前には漁港までの間に更地とくぼみが


くぼみには津波でくずされた建物の跡が。意図的に残された物でしょうね

また更地を見ながら駅に戻ります

駅の近くにあった建物。これから店舗が入るんでしょうか?訪問時点では営業店舗はありませんでした
さて、駅前の出店で食事を済まし、戻りの列車までは温泉に入りました。
思えば旧駅舎時代の「ゆぽっぽ」には入れずじまいだったので、今回が初利用です。温泉内はさすがに撮影してませんが、なんか知らんけどテレビ局取材が来てました・・・Ingress関係だったようですが、温泉の中まで撮らんでも。

こんな感じでIngressのゲーマーさんに割引もやってました

入浴施設は2階なので、階段を上がります

お風呂に行く途中でホームの端をまたぎます

なお、駅前にも足湯があります。温泉入浴時間が無い人は、足湯だけなら無料で楽しめます
入浴後は石巻線を小牛田へ抜け、東北本線で松島まで戻ります。
行きは仙台から仙石東北ラインで石巻まで来ましたが、帰りはあえて8の字を描くかのように、石巻から小牛田→松島と行って、徒歩で高城町まで歩いて仙石線で帰ることにしました。

列車を待つためにホームへ



陸羽西線仕様のキハ110系が入ってきた


万石浦を見つつ戻る

石巻では停車時間があったのでHB-E210系を撮影。車両故障だかで、この列車だけ2両運転だったので、強烈に混んでいた

石巻駅改札のサイボーグ009と仮面ライダー像

石巻で「仙台」行きが続けて表示されているのも喜ばしいですね

途中駅で行き違いのキハ110系。やはり陸羽西線色ですね

小牛田では719系に乗り換えました

松島駅で下車


松島駅から高城町駅まで行く途中に、歩道橋から撮影。天気が曇ってきてしまい、光線不足ですね


高城町駅まで歩いて行くと205系が1本発車するところでした

高城町駅。仙石線の完全復旧前までは、この駅が仙台からの終点でした


石巻行きのHB-E210系快速

駅名標を見ると、仙台側が2つに別れてます




待っている間に、石巻行きの普通列車が「マンガッタンライナー」でやってきました


仙台行きの普通列車で戻りました
仙台からは新幹線で帰ってこの旅行は終了。未だ復旧しない只見線と、復旧した仙石線、石巻線を訪ねる旅は、見る物の多い旅でした。

おまけ。山形新幹線が豪雨か何かで運休となり仙台に来てしまったE3系「つばさ」
次回からはまた別の話になります。顔つき機関車ですかねえ。
こちらの記事も楽しませて頂きました。
女川駅ですが、今は無人駅なのですね。震災前は曖昧な記憶ですが有人駅だったと思いますので、震災を境として変わってしまったのですね。
駅から海まで、何もなくなってしまった風景を見ると、心が痛みます。イングレスでも何でも、改めてこの町に接するきっかけがあることが大切なのかもしれません。
今後とも、宜しくお願い致します。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/?pc
おはようございます。震災前の姿を知っていると、今の女川を見たときに、あらためて津波のすさまじさを感じます。
女川駅も震災前に比べて嵩上げされたので、海を見下ろす形になりました。当時とは何もかも違う感じです。
きっかけがゲームでも、この地を訪れて風景を見た人がそれだけ多くなったのは、よいことじゃないかなと思います。防災、震災復興に少しでも意識を持つ人が増えればなと。