ni-tomoの日記

日々のモチベーションの源をダラダラとつづってます

読んじゃいけない

2006-06-04 22:17:04 | 読書の日

私的「電車の中で読んじゃいけない作家」第1位→浅田次郎氏なんですが、最近仕事がハードで心も疲れ気味・・・そんな時にはやっぱり読みたくなっちゃうんです。

今回は短編集の「鉄道員(ぽっぽや)」。タイトル作「鉄道員」は映画でもかなり話題になったし、原作ももちろん泣けるんだけど、この短編集は「鉄道員」以外にも泣ける作品がいっぱい!そして何度読み返しても同じところでジ~ンときます。

私がボロボロ泣いてしまうのは「ラブ・レター」と「角筈にて」。

「ラブ・レター」や「角筈にて」に出てくる人に悪い人はいない、っていうより「ホント良い人なんだよね」「ホントは悪い人じゃないんだよね」っていう優しくて素直な気持ちが溢れていて泣けてきてしまうんです。読んだことがある方なら、おわかりだと思いますが「ラブ・レター」の白蘭の手紙と最後のシーン、「角筈にて」の主人公と父親との会話は、今思い出すだけでも涙が・・・。もちろん、電車の中でも涙と鼻水が出てきてしまい挙動不審になってしまいました。

心も体も癒されたい時に浅田次郎氏の本は超オススメ。涙と一緒に体内の疲れと毒素が抜けていきますよ。