11月18日(水)
今日は、2年生はいよいよアニメーションに入り、導入として、「ソーマトロープ」を制作した。
紐のついた厚紙に裏表に別の絵を描き、ブンブンゴマの要領で高速に回転させると、表裏一体の絵が見えるという仕掛けだ*(驚き)*
この『残像現象』こそがアニメーションの原理なのだ。
作る時、気をつけなければならないのが絵を描く位置。表に対して、裏の絵は『逆さま』に描かなくてはならない。
なかなか表裏一体の絵のアイディアが浮かばず、中には『表裏一体』が理解できず、裏も表も前々関係ない絵を描いていたり、表面に完成した絵を描いてしまって、裏面に何を描けば良いのか分からない生徒もいた。
みんなが四苦八苦している中、一人ニコニコとブンブン回している生徒がいた。
彼はいつも『う●こ』を描くのだが(家庭科のパッチワークもこの絵を描いたそうだ)、今回はだるま落としのように、中抜けの『う●こ』を描いた。具体的に言うと3段重ねにとぐろを巻いた真ん中が抜けている絵の裏側に、真ん中だけが描いてあって、高速で回転させると、おなじみの絵になるというものだ。
原理は理解はしているし、きれいに表裏一体の絵になっているので、今回は『OK!』を出してあげたら、大喜びしていた。
次回は『ゾートロープ』に挑戦する。
ゾートロープとは、12コマの連続したエンドレスの絵を描き、高速に回転させた円筒の内側に貼り、スリットから覗いて見ると、絵が動いているように見えるのだ*(キョロ)*。
『アニメーション』の『アニマ』とはラテン語の『命』の意味。
動かない絵や対象物に『命』を吹き込み、まるで生きているように動かすことを『アニメーション』という。
自分の絵が動く*(びっくり1)*この感動をぜひ体験させてあげたい。
その上で、最後に1秒間24コマの絵が動くディズニーの『ファンタジア』を見たりすると、すごく細かい字で裏表びっしりの感想を書いてよこすようになる。
コンピューターや撮影機器が今のように発達していない、ましてや世界中が戦争している1930年代に、あんなに夢のある滑らかに動くアニメーションを1枚1枚手書きで制作したことも、それを公開した年が1940年だということも、生徒達にとっては驚き以外の何物でもない。
当時の製作スタッフに渡せるものなら届けてあげたいくらい、感動的な内容の感想を書けるようになるのも、自分で自分の絵を動かす『生みの苦しみ』を経験したからこそだ。
3年生は『篆刻』に入った。
合言葉は『一生もののはんこを作ろう!』
条件は、『文字は篆書体で』だ。
「宇宙空間から唯一肉眼で確認できる人類が作った建造物を作らせ、文字を始めて統一した他人は誰*(はてな)*」
なんてクイズを交えながら、篆書体を基に文字をデザインさせた。
篆書字典で自分の文字を探しながら、文字の成り立ちや意味を知るのは新鮮なのだろう。宿題にしたら、図書館に行って調べている生徒もいるし、パソコンで検索してきた生徒もいた。
「『美』という字は『羊が大きい』と書いて、大きな太った羊をたくさん所有している人がお金持ちで素晴しい、みんなの憧れという意味から来ているんだよ。」
というと、名前に『美』の付く生徒は大喜び。
すると次々に「自分の名前の文字の意味を教えて!」と興味津々。
ついでに、ひらがなやカタカナのルーツの文字を教えると、みんなびっくりしていた。
ひらがなもカタカナも基は漢字からできているというのは、小学校4年生で、初めて国語辞典を使い始める時に習うことなんだけれど、今は教えていないのかなぁ・・・
あとは、その文字をフルネームで構成するか、名前の一文字をとって大きく彫るか・・・。
また、朱文(捺印した時文字が赤く出る)と白文(捺印した時文字が白く出る)のどちらにするのか・・・。
『一生もの』のはんこを作るのに意欲的な三年生。出来上がりが楽しみだ。
今回は私も久々にはんこ作りに挑戦することにした。
私自身のではなく、父の『蔵書印』を。
紐(ちゅう)(持ち手の彫刻)はどうしようかなあ・・・*(退屈)*。
今日は、2年生はいよいよアニメーションに入り、導入として、「ソーマトロープ」を制作した。
紐のついた厚紙に裏表に別の絵を描き、ブンブンゴマの要領で高速に回転させると、表裏一体の絵が見えるという仕掛けだ*(驚き)*
この『残像現象』こそがアニメーションの原理なのだ。
作る時、気をつけなければならないのが絵を描く位置。表に対して、裏の絵は『逆さま』に描かなくてはならない。
なかなか表裏一体の絵のアイディアが浮かばず、中には『表裏一体』が理解できず、裏も表も前々関係ない絵を描いていたり、表面に完成した絵を描いてしまって、裏面に何を描けば良いのか分からない生徒もいた。
みんなが四苦八苦している中、一人ニコニコとブンブン回している生徒がいた。
彼はいつも『う●こ』を描くのだが(家庭科のパッチワークもこの絵を描いたそうだ)、今回はだるま落としのように、中抜けの『う●こ』を描いた。具体的に言うと3段重ねにとぐろを巻いた真ん中が抜けている絵の裏側に、真ん中だけが描いてあって、高速で回転させると、おなじみの絵になるというものだ。
原理は理解はしているし、きれいに表裏一体の絵になっているので、今回は『OK!』を出してあげたら、大喜びしていた。
次回は『ゾートロープ』に挑戦する。
ゾートロープとは、12コマの連続したエンドレスの絵を描き、高速に回転させた円筒の内側に貼り、スリットから覗いて見ると、絵が動いているように見えるのだ*(キョロ)*。
『アニメーション』の『アニマ』とはラテン語の『命』の意味。
動かない絵や対象物に『命』を吹き込み、まるで生きているように動かすことを『アニメーション』という。
自分の絵が動く*(びっくり1)*この感動をぜひ体験させてあげたい。
その上で、最後に1秒間24コマの絵が動くディズニーの『ファンタジア』を見たりすると、すごく細かい字で裏表びっしりの感想を書いてよこすようになる。
コンピューターや撮影機器が今のように発達していない、ましてや世界中が戦争している1930年代に、あんなに夢のある滑らかに動くアニメーションを1枚1枚手書きで制作したことも、それを公開した年が1940年だということも、生徒達にとっては驚き以外の何物でもない。
当時の製作スタッフに渡せるものなら届けてあげたいくらい、感動的な内容の感想を書けるようになるのも、自分で自分の絵を動かす『生みの苦しみ』を経験したからこそだ。
3年生は『篆刻』に入った。
合言葉は『一生もののはんこを作ろう!』
条件は、『文字は篆書体で』だ。
「宇宙空間から唯一肉眼で確認できる人類が作った建造物を作らせ、文字を始めて統一した他人は誰*(はてな)*」
なんてクイズを交えながら、篆書体を基に文字をデザインさせた。
篆書字典で自分の文字を探しながら、文字の成り立ちや意味を知るのは新鮮なのだろう。宿題にしたら、図書館に行って調べている生徒もいるし、パソコンで検索してきた生徒もいた。
「『美』という字は『羊が大きい』と書いて、大きな太った羊をたくさん所有している人がお金持ちで素晴しい、みんなの憧れという意味から来ているんだよ。」
というと、名前に『美』の付く生徒は大喜び。
すると次々に「自分の名前の文字の意味を教えて!」と興味津々。
ついでに、ひらがなやカタカナのルーツの文字を教えると、みんなびっくりしていた。
ひらがなもカタカナも基は漢字からできているというのは、小学校4年生で、初めて国語辞典を使い始める時に習うことなんだけれど、今は教えていないのかなぁ・・・
あとは、その文字をフルネームで構成するか、名前の一文字をとって大きく彫るか・・・。
また、朱文(捺印した時文字が赤く出る)と白文(捺印した時文字が白く出る)のどちらにするのか・・・。
『一生もの』のはんこを作るのに意欲的な三年生。出来上がりが楽しみだ。
今回は私も久々にはんこ作りに挑戦することにした。
私自身のではなく、父の『蔵書印』を。
紐(ちゅう)(持ち手の彫刻)はどうしようかなあ・・・*(退屈)*。
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