12月4日(木)
今、末娘は毎日「かけ算九九」の練習で泣きが入る。
12月に入ったとたん、1日(月)6の段、2日(火)7の段、3日(水)8の段、今日4日(木)は9の段と1の段というペースで宿題が出た。
2年生が本格的にかけ算の授業に入ったのは、11月20日から。
最初は2の段からゆっくり入っていたのだが、ここに来てのハイペースに親も子もパニックになっている。
早期教育や、塾などで、既に九九が終わっている子がクラスの半分以上いるみたいで、出遅れた末娘はやっとやっとでついてきたところに、このペース。
上の子達で苦労しなかった分、3番目で苦労しているのんびり母だ。
夕食の前に、宿題のプリント(文章問題)を、長女が見てやっていた。
彼女は、得意の絵を書きながら、とても分かりやすく、上手に教えていた。
末娘も、なんだかんだ言いながらも、最後までちゃんと問題を解いた。
夕食後は、「9の段」をやることになっていたが、6の段からのおさらいをやっているうちに
結局、9の段まで言えずに、寝かせた時には10時になっていた。
塾から帰ってきた息子が、いつになく、
「大変そうだね」
なんて声をかけてきてくれた。
「あなたの時は、どうやって九九を覚えたっけ」
息子は、2年生のとき学年1クラスしかなく、それも40人学級というクラスで、先生の「助手」を務めた算数博士。
もともと計算は好きで得意で、負けず嫌いのところがあって、早く覚えるのも一番、速く言えるのも一番だったそうだ。
その息子が、
「2年生なんて単純なんだから、楽しく覚えられるように上手くノセルことが大事だと思うよ。目立ちたがりだったり、負けず嫌いだったり、面白そうなことには飛びついてくる年頃なんだから、ゲーム感覚で速さを競わせたりして、とにかく、正確に早く「丸暗記」させる。俺は、覚えるまでは大変だったけど、覚えたら、とにかく誰よりも早口で言えるように練習したね。最後は先生に勝つのを目標に。
理屈は後でもいいのさ。割り算を習うまでに理解できていれば。
掛け算を覚える楽しさや、使えて解ける嬉しさ。2年生はそれが出来たらOKなんじゃない?」
息子はこうも指摘してくれた。
「小学生のうちは、塾に行ってる子行ってない子に関わらず、教師は、全ての子どもが、今日初めてその単元を学習すると言う前提で教えるべきだと思う。2年生ぐらいの時から、出来る子に合わせたペースで教えるのは間違っている。小学生のうちから塾に通っている子なんてたくさんはいないんだから。初めて習う子がついていけないようなペースや、やり方で教えていたら、どんどんその子たちは苦手になって、勉強嫌いになってしまう。出来る子達も飽きずに楽しめて、出来ない子達も頑張って覚えたくなるような面白い授業をやるべきだ。」
また、妹については、
「出来ないんじゃなくて、九九に興味がないんじゃないの?興味があれば、好きならどんどん覚える。嫌いなら嫌いで、興味はあるわけだから、持っていき方で好きになれることもある。マイナスにマイナスをたすともっとマイナスになるけど、マイナスにマイナスをかけるとプラスになるだろ?0に何をかけても、0は0のままなんだよ。出来ないなら出来ないで、悔しがらせる。友だちと競争させるとか。そうそう、掛け算は一人で覚えようとしても、面白くないんだよ。ゲーム感覚で、あの子には負けたくない!って感じで競わせるとか、グループで何とかして全員言えるようになって、優勝しようとか、競争相手や仲間がいてこそ楽しく覚えられると思うよ。」
1年前、口を開けば「ウゼエ」「ザケンナヨ」「イイジャン別に」しか喋らなかった息子だった。
2年前の12月8日には、「初氷」の中、家出して、学生服1枚で公園の土管で野宿したこともある。
今、受験を目前に、志望校県立1本を目指して頑張っている息子だ。
妹達のことでおたおたしている母を見かねて、労ってくれ、励ますだけでなく、こういうアドバイスをしてくれるまでに成長してくれて、思わず目頭が熱くなってしまった。
今、末娘は毎日「かけ算九九」の練習で泣きが入る。
12月に入ったとたん、1日(月)6の段、2日(火)7の段、3日(水)8の段、今日4日(木)は9の段と1の段というペースで宿題が出た。
2年生が本格的にかけ算の授業に入ったのは、11月20日から。
最初は2の段からゆっくり入っていたのだが、ここに来てのハイペースに親も子もパニックになっている。
早期教育や、塾などで、既に九九が終わっている子がクラスの半分以上いるみたいで、出遅れた末娘はやっとやっとでついてきたところに、このペース。
上の子達で苦労しなかった分、3番目で苦労しているのんびり母だ。
夕食の前に、宿題のプリント(文章問題)を、長女が見てやっていた。
彼女は、得意の絵を書きながら、とても分かりやすく、上手に教えていた。
末娘も、なんだかんだ言いながらも、最後までちゃんと問題を解いた。
夕食後は、「9の段」をやることになっていたが、6の段からのおさらいをやっているうちに
結局、9の段まで言えずに、寝かせた時には10時になっていた。
塾から帰ってきた息子が、いつになく、
「大変そうだね」
なんて声をかけてきてくれた。
「あなたの時は、どうやって九九を覚えたっけ」
息子は、2年生のとき学年1クラスしかなく、それも40人学級というクラスで、先生の「助手」を務めた算数博士。
もともと計算は好きで得意で、負けず嫌いのところがあって、早く覚えるのも一番、速く言えるのも一番だったそうだ。
その息子が、
「2年生なんて単純なんだから、楽しく覚えられるように上手くノセルことが大事だと思うよ。目立ちたがりだったり、負けず嫌いだったり、面白そうなことには飛びついてくる年頃なんだから、ゲーム感覚で速さを競わせたりして、とにかく、正確に早く「丸暗記」させる。俺は、覚えるまでは大変だったけど、覚えたら、とにかく誰よりも早口で言えるように練習したね。最後は先生に勝つのを目標に。
理屈は後でもいいのさ。割り算を習うまでに理解できていれば。
掛け算を覚える楽しさや、使えて解ける嬉しさ。2年生はそれが出来たらOKなんじゃない?」
息子はこうも指摘してくれた。
「小学生のうちは、塾に行ってる子行ってない子に関わらず、教師は、全ての子どもが、今日初めてその単元を学習すると言う前提で教えるべきだと思う。2年生ぐらいの時から、出来る子に合わせたペースで教えるのは間違っている。小学生のうちから塾に通っている子なんてたくさんはいないんだから。初めて習う子がついていけないようなペースや、やり方で教えていたら、どんどんその子たちは苦手になって、勉強嫌いになってしまう。出来る子達も飽きずに楽しめて、出来ない子達も頑張って覚えたくなるような面白い授業をやるべきだ。」
また、妹については、
「出来ないんじゃなくて、九九に興味がないんじゃないの?興味があれば、好きならどんどん覚える。嫌いなら嫌いで、興味はあるわけだから、持っていき方で好きになれることもある。マイナスにマイナスをたすともっとマイナスになるけど、マイナスにマイナスをかけるとプラスになるだろ?0に何をかけても、0は0のままなんだよ。出来ないなら出来ないで、悔しがらせる。友だちと競争させるとか。そうそう、掛け算は一人で覚えようとしても、面白くないんだよ。ゲーム感覚で、あの子には負けたくない!って感じで競わせるとか、グループで何とかして全員言えるようになって、優勝しようとか、競争相手や仲間がいてこそ楽しく覚えられると思うよ。」
1年前、口を開けば「ウゼエ」「ザケンナヨ」「イイジャン別に」しか喋らなかった息子だった。
2年前の12月8日には、「初氷」の中、家出して、学生服1枚で公園の土管で野宿したこともある。
今、受験を目前に、志望校県立1本を目指して頑張っている息子だ。
妹達のことでおたおたしている母を見かねて、労ってくれ、励ますだけでなく、こういうアドバイスをしてくれるまでに成長してくれて、思わず目頭が熱くなってしまった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます