トヨタの商品には全く期待してないけど

　運転免許を取得してから20年少々。今でもトヨタの出してくる新車種には全く期待していません。まぁ、よくもここまでヒドいのを徹底的に出し続けてくるな、というのが正直なところ。ただし、日本の経済を引っ張っていってもらうという意味ではしっかりしてもらわないといけない、とは思ってます。

　これまでトヨタが新商品あるいはモデルチェンジと言って出してくる商品には、いつも少しながら期待してきました。ところが、

発売予告に期待をし
実車を見てさらに気分が盛り上がり
乗り込んでみて「あれ？」と思い
運転してみてがっかりする

　これを何度も何度もやられてきたので、試乗して「こんなヒドいクルマ誰が買うんだろう？」と思っても大して驚かない。つまりヒドいクルマがデフォルトなのがトヨタである、という結論になっています。これまでは。

　ところが、最新のシエンタを運転してみて「自分の思ったとおりに走る曲がる止まるができないのは相変わらずだけど、ボディには手を入れ始めたのかな。」という感想を持ちました。円安だから少し良い方向に行っているのかどうかは知るすべもありませんが、悪いことではないですね。

　最近、私が購読している有料メルマガ「モータージャーナル」のサイトの中で、事務局の池田さんが「トヨタの自己否定と変革への本気度 「世界に通じるクルマ」へ」で紹介していたことがあります。

４６THINGS TNGAこれが未来の骨格だ

　これ、トヨタが出した長文「広告」なんですけど、長いので気合いを入れて46項目を一気にざっくり読んでみました。クルマの基本性能である「ボディ、エンジン、変速機」に加え、運転の楽しさや疲労が少ないクルマ作りを目指すことなど多岐にわたっています。変速機、いわゆるトランスミッションに関することはチラッと35項目で触れられてました。「HV（ハイブリッド）だけでなくコンベンショナルな新エンジンや新トランスミッションの開発も進めている」とのことなので、通常のトルコンATやマニュアルトランスミッション、モーターやターボが着いてない普通のエンジン、なんかも入っているのでしょう。CVTなんぞ明日にでも辞めて、普通のATにしてほしいです。

　トヨタがこの４６項目すべてをやりきったら、VW並の剛性感溢れる軽量ボディや質感高い内装を備え、欧州フォード並の運転の楽しさをも備えたクルマ、いやそれ以上のものができあがってしまうことになります。散々私の期待を裏切ってきたトヨタのことですので、過度な期待はしませんが、やっぱりどうしても期待してしまいます。なので、４６項目を実現したら素直に謝りたいと思います（汗）

フィエスタDCT、不具合再発

　ご無沙汰してました。

　7月に初回の不具合が発生し、10月1日の人事異動前にも、そして異動後もDCTの不具合は発生しました。自走不能なほど重篤なものではなかったものの、通算3回の症状発生（いずれも初回と同じような症状です）でしたので、結果的に近日中にトランスミッション全載せ替えになりました。走行ログにはなにも残ってなかったし、メカニックさんの再現実験でも症状が出てこなかったこと等を総合的に勘案しての結論のようです。

　日本国内に1基だけ在庫があったDCT。それが自分の車に換装されることになるんですね。保証期間内なので持ち出しはゼロ円ですが、有料だったら120万円ほどになるそうです。

　とはいえ、ここまでやっても完治する保証は100%とは言えないわけで、ともかく様子をみていくしかなさそうです。