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「あきらめたらそこで試合終了ですよ」

2010-07-05 06:19:00 | 徒然なるままに
7月4日(日)

いよいよ1週間後に迫った試験。
準備は万全かというと、まったくその逆である。
とにかく忙しい。
学期末なので、成績関係の仕事をはじめ、行事が目白押し。
先週は、土器作りの終わっていない生徒たちを居残りさせて仕上げさせたのだが、1日目のクラスのときは、ご飯を食べてお風呂に入ったら気を失っていた(眠ってしまった)。
2日目は、食べたら気を失った。
3日目は食べる前に気を失った。
4日目は、家だと気が緩んで寝てしまうので、家族を連れてガストで食事をし、ドリンクバーでコーヒー*(コーヒー)*を4種類も飲みながら、隣のテ-ブルで土器作りの自己評価カードの採点をしていた。おかげで大分はかどった。
5日目はみんなの土器を採点し、よくできた作品を昇降口のガラスケースに展示するため、4階の美術室から6回ぐらい往復して作品を運んだ。その夜は・・・・。

翌日は、授業参観とお神輿集会があった。土曜日で、部活動の試合で居ない先生方が多く、私は準備や何やらで朝7時に出勤してから5分と同じ所には居ないような感じで校内中を走り回っていた。万歩計をつけていたら、1日で2万歩以上はいっていただろう。
昼はお神輿集会主催の自治会の方々の給食の給仕とお茶出しをし、昼休みは栄養士さんや養護の先生に手伝ってもらいながら、授業参観の受け付けをした。

今回、数学のTTをやっていて良かった~と思うのは、いらっしゃった保護者のお子さんのすべての生徒について自分自身で把握できていることだ。
いつも今ぐらいの時期は、3学年を週に1時間ずつしか教えていないと、なかなか名前と顔を覚えきれないでいる頃だ。
でも、今年は1年生の数学のTTで、毎日のように教室に行き、さらに、机間巡視しながら、躓いている生徒を教えたりしているので、普段目立たない生徒のことも、毎日その生徒の机まで行って分からないところを教えているので、すっかり名前も顔も、その子の性格までも把握できているのだ。
だから、保護者が名簿に○をつける時に、
「ああ、○○さんのお母様ですね。○○さんは、ノートはきれいに整理できていて、お掃除も丁寧で、大人しいけれど、しっかりしてらっしゃいますよね。」とか、
「△△くんのお父さんですか?△△くんはサッカーもがんばっていますが、土器作りでもワールドカップのトロフィーをモチーフにして、いい作品を作ってくれました。こちらのケースに展示してあるので、是非ご覧になってあげてください。」
「◇◇君は、空想科学小説の何巻に何のエピソードが載っているのか、そのデーターまで全部覚えていて、給食を一緒に食べる時にはいろんな話をしてくれますよ。授業中に後ろを向いていたので注意しに行ったら、後ろの生徒に、わかりやすく問題の解き方を教えてくれていました。お掃除もペアの生徒と一生懸命頑張ってくれていますよ」
なんて話ができた。
混んでいるときはそこまでの話はできない人もいたが、親としては自分の子どもの学校での様子や、友達とうまく行っているかなどは一番気になるところだと思う。

お神輿集会では、せっかく自治会(ほとんどはご高齢の方々)の方がお手本にお神輿を担いでみせて下さり、「わっしょい」「わっしょい」と掛け声をあげているのに、生徒たちは大人しく見ているだけ。
私が一人で「わっしょい」「わっしょい」と大きな声で応えていると、恥ずかしそうな、不思議そうな顔をして見ていた。
「ほら、おじいさんたちが頑張って下さっているんだから、応援してあげようよ!3年生!最後の神輿集会でしょう?盛り上げなよ!」
と檄を飛ばすのだが、なんだかノリが悪い。ひょっとこやおかめの面をつけて踊るに至っては恥ずかしがってばかりいる。
「踊る阿呆に、見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損そん!って言うんだよ!お面かぶってりゃだれだか分んないから、やろうやろう!」
「先生、何でそんなに踊りが上手なの?」
「私を誰だと思っているの~!」

集会の間中、次回の学年便り用の写真を撮るために走り回り、最後は、クラスごとの次に先生方もお神輿を担ぎ(これが重い!!)、全身汗とほこりまみれで、声もすっかり枯れてしまった。


つくづく、自分はのめり込む性格なのだと反省した。いや、諦めた。
いつも言われるのが、
「あなたは80パーセントで抑える努力しなさい。余力を残すようにしないと。100%以上出し切るくらい頑張っていると、体が持たないよ」
「優先順位を考えて。本番に力尽きていては何にもならない」
そのとおり!
今週はとにかく、日曜日の試験にベストコンディションで臨めるよう、体調管理だけはしっかりしなくては。
その後の同窓会で、すっかり疲れ果てたボロボロの状態で出席するのだけは避けたいものだ。せっかく白髪染めして10歳若返った(?)のに、眼の下まで黒いくま作ってどうする!

とにかく最大の敵は『睡魔』。それに打ち勝つのには気力と睡眠だ。
当日は寝過して遅刻することのないよう、疲れすぎない程度に、仕事の方も段取り良くこなせるように頑張ろう!

生徒たちが試験に臨むときにかける言葉がある。
「壁は乗り越えられる人の前に現れる。きっと乗り越えられる」
「あきらめたらそこで試合終了ですよ。」

昨夜父に言われたのは、
「体調を崩すということは戦う前に自分に負けているということだ。100%の力を出せるようにベストコンディションで試験に臨めるようにしなさい。」

夏バテに負けないで、この1週間を乗り切ろう!


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