とみぞうのお気楽ブログ

クルマ、日本、北海道を愛する生粋の道産子50歳♂です。カバー画像は、PC版は増毛駅、スマホ版は733系電車の大谷ver.

スピード違反取り締まりはおかしい

2013-06-04 21:37:07 | クルマ
 今日のMSN産経ニュースで、こんな記事が出てました。
 ちなみに反日サヨク、反自民党の北海道新聞(今日の記事)では「古屋委員長が持論を展開」といった書き方をしてました。徹底してます、北海道新聞は。ちなみに先日の北海道新聞では、古い自民党が嫌いなくせに、BKDの野中、古賀、加藤の意見をなぜか掲載。「憲法改正に反対」だそうです。勝手にやってろ。

 ということで、MSN産経ニュースの記事を一部抜粋

 古屋圭司国家公安委員長は4日の記者会見で、交通違反の取り締まりについて「違反した側も納得できるようにする必要がある」とした上で、「歩行者が出てくる危険性がない道路で、制限速度を20キロオーバーしたことで取り締まりの対象になるのは疑問」という趣旨の発言をした。(2013.6.4 11:41)

 運転免許をお持ちの方なら、速度違反による取り締まりでキップを切られ、頭にきた経験は一度はあるのではないでしょうか。

 本来、法律に違反したら罪悪感を感じるのに、なぜ「頭にくる」のでしょう?

 速度制限が実態に全く合っておらず、誰もが知らず知らずに違反してしまうから、というのがひとつ。そして、法律というのは本来「法を犯さないため」にあるのであって、法を犯させてから捕まえるという、法の趣旨から外れたことをやっているからです。そりゃそうでしょう。殺人を例にとれば、まさに目の前で殺人をしようとしている人間をだまって見て、実際に殺してから「ハイ逮捕」なんてことをするはずがありません。未然に防ぐよう努力するのが警察の仕事なのに、物陰に隠れて法を犯させてから捕まえる。頭にくるなというのがムリな話です。しかも、事故が多くて困っている場所じゃなく、明らかに安全なところなのを狙い撃ちしているところもわんさかありますし。
 これほど一般市民から嫌われている警察の仕事はないんじゃないでしょうか。若い警察官なら罪悪感もあるでしょうが、ベテランの警察官なら「仕事だし、ノルマだし、ガードレール会社に天下るためだし」と達観めいた気持ちもあるのでしょう。警察官の皆さん、あなたたちは嫌われているんですよ。覚えておいてください。

 スピード違反をすると納入告知書と青キップが切られます。今お持ちの方がいらっしゃったら手元に用意してみてください。どっちだったか忘れましたが、「交通安全対策特別交付金勘定」と書かれているはずです。
 これは何かというと、事故の多い都道府県に交通安全のため、という理由で総務省から配布される国費です。これで交通標識やガードレールを作る会社に行き渡ることになります。当然警察OBがしっかり天下ってます。
 この「交通安全対策特別交付金勘定」(特別会計です)の原資は運転者から巻き上げる反則金ですが、平成25年度の予算要求の時点で既に計上されている、つまり「来年度はこれだけ違反者を捕まえまっせ!」と言ってるようなもんです。すごいですね、これが現場の警察官のノルマとなるわけです。可哀想に(棒)
 総務省のHPによると、平成25年度歳入概算見積額のうち、「交通反則者納金」が当初見積額71,781,543,000円(!)だったのに、概算見積額がゼロになってました。うーん、不自然でですねぇ。

 詳しくは総務省の平成25年度概算要求及び政策評価調書の、特別会計の歳入歳出の資料をご覧ください。

 最後にひとつ、交通事故の原因の第1位は「安全運転義務違反」であり、「スピード違反」ではありません。取り締まりで巻き上げたカネの発生原因の第1位は「スピード違反」。つまり、速度違反取り締まりはたいした効果がないことが明らかになっているわけです。


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