11月20日(木)
今日はとても興味深い話を聞いた。
同じ地域の同じ学校の生徒達でも、学年によってカラーがあり、教える側と教えられる側との相性がある。
それが、干支や九星気学の視点で見ると、分かりやすいと言うのだ。
もちろん、個人的には個々の性格や生育暦、家庭環境などでまた違っては来るだろうが、大まかな見方として。
今の中学1年生は、『四緑木星』で『木』だから、ピンピンいろんなところから枝葉が伸びてくるので、時々ちゃんと剪定してあげないと、根っこが弱るのだと言う。しっかりした幹が出来て、上へ上へと伸び続ける若木達とどう向き合っていくのか。方向性を示してあげたり、間違った方向に伸びてきたらばっさりと切ったり、傷口からばい菌が入らないように、害虫や病気に負けないように、ある程度の『管理』は必要だと言うことだ。
2年生は『五黄土星』で『土』。バランスを見る学年なのだそうだ。
14歳の思春期反抗期真っ只中、いろいろ悩みも多いお年頃。
家でも母子バトルを繰り広げ、部活ではレギュラー争いに気力体力を使い果たし、受験なんて遠い先のことは意識外で、未提出や赤点があっても屁とも思わないふてぶてしさ。
教師にはたてつき、生意気な口を利くくせに、同級生達には繊細なまでに気を使い、人目を人一倍気にする。
みんなに合わすか、他を切り捨てて自分の優位を守り抜くか、常に微妙なバランス感覚を保って、疲弊している感じ。
本当は『正しいものは正しい』『おかしいものはおかしい』と言いたいのに、自分にまだ自信が無いので、言いたいことも言えず心の中に何かマグマをくすぶらせている感じを受ける。
でも、今回、CDジャケットをデザインさせて、とにかく全員完成を目指して居残りまでさせて一人ひとりと向き合ってみると、彼らはとても雄弁なのが分かってきた。
自分なりのイメージを誰のまねでもなく、表現したがっている。そこに一緒に入り込んで背中を押してあげたり、突破口を探してあげると驚くほどの感性と根性を見せてくれる。
どうしてその歌がすきなのか、どのフレーズやメロディーをどんな風に表現したいのか、一歩も譲らないこだわりまで見せてくれるし、私のだめ出しに、何度でも書き直して納得いく作品を仕上げようと努力する姿は感動ものだ。
「今まで、美術の作品なんて最後まで仕上げたことが無かった。いっつも時間切れで・・・」
と言っていた生徒が、ちゃんと仕上げて提出をして帰るときの「ありがとうございました!」はとても爽やかだった。
また、いい加減な仕上げをして、一晩で家でやり直しになった女子生徒が、朝一番でやり直してきたときには思わず抱きしめてしまった。
周りを気にしながら、いろんなことを我慢して、自分を思い切り出せない、自己肯定感を持てないでいる2年生たち。
次のアニメではじけようぜ!
3年生は『六白金星』で『金』。プライドの高い学年なのだそうだ。
個人個人が強すぎ、まとまりが無いように見えながら、泣きながらでも諦めない強さがあり、根拠の無い自信もある。
誰よりも早く、良い作品を作って認めてほしいと頑張る生徒も多いし、どうすれば成績が上がるかを常に意識している生徒もいる。
出来ないことを指摘するよりも、出来ている生徒を褒める方が効果的な気がする学年だ。
自分にもやれば出来る。努力すれば結果となって現れ、認めてもらえる。
だから、いい加減な取り組みや姿勢をバッチリ怒った後、出来たら褒めるとすごく伸びる生徒が多い。
その代わり、みんなの前で見せしめのように怒るのは逆効果。
後で個人的に、
「次回、リベンジ期待しているから」
と言ってあげたほうが素直に聞いてくれる。
生徒によっては、みんなの前で褒めるより、通りすがりに、
「この間の、良かったよ。やったじゃん!]
と言ってあげたほうがうれしい子もいるようだ。
プライドが高いだけに傷つきやすく、自信は無いけれど、誰よりも認めてもらいたい、そんな自分と向き合うのは正直苦しい。でも、努力が認められれば更に上を目指すことが出来る生徒達だ。いかにやる気を引き出し、持続させ、更なる意欲を呼び起こせられるか、教師の腕の見せ所だ。
まさに、生徒は、教師のスキルアップのために縁があって回り逢わせられた『問題集』だと思う。
それは、生徒にとってもそうなのだ。
大変な子を受け持つのも、問題のある学級を担当するのも、やる気の無い学年に美術を教えるのも、私が『一人前』の教師になるために回り逢わされた必然的な出逢いなのだろう。
『一期一会』
この学校のでの任期も後4ヶ月あまり。
今日教えてもらった九星気学の視点を参考に、後期の授業の展開を見直してみよう。
その人は
「どうしてもうまが合わない時は、自分とその学年との『相性』を見ると良いよ。同じ学年でも、去年の子達と今年の子達とでは全く気質が違うんだから。同じ課題をやられても、同じやり方は通じないときがあるから。」
と教えてくれた。
なんだか、明日、生徒たちに会うのがすごく楽しみになってきた。
今日はとても興味深い話を聞いた。
同じ地域の同じ学校の生徒達でも、学年によってカラーがあり、教える側と教えられる側との相性がある。
それが、干支や九星気学の視点で見ると、分かりやすいと言うのだ。
もちろん、個人的には個々の性格や生育暦、家庭環境などでまた違っては来るだろうが、大まかな見方として。
今の中学1年生は、『四緑木星』で『木』だから、ピンピンいろんなところから枝葉が伸びてくるので、時々ちゃんと剪定してあげないと、根っこが弱るのだと言う。しっかりした幹が出来て、上へ上へと伸び続ける若木達とどう向き合っていくのか。方向性を示してあげたり、間違った方向に伸びてきたらばっさりと切ったり、傷口からばい菌が入らないように、害虫や病気に負けないように、ある程度の『管理』は必要だと言うことだ。
2年生は『五黄土星』で『土』。バランスを見る学年なのだそうだ。
14歳の思春期反抗期真っ只中、いろいろ悩みも多いお年頃。
家でも母子バトルを繰り広げ、部活ではレギュラー争いに気力体力を使い果たし、受験なんて遠い先のことは意識外で、未提出や赤点があっても屁とも思わないふてぶてしさ。
教師にはたてつき、生意気な口を利くくせに、同級生達には繊細なまでに気を使い、人目を人一倍気にする。
みんなに合わすか、他を切り捨てて自分の優位を守り抜くか、常に微妙なバランス感覚を保って、疲弊している感じ。
本当は『正しいものは正しい』『おかしいものはおかしい』と言いたいのに、自分にまだ自信が無いので、言いたいことも言えず心の中に何かマグマをくすぶらせている感じを受ける。
でも、今回、CDジャケットをデザインさせて、とにかく全員完成を目指して居残りまでさせて一人ひとりと向き合ってみると、彼らはとても雄弁なのが分かってきた。
自分なりのイメージを誰のまねでもなく、表現したがっている。そこに一緒に入り込んで背中を押してあげたり、突破口を探してあげると驚くほどの感性と根性を見せてくれる。
どうしてその歌がすきなのか、どのフレーズやメロディーをどんな風に表現したいのか、一歩も譲らないこだわりまで見せてくれるし、私のだめ出しに、何度でも書き直して納得いく作品を仕上げようと努力する姿は感動ものだ。
「今まで、美術の作品なんて最後まで仕上げたことが無かった。いっつも時間切れで・・・」
と言っていた生徒が、ちゃんと仕上げて提出をして帰るときの「ありがとうございました!」はとても爽やかだった。
また、いい加減な仕上げをして、一晩で家でやり直しになった女子生徒が、朝一番でやり直してきたときには思わず抱きしめてしまった。
周りを気にしながら、いろんなことを我慢して、自分を思い切り出せない、自己肯定感を持てないでいる2年生たち。
次のアニメではじけようぜ!
3年生は『六白金星』で『金』。プライドの高い学年なのだそうだ。
個人個人が強すぎ、まとまりが無いように見えながら、泣きながらでも諦めない強さがあり、根拠の無い自信もある。
誰よりも早く、良い作品を作って認めてほしいと頑張る生徒も多いし、どうすれば成績が上がるかを常に意識している生徒もいる。
出来ないことを指摘するよりも、出来ている生徒を褒める方が効果的な気がする学年だ。
自分にもやれば出来る。努力すれば結果となって現れ、認めてもらえる。
だから、いい加減な取り組みや姿勢をバッチリ怒った後、出来たら褒めるとすごく伸びる生徒が多い。
その代わり、みんなの前で見せしめのように怒るのは逆効果。
後で個人的に、
「次回、リベンジ期待しているから」
と言ってあげたほうが素直に聞いてくれる。
生徒によっては、みんなの前で褒めるより、通りすがりに、
「この間の、良かったよ。やったじゃん!]
と言ってあげたほうがうれしい子もいるようだ。
プライドが高いだけに傷つきやすく、自信は無いけれど、誰よりも認めてもらいたい、そんな自分と向き合うのは正直苦しい。でも、努力が認められれば更に上を目指すことが出来る生徒達だ。いかにやる気を引き出し、持続させ、更なる意欲を呼び起こせられるか、教師の腕の見せ所だ。
まさに、生徒は、教師のスキルアップのために縁があって回り逢わせられた『問題集』だと思う。
それは、生徒にとってもそうなのだ。
大変な子を受け持つのも、問題のある学級を担当するのも、やる気の無い学年に美術を教えるのも、私が『一人前』の教師になるために回り逢わされた必然的な出逢いなのだろう。
『一期一会』
この学校のでの任期も後4ヶ月あまり。
今日教えてもらった九星気学の視点を参考に、後期の授業の展開を見直してみよう。
その人は
「どうしてもうまが合わない時は、自分とその学年との『相性』を見ると良いよ。同じ学年でも、去年の子達と今年の子達とでは全く気質が違うんだから。同じ課題をやられても、同じやり方は通じないときがあるから。」
と教えてくれた。
なんだか、明日、生徒たちに会うのがすごく楽しみになってきた。
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