ni-tomoの日記

日々のモチベーションの源をダラダラとつづってます

ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?

2006-06-20 22:57:44 | 舞台観賞の日

渋谷Bunkamuraのシアターコクーンにて「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?」を観賞。

相撲の土俵のように周囲を囲まれたフラットな舞台が中央に配置。特別S席ということで、かなり見やすいのだろうと期待はしていたのだけど行ってビックリ、私の前を遮るものは何もなかった・・・。手の届く位置で段田安則さんが大竹しのぶさんの首を絞めてるし、稲垣吾郎さんは私の足元で転がっちゃうし、ともさかりえさんは目の前で踊っちゃってるし、興奮しっ放し。

全3幕、約3時間を2組の夫婦が絡み合い、罵り合いながら、パートナーに秘密を知られてしまったり、知ってしまったり、暴露してしまったり、人間の醜い部分や弱い部分がじわじわ出てきます。第1幕では夫婦のやり取りを笑って見てたのだけど、2幕・3幕と進むうちにお互いがつながっているから何かを共有できるのか、共有しているからつながっていられるのか、愛情表現も様々、確かめ方も様々・・・いろいろな思いが残る話でした。

大竹さんと段田さんの言葉の応酬は凄まじく、2人の演技を見てるというより夫婦喧嘩を覗き見している感覚でした。「さすが」のお二人です。舞台でキャリアを積んできたともさかりえちゃんも役にハマっていましたね。そしてゴローちゃん・・・カッコ良すぎ、あの席でゴローちゃんを見るのは私にとって自殺行為。開演前に化粧直しをしておいてヨカッタ(笑)。想像以上に体がたくましくてウットリ・・・3年ぶりの舞台出演ということだけど1年に一作ずつくらい出演してほしいな。ゴローちゃんは舞台映えしますから。