永過ぎた暗算 ～ 中盤

左上からスタートして、一週間目。　ピタッと固まった。
玉を９六に、龍を９四から回り込むけど、上手くいかない。
何処か、初期の捨て駒に間違えがあるのか？
しょうがない、一からやり直すが　・・・　更に、一ヶ月！ フリーズしたまま。

マア、しょうがない、めげずに　(笑)　、Ｕチューブの解答動画をちょっと覗く。
『　８七銀　』　あゝ、ナンと云う事だ。　
こんな簡単な手、盤を返すと直ぐに解るハズなのに。
逆モーションに付いて行ってない。　そう、動脈同様、頭も硬くなってしまっているのだ！

　　　　　　　　　　

やっと９九の角行と連結して、さあ、下辺の戦い。
スルスルと行って、アレ？ 　
４六とに、３五のと金が同とと応じたら、ホンマに詰むんかいな？　
４ハ竜で、簡単そうに見えるが　・・・。　あーら、どっこい？　再び一ヶ月、迷い道。
解いているウチに気付いた。　おもろい、おもろい！　
我々アマチュアは、入玉模様に為ると、あっさりと、詰めを諦める事がある。
この図巧９９番は、そんなアマにも、入玉将棋の実戦的詰め方を披露している。
取りあえず　『　金　』　さえ有れば何とかなる。
特に、『　辺　』　の特殊性　ー　動けない駒は打てない！　
　　　　　　　　　　　　　　　　 ー　を活かして、玉を１九に追い詰めるのには、驚いた。
まるで逆転の羽生マジックの種を観るように　・・・。

　　　　　　

この右下の攻防の図、ブリューゲルの細密画　『　バベルの塔　』　を思い起こさせる。
「　ディテールにこそ、味がある！　」　成る程。

　　　　　　　　　　　　

同時に本線も追い掛けなくちゃ。　中原の戦い、『　と　』　金がうじゃうじゃ！
白兵戦ならぬ、と兵戦で、敵味方が混在。
頭の中では、と金がウジ虫みたいに蠢く？
こんな時は、案外　『　風呂　』　の中が良い時がある。
音とか、映像とか、外から入る情報が遮断されて、　『　暗算　』　に集中出来るからです。

　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＝＝＝ 　 to be continued　　＝＝＝


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