田切通信

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川越祭り2024に行って来ました その3

2024-10-28 07:37:56 | その他

 20日夕方~夜。一夜明けて20日(日)、祭り2日目です。

 

 昨日と同じく、西川越から歩いて祭に向かいました。初めに出くわす店が居酒屋おかんとこ。これまた昨日と同じ牛筋の煮込みを買って食べました。何と最後の1杯でした。運がよかった。

 

 おかんとこから少し進むと祭の交通規制エリアの入口に至ります。このあたりは祭エリアでも、中心部からだいぶ外れていて、人通りもまばらです。

 

 歩行者天国の路上にも見物客があふれています。道路左側にある店は、昔は衣料品店や骨董店だったりした空き店舗を、揚げパン屋と居酒屋にリニューアルしたもので、若い人に人気があります。いわゆる古民家(古商店)リノベーションとか言うやつだと思います。近年川越ではこのようなリノベーション店が増えています。お洒落な居酒屋ですが、ビールがグラス1杯800~1,000円、肴が1,000円~なんて店は、僕の様な浴びるほどビールを飲むおっさんには怖くて入れません。

 

 西武鉄道の本川越駅から蔵造りの一番街に至る道が、川越祭りのメインストリートです。ちょうちんでライトアップした山車が多数巡行しています。観光客が集まって、渋滞が発生しています。

 

 このように山車が出会うと、曳っかわせと言って、山車の舞台を回転させて向かい合わせになり、乗っているお囃子が曲を奏であいます。調子が乱された方が負けになります。

 

 山車の最上部には人形が鎮座します。これは徳川家光さん。照明の関係ですが、顔が怖くなっています。

 

 電線が地下化されている場所では、このように人形まで出した最大展開の山車が巡行します。こうして見ると、街灯の明るさが少々うるさく感じます。

 

 見方によっては後光がさしているようにも見えます。しかし、もう少し減光できたらいいのにと思います。

 

 山車にはお囃子と舞子が乗っています。お囃子も山車毎(町会毎)に曲やテンポに違いがあります。一番街にある「川越祭会館」では音源を聞き比べる事が出来ます

 

 すべて町会の山車が毎年出るわけではなく、隔年交代で出ます。山車の巡行をしない町会は、こうして舞台を組んでお囃子だけ披露します。このお囃子は新宿(あらじゅく)町です。新宿の山車は小さくて、川越祭りの巡行には参加しませんが、お囃子はこうして特設舞台で披露しています。

 

 コロナの前後で祭りが大きく変化したのは、祭り区域の路上に出る露店の数だと思います。かつては道路の両側にびっしりと屋台が並んでいました。当然道幅が狭くなり、全く人が流れないような大渋滞が発生していました。コロナ後は道の片側だけとか、狭い道では露店そのものが無くなったりして通路の幅が確保されています。屋台の多く(ほとんどか?)は、いわゆるテキ屋さんでした。ここまで店数が減るとテキ屋んも生計たてるの大変でしょう。

 

 お面屋さんです。この露店のお面は全部狐です。この顔の上半分だけの狐の面は、だいぶ前の川越祭りで、観光施設蔵里(くらり)の斜め前にある和紙屋さんが限定数200くらいで販売したのが始まりでした。口が出ているので、面を被ったままでも祭り屋台の食べ歩きが出来るのが受けて、数年で大増殖しました。形状なりを商標登録しておけば儲かったろうと思います。いや、祭りで金の話をするのは野暮でした。

 

 もう1軒、当たり前のお面屋さんです。最近のアニメキャラクターなどに交じってウルトラマンタロウと仮面ライダーV3が居ます。このキャラクター選定はどういった基準でやっているんだろう?

 

 夜は物凄い人出でした。もっと見て回りたかったですが人が流れないので諦めて帰りました。祭の雰囲気を満喫したいなら、混雑を覚悟して夜見に行くのがいいでしょう。僕のように混雑が苦手なら、昼の内に出掛けるのがいいと思います。


川越祭り2024に行って来ました その2

2024-10-23 07:48:09 | その他

 19日午後の続きです。祭の華はやはり山車の巡航でしょう。観光に向いた映える写真は多くの観光客が撮ってネット上にアップしているでしょうから、少し視点を変えた写真を紹介します。

 

 午後になると各町会で出している山車が巡行し始めます。山車は基本的には祭衣装に着飾った子供が曳きます。祭の日取りが休日に変わった理由を観光客対応の為と紹介しましたが、子供が山車を曳くのも理由の一つになっています。こうして日中から巡行するのに、学校がある平日だと子供が参加できません。小さな子供達に重い荷物を挽かせる・・・聖帝サウザーか・・。

 

 山車の一行は100m近くに及ぶ長い列になります。曳く子供たちだけでなくいろいろな役職の大人もまじっています。

 

 

 警備員だけではなく、警察官も動員されています。休日なのに大変ご苦労様です。動画撮影に熱中と言うか、集中している観光客も多いので、安全を確保するのは大変だろうと思います。

 

 車両進入禁止になっている区域は、つまり歩行者天国状態なので信号は消灯されています。また、山車の通行の障害になるので、車道側に突き出した信号は90度折りたたまれています。電線の地中化と併せて可動する信号機も川越祭に対応した処置です。

 

 ここは見ての通り道幅が大変狭い区域です。元々道幅はどこもこれくらいでしたが、区画整理で道幅も歩道も広げた場所が増えています。ここは本川越駅から蔵造りの町並みで有名な一番街に至る一本道の中ほどで、古くからの商店が道の両側にひしめいています。歩道も狭いので、こうして山車が通ると全く人の動きが滞ってしまいます。山車が出会った際に行われる「曳っかわせ」では、山車が道をふさいで立ち止まりお囃子を奏であうので、けっこう長い時間全く動けない状態になります。

 

 前の写真の場所の反対側、本川越駅に向かう道路は区画整理が終わって幅が大変広くなっています。電線など地下化されて山車がフルに上がった状態で巡行しています。動画撮影をする観光客が多数いました。

 

 信号機だけでなく、道案内の表示も折りたたまれています。これほど余裕があっても、山車の周りは観光客で混雑します。

 

 この山車は4輪なので操舵する(ハンドルを切る)機能はありません。交差点などで大きく方向転換する場合はジャッキアップしてクルリと回転します。写真をよく見ると山車の下に人が潜り込んでいます。台車の中央(重心)に恐らくターンテーブルの様な構造があるのでしょう。そこに油圧ジャッキをあてて、山車全体を持ち上げ回転させます。

 油圧ジャッキが入っているのが分かりますか?車輪が少し浮いていて、山車の向きが90度回転しています。

 

 3輪の山車は多少操舵することもできるようですが、それでもかなり力ずくでゴリゴリ回転させます。これは道路に残った山車の車輪が擦った後です。

 

 ここにもありましたが、なんかあまり注目されていませんでした。

 

 乳房雲も出ていたし、雨が降り始めました。山車は大急ぎで詰所の山車庫に引き上げて、雨除けの防水処置をします。山車は高価だし、文化財でもあるし、雨は大敵です。

 

 その3に続く。


川越祭り2024に行って来ました その1

2024-10-22 07:06:13 | その他

 2024年10月19~20日は川越祭りでした。川越は観光都市でお祭りが多いですが、春祭り、夏の百万灯祭りに続いて行われる秋の川越祭りは、川越最大のお祭りです。お祭り自体は川越総鎮守である川越氷川神社の祭礼なので、昔は曜日に関係なく行われていました。それだと平日になる年もあって観光客が見に来られないと意見があり、現在は10月の第3週の土日に行われています。

19日午前中

 川越祭りは基本的に夜祭なので、午後遅くになってからにぎわい始めます。19日午前中に祭とは別の用事でクレアモールに出かけたので、祭りの準備状況が見られました。

 

 川越駅から商店街クレアモールに至る通路から見下ろした山車待機所です。普段は線路沿いの小公園ですが、単管パイプで小屋を仮組して山車と町会の待機所になっています。

 

 クレアモールは道幅があまり広くない商店街です。歩行者専用道ではないので、祭りの日でも朝の内はゴミ回収とか納品とかの車が出入りします。活気がある商店街ではありますが、やはり店の入れ替わりもあり、空き店舗となった場所が更地になっている所もあって、そんな空き地にキッチンカーが出ています。

 

 ちょっとした空き地には商店街の店舗がタープを張って出店を出しています。

 

 文房具店の店先にくじ引きの出店が準備中です。毎年ここでは文具が当たるくじ引きをやっています。

 

 まるひろ百貨店の店頭でも露店の準備中です。ここもおもちゃやぬいぐるみが当たるくじ引きが数店並んでいて、子供に大人気です。

 

 昼少し前、祭開始にはもう少し時間がありますが、参加している町会の山車が動き始めます。山車が動き回る道路では電線の地下化が進んでいますが、このような歩道橋はさすがに撤去出来ないので、3階建ての山車を少し下げて、引っかからない高さにして通ります。

 

 観光客が集まり始めています。川越駅の到着する電車も通勤時間帯の様な満員でした。

 

 山車は3輪の物と4輪の物があり、4輪の物は操舵機能がありません。つまりハンドルが付いてません。そこで、進行方向を変える際は車輪にテコをあてて、力づくで向きを少しずつ変えます。これはどうやら道路上のマンホールの微妙な段差に車輪がはまり込んだようです。力自慢のおっさん達がテコを当てて救出作業中です。

 

 19日午後

 一度家に帰り、午後は歩いて祭りに出かけました。西川越から今成(月吉陸橋)を通過して祭の行われている地域に至ります。

 

 車両進入禁止エリアにつきました。この先は歩行者天国になります。祭開始時間(規制時間)になったら警備員が配置されます。

 

 規制線から最初に店先に出店を出している居酒屋「おかんとこ」が見えてきました。毎年この前を通りますが、まずここでモツ煮を食べるのが恒例になっています。つまり1年で1回しか顔を出さない店です。

 

 このビリケンさんが、おかんとこの開店中は店先に出ています。みんなが足の裏に触るので、はげています。

 

 今年もモツ煮を食べようと思ったら、牛筋の煮込みがあったので、思わず牛筋にしてしまいました。塩味の汁で500円でした。

 

 牛筋を食べている時に空を見上げたら、この不穏な雲が出ていました。

 

 乳房雲です。こいつは、この上空に積乱雲が発達している兆候であり、「見たら逃げろ」と言われている危険な雲です。天気予報でもこのあとは夕方から雨降りになっていましたので、夜の祭り本番に向けて不安事項ですね。

 

 コンビニも店頭にも出店が出ています。と言うかコンビニの店外飲食スペースです。フルランクフルトやおでん等が少し安く売られています。

 

 その2に続く。


にゃんこ先生のパン

2024-10-21 11:52:20 | グルメ

 気が付いたら10月に入っていて、月末31日はハロウィンですね。最近日本では宗教とは関係なく、変な格好でバカ騒ぎ出来る(あるいはしていい)イベントとして定着したようです。

 さてこの時期になると家の近くにある大型スーパー内のベーカリーで、ハロウィンにちなんだパンを売ります。黒猫パンも店頭に並びます。店内で焼いているのですが、好き者がいるようで、少し違った猫パンを焼きます。それがたまに1個だけ店頭に出ている時があります。

 

 それがこいつ、今日(10/21)見掛けたので、早速買いました。黒にゃんこ先生です。税込み162円でした。黒いので正確には「にゃんこ先生」ではなく「リオウ様」と呼ぶのが正解でしょうか。

 黒いにゃんこと言えばもう1種類、ごくたまにルナが並んでいることもあります。


木崎湖秋キャンプ2024 その4 最終回

2024-10-18 07:09:20 | 旅行

 木崎湖キャンプ場は、木崎湖に面した平坦地にあるキャンプ場で、湖に突き出した桟橋が2本あります。敷地はテントを張るフリーサイトエリアとバンガローエリアに分かれていてます。近年人気が高い「高規格」なキャンプ場ではありません。近年各施設の老朽化も目立ってきたように感じます。

 その反面、バレルサウナとかイベントスペースとかが奥の方に新設され、またサップボードのスクールが営業するなど、新しい観光客の誘致にも熱心です。キャンプブームもあり、おしゃれなキャンプ道具をそろえたキャンパーが増えたと感じます。

 

 キャンプ2日目(13日)の朝起きたら、湖面が霧に包まれていました。幻想的な景色です。

 

 桟橋の先に湖面から立ち上る霧が見えます。

 

 白馬方向の山にも霧(雲)が掛かっています。

 キャンプ場の奥、隣接する神社に近い方に、バレルサウナが出来ています。水風呂は前に広がる木崎湖です。

 

 駐車場の方に何やらゲートが建てられて、飾られた通路がありました。

 

 その先にはステージのような物があります。写真右手の小屋ではドリンクやスナックを売っています。(朝早いのでまだ開いていませんが)

 

 こんな飾り付けもありました。羽衣みたいですね。湖面の霧もあって幻想的な景色です。

この施設で昨日(12日)の午後、ウエディングパーティーが開かれていました。湖畔でのガーデンパーティーで、ケータリングが入っていました。そんな使い方もあるのか・・お洒落になったものだ。

 

 このように霧が出ていたのは12日の朝方の陽が高くなるまででした。その他は晴天に恵まれた3日間でした。早起きしているキャンプ客もいて、スマホで動画撮影などしていました。

 

 湖から見える小熊山。山頂付近のはげたところ(写真中央上部)はパラグライダーの発進場です。あそこまで上がれば木崎湖全体を見下ろすことが出来ます。でも、そこまで至る林道が一カ所崩れていて、小型車でやっと通れるくらいになっていたとの情報があり、今回は行きませんでした。

 

 このようにキャンプは2泊するのが(出来れば3泊だって4泊だってしたいけど)お薦めです。何もしない丸々1日があるのは大変贅沢です。心も身体もリフレッシュできました。

 

 おまけ。

 今回は雨に降られなかったので装備が濡れませんでしたが、それでも仕舞い込む前には乾燥手入れが必須です。帰ってから荷物を降ろしました。食器などは別になっているので、これでも全部じゃありません。片付けも楽しめない人はキャンプに向きませんね。

 最近は冬も通年営業するするキャンプ場もありますが、木崎湖キャンプ場は11月初旬でシーズンオフ(閉鎖)になります。次の来訪は春の営業再開の頃かな。