「 マスター、持って来たよ! 」 ヒゲの前に三冊の盆栽本が、ポンと。
お馴染みの陽に焼けた、県のマッちゃんです ( 周ちゃんの父ちゃん )。
「 あらー、有難う御座います! 」
盆栽初心者のヒゲの為に、持って来て下さったのです。
おまけは、いつもの “ アイスクリーム ” 、 女性軍が大喜びです。
「 ほんなら、冷酒ばもらおうか。 」
浪やんが、さっさと 『 黄色 』 の薩摩切子をお出しした時です。
「 浪江ちゃん! たいぎゃア、御無礼とは思うとバッテン、俺には “ 初代 ” の
切子ば出してもろうて良かろうか?! 」
皆んな知っているのだ。
“ 初代物 ” と二代・三代目の黄色切子とは、似て非なるものだと。
ボコボコと、二世 (偽せ?) 議員が誕生する風土や、オリジナルの複製に走る
時勢が恥ずかしい。
「 ホイッ 」 と、二口で空いた切子が、ヒゲに飛んでくる。
90ccは入る猪口なのに!?
ヒゲも西銀座で、大酒飲みの “ 番 ” 張っている手前、挑まれた戦いを
後へは引けません。 クイ、クイ、クイッと三口飲みで返盃します。
300ccのお銚子が次々に ・・・・・
浪やんが、ミニ盆栽を持って来ます。
マッちゃん 「 ワァー、こらー、ムゾラシカねぇ。 たいぎゃぁ金のかかっとるたい。 」
浪やん 「 ハイ、阿蘇ン山に、しっかり支払って来ました。 」
マッちゃん 「 マスター、俺、暇になったけん、丸太小屋ば造りよっとよ。
材料は廃材だけんタダたい。
この間、よかァー梁(ハリ)ば、見つけた。 解体屋に 『 くれ 』 て言うたら、
解いた時に来なぁやらんて。 アイツら、ろくな奴じゃなか。 」
浪やんが、次に中盆栽を見せに来る。
「 最近、うちの親父は、こぎゃんとばかり作っとですよ。 どぎゃんですか? 」
マッちゃん 「 ウ~ン、どぅ、浪江ちゃん、ハサミば持って来て!? 」
お馴染みの陽に焼けた、県のマッちゃんです ( 周ちゃんの父ちゃん )。
「 あらー、有難う御座います! 」
盆栽初心者のヒゲの為に、持って来て下さったのです。
おまけは、いつもの “ アイスクリーム ” 、 女性軍が大喜びです。
「 ほんなら、冷酒ばもらおうか。 」
浪やんが、さっさと 『 黄色 』 の薩摩切子をお出しした時です。
「 浪江ちゃん! たいぎゃア、御無礼とは思うとバッテン、俺には “ 初代 ” の
切子ば出してもろうて良かろうか?! 」
皆んな知っているのだ。
“ 初代物 ” と二代・三代目の黄色切子とは、似て非なるものだと。
ボコボコと、二世 (偽せ?) 議員が誕生する風土や、オリジナルの複製に走る
時勢が恥ずかしい。
「 ホイッ 」 と、二口で空いた切子が、ヒゲに飛んでくる。
90ccは入る猪口なのに!?
ヒゲも西銀座で、大酒飲みの “ 番 ” 張っている手前、挑まれた戦いを
後へは引けません。 クイ、クイ、クイッと三口飲みで返盃します。
300ccのお銚子が次々に ・・・・・
浪やんが、ミニ盆栽を持って来ます。
マッちゃん 「 ワァー、こらー、ムゾラシカねぇ。 たいぎゃぁ金のかかっとるたい。 」
浪やん 「 ハイ、阿蘇ン山に、しっかり支払って来ました。 」
マッちゃん 「 マスター、俺、暇になったけん、丸太小屋ば造りよっとよ。
材料は廃材だけんタダたい。
この間、よかァー梁(ハリ)ば、見つけた。 解体屋に 『 くれ 』 て言うたら、
解いた時に来なぁやらんて。 アイツら、ろくな奴じゃなか。 」
浪やんが、次に中盆栽を見せに来る。
「 最近、うちの親父は、こぎゃんとばかり作っとですよ。 どぎゃんですか? 」
マッちゃん 「 ウ~ン、どぅ、浪江ちゃん、ハサミば持って来て!? 」