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交流

諦めたらそこで試合終了ですよ

2009-02-01 23:55:00 | 徒然なるままに
1月24日(土)

 今日は、勤務校が所属する地区でのバスケットボール部の大きな大会があった。今年は我が校も会場校のひとつということで、せっかくだからと朝から応援に行った。
 9:00からの第一試合。相手校は初めて対戦する学校で、途中までは接戦だった。第4クウォーターは応援する側としても、「ナイスシュー!!」を連呼できるくらいぐんぐん引き離し、初戦突破!
 ちょうど隣のコートでは、前任校も試合をしており、両方の応援に忙しかったが、こちらは初戦で惜敗してしまった。
 試合中、何度も生徒たちと目が合い、「がんばれ!!最後まで諦めるな!!!」とエールを送ると、こぶしを胸元に、頷いて応えてくれていた。
 試合終了後、前任校の男子が別の会場校で第3試合に出ると聞き、我校の次の試合が第4試合だったので、すぐに応援に駆けつけた。
 会場に着くなり、私を見つけた教え子がビックリしていた。なぜなら、我校には男子バスケット部がなかったから。
「応援に来たぞ!」と声をかけると「おう!」と応えてくれた。
 初戦は大活躍で、面白いようにパスもシュートも決まった。
 私は、隣に保護者がいるにもかまわず、生徒の名前を呼び捨てで叫びまくり,体育館中に響き渡るような大きな声で応援した。
 試合が終るなり、我校にとって返したが、第1クウォーターは負けていた。そのままじわじわと点を離され、第3クウォーターでは、午前中の試合の疲れもあってか、動きが鈍くなり、シュートも決まらなくなってきた。相手校はこれが初戦と言うことで体力の差は歴然。声を限りに応援したが、点差は開く一方で、ついに3回戦にコマを進めることはできなかった。
 試合終了後、今度は前任校の男子の応援にとって返した。
 こちらも第1クウォーターから点を引き離されていた。相手校はシード校で、この試合が初戦。こちらも午前中の試合の疲れが取れないのか、午前中のような動きの良さはない。
 何度もチャンスがありながら、肝心のところでシュートが決まらないと言う惜しい試合だった。
 でも、最後まで諦めずに打ったシュートは試合終了直前に決まり、意地を見せてくれた。
 試合終了後、挨拶に来てくれたメンバーを拍手で迎え、「みんな、かっこよかったよ!次は総体、がんばれよ!」とエールを送って別れた。

 前任校の、それも顧問でもなかった部活動の試合をわざわざ応援に行くなんて、周りはどう見ているか知らないが、たとえ1年間しか教えていなくても、教え子は教え子。その上、娘もバスケをやっているし、私自身、バスケの試合を見るのが好き。まして、教え子の成長振りが見られて、私の応援に全力で応えてくれる試合を見る醍醐味は、まさに教師冥利に尽きる。

 私の教え子たちには、試合の時でも、試験のときでも必ずかけることばがある。
「諦めたら、そこでなんだっけ?」
「試合終了です」
「そう!最後まで諦めずに、勝ちに行けよ!!1点取られたら、1点取り返せ!!!」
特にバスケ部とは『スラムダンク』と言う共通『バイブル』があるから、この『諦めたらそこで試合終了ですよ』と言うセリフは、誰がどんなシュチュエーションで誰に言ったセリフか分かるだけに、どんな大きな声での応援より、威力のあるエールになるらしい。
 前任校のバスケ部主将が、私の離任式に「どんなときでも、先生が教えてくれた『諦めたらそこで試合終了』と言う言葉を励みにして、最後まで頑張ることができました。ありがとうございます」と言うメッセージを贈ってくれた。
 ぜひ、夏の総体では自分で納得のいく試合をして有終の美を飾ってほしい。

3年生としての後輩の作品鑑賞

2009-02-01 01:08:00 | 徒然なるままに
1月23日(金)

今日の3年生の選択秘術では、当初先週の続きの『15歳の自画像』に取り組ませる予定だったが、前の時間のクラスのゾートロープ鑑賞用に並べたゾートロープを片付けられないでいるうちに、生徒たちが早めに入室して来た。
ゾートロープは毎回片付けていたので、今回初めて見るものめずらしさからか、チャイムが鳴っても次々見たがり、きりがない。そのうち「私たちもこれやりたい!」
と言い出した。
 そりゃ、時間があれば教えてあげたい、やらせてあげたいのは山々だけど・・・。
 そんなわけで、今日の選択美術は、下級生たちの作品鑑賞の時間にしてしまった。
 前半は2年生のゾートロープの鑑賞。簡単な原理と作り方、鑑賞のポイントを教え、思う存分ゾートロープを廻して鑑賞させた。
 後半は、1年生のお誕生月カレンダー。弟、妹がいる生徒もいて、結構熱心に鑑賞していた。デザイン手法については習っていたらしいが、それを作品にどう生かすかというところまではやったことがなかったようで、後輩たちの発想の面白さに感心していた。

ゾートロープにしても、手法を生かしたデザイン画にしても、1年間で全部の学年に取り組ませることは物理的に無理だ。しかし、作品を通じて、やり方や作り方を学ぶことはできる。興味と意欲があれば、参考作品を見ながらでも見よう見まねで制作することは可能だろう。

3年生の「水墨画」「篆刻」「BOXART」も同様だ。こちらは3年生にしか教えておらず、1,2年はやり方さえわからない。でも、先輩の作品を見てその仕上げ方は参考にもなり、憧れにもなっているようだ。
お互いに刺激し合い、良さをを認め合えるような鑑賞も、名画の鑑賞同様、鑑賞能力を向上させ、心を育てるのには必要だと思う。

選択美術の生徒たちは、それはそれは大切に、熱心に作品を鑑賞し、心温まる感想を後輩たちに向けて書いてくれた。ぜひ、それを授業に生かして、後輩たちに
還元してあげたいと思う。



今日は放課後、公立の特色化選抜試験出願用の書類整理に、かなり遅くまでかかった。
来週はいよいよ公立特色化選抜試験出願。
それまでには1,2年生で流行ってきたインフルエンザが下火になりますよう
に・・・。

お誕生月カレンダー

2009-02-01 00:25:00 | 徒然なるままに
更新しきれないままに2月に突入してしまった。後もう少し。頑張るぞ!

1月22日(木)

1年生のカレンダーがほぼ大体出揃った。まだ未提出者もいるけれど、とりあえず、教室中の壁に貼りだした。
・自分の誕生月にちなんだ季節感のあるデザインか、自分の好きなもの(部活動やキャラクター、食べ物など)を構成する。
・文字はレタリング
・習ったデザイン手法を3種類以上使用すること。
以上の条件で、2学期後半から取り掛かり、冬休みに仕上げて、年明けに手直し、鑑賞と言う段取りだ。
ほとんどの生徒が冬休みに仕上げては来たものの、台紙の色の選び方、貼り付け方で一苦労していた。
 でも、こうやって教室の壁を埋め尽くすほどの個性的なカレンダーが貼り巡らしてあると、なかなか壮観で、見ているだけで楽しい気持ちになる。
 同じ月のカレンダーでも、モチーフが同じだったとしても同じ柄はない。だからこそ、面白い。
 生徒たちも、他の生徒の作品が気になるのか、休み時間など、結構見入っている。2年生や3年生も、部活動の後輩たちの作品や、力作を熱心に見ている。

できれば、昨年同様、全員の作品を1枚にまとめたクラスカレンダーを作りたいのだが、未提出の生徒がいつ完成させてくるか、また、長欠の生徒の分はどうするのか、今回の場合は問題がありすぎて、実現しないかもしれない・・・。