田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

敷かれたレール

2013-09-01 17:05:04 | ヒゲの毒舌
松井秀喜、一日だけのN・ヤンキーズ復帰契約。
アメリカ人も、ヤルもんだぁ~! 
日本に戻れば、某読売会長から、巨人監督への御墨付き。
後は、その栄光のポジション行きの、敷かれたレールに乗れば良いだけです。
ナベツネ様の、ありがたい御言葉です。
ツネのひと言で決まる世界だから、間違えナシ。
会長の鶴の一声で、読売巨人軍の監督の首がスゲ替わる、ワンダフルな世界。
主役は、悩みも無く既定路線に乗るだけです。
なんて!? 幸せものでしょう??
                      

昭和40年代初め、ヒゲは父親から寿司屋に呼ばれた。
はた目には、幸福を絵に描いた様に見えるシーンです。
片山家では、父親から食事を誘われるのは、最悪の時間を過ごす事だと、
母親もヒゲも識っていました。
案の定、到着して余り間を置かず、説教が始まりました。
「 お前はひとり息子だから、当然!、 店(飲食業)を継がなければならない。 」
まあ、当時の風潮で、戦後の生き残り者が事業を起こして、そこそこ店舗をなしたら、
二代目が跡を引き継ぐのは当たり前でしたから、無理は無い話でした。
                      

やがて、説教は本調子に。
半沢直樹の上司の様に、カウンターをバンバンと叩きながら進めるのが、
当時の父親の常套手段でした。
高校生ヒゲを、あおり立てます。
ヒゲは、箸を持つのを諦めました。
「 いいか! コウイチ (バンバン) 利益率が良いのは、和食だ。
  和食店をするのは、板前だ。
  だからお前も、板前の修行をしなくちゃいけない。 」
誠に、理路整然たるお言葉です。
高校生には、グウの音も出ません。
「 和食日本一は京都だ。 
  だから、お前も京都に行け。
  京都の大学なら、何所でもイイ。
  うん、そうだ、同志社ぐらい(?)でイイだろう。 」
      ( ジョー八重先生も、学校をぐらい呼ばわりされて、グラリか? )
テーブルを叩きながらのどう喝は、まさに絶好調。
思い付きは、次々に浮かびました。
                            
「 学校に行ったら、勉強なんてボツボツでよか。
  直ぐに、料亭の皿洗いバイトに行け。
  バイト代無しの無給奉仕なら、どこでん入れてやらすハズ。
  そうだ! 店を見つける手はずは、儂がしてやる。 」
こうして、ヒゲにはなんの選択肢も無く、何年も先まで道筋が敷かれたのです。
なんて有難いことでしょうか!?
後は唯、ヒゲがトロッコに乗り、レールの上を走ればイイだけでした。
                   

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