田切通信

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コミックの風景3

2005-11-17 19:31:09 | あ~るコミック
 3巻の頭で、生徒会に最後の決戦を仕掛ける鳥坂が、両手に持っていた2丁の拳銃。これはMGCのベレッタM93Rの恐らく初期型。極めて初期に出たガス式拳銃で、セミオート(発射1発ごとに引き金を引く)とはいえ、コッキングせずに連発できる点と、三十発程度のBB弾を装てんできるのが売りだった。ガスはもちろんフロンガス。最近のガスガンのように、実際の拳銃のようなブローバックアクション(発射するたびにスライドが前後する)はしない、至ってシンプルな構造だ。シンプル故に故障が少なく信頼性が高い。特に第一次規制前の初期型は、規制後のものより20%も出力が高く、無改造でも威力があった。しかも大型とはいえ拳銃なので、鳥坂のように片手に1丁ずつなんて芸当も簡単にできるだろう。カモフラージュしつつ、まりいに忍び寄るには、ベストチョイスであろう。
 この銃は大変なヒット作で、規制でパワーダウンした後も、売れに売れた。当然売れ筋のものにはカスタムパーツも多数出て、ドライバー一つで簡単に部品を交換し、そこそこパワーを上げられた。

 えー、なんかパワーアップの話題ばかり出てるけど、なにもパワーアップを奨励しているのではなく、自主規制意識の低かった(あるいは無かった)時代の思い出話をしているだけなので、「あー、そんな事もあったのか」と思って頂きたい。どうしたらパワーアップできるのか?なんて質問には一切答えないので悪しからず。

 この93Rは最近東京マルイから、電動式の連発銃として製品化されてますね。電動なのでパワーも規制値通り、ブローバックアクションはしないけど、ガス式と違ってこの寒い時期でも安定したパワーを発揮し、なかなか遊べます。