田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

新島 鵺( ヌエ )の英学校

2013-09-18 16:45:16 | ヒゲの毒舌
9/15日に放映の大河ドラマ 『 八重の桜 』
同志社英学校に、熊本から大勢の転校生。
“ 熊本バンド ” と呼ばれるモッコス集団がやって来たのだ。
前から居る生徒と、そいつらも混じった英語の授業のシーン。
「 こんな低レベルな連中と一緒に勉強出来るか! 」 と、熊本バンドが抗議して
ジョー先生を困らせます。
アレッ? この英語の授業のシーン、見憶えがあるぞ。
そうか! こんな明治の初めから、同じ学校で、同じ様なトラブルが在ってたんだ。

時は流れ ・・・ 1970年、昭和の時代。
日本も開国以来初めての、国際万国博覧会を大阪で開催することに。
そんな年に、熊本からヒゲが同志社大に入学したのです。
その最初の英語の授業日。
テキストは、 “ American's way of life ” と云う表題がありました。
ヘェ~ なんてハイカラな題材なんだ。 期待が膨らみました。
しだいに、教室はいっぱいに。
しかし、後ろに居る連中は、なにやら皆知り合いみたいで群れを成してます。
ペチャクチャとおしゃべりが絶えません。
やがて授業が始まり、リーディング。
こんな簡単なのを、リーディングするのか?
そして、後ろの連中のひとりに読ませたのですが ・・・ 優しい単語ひとつ読めない。
また別の後ろの者が指名されても、全く和訳も出来ませんでした。
テキストは、高1レベルなのに。
ヒゲは、我が耳を疑いました。 彼奴らは、いったい何者なんだ?
と云うのも、この学校の入試での英語の占める割合は非常に高く、そこそこの英語の学力が無いと、
とても合格出来なかったからです。
しかし、この教室の後ろの連中ときたら、ヒゲとは飛車・角落ち程の英語の学力差があります。
どうやって合格したのでしょう?
その時、ピンと来ました。 ここには、エスカレーター式に入学出来る方法があることを。
なるほど、温室モードで高校生活を過ごした者と、厳しい受験競争を活き抜いてきた者とでは、
大きな学力差が。
能力が違い過ぎる者同志が、同一教室での英語授業と云うのは無理がある。
徳富蘇峰らの怒りのシーンは、ヒゲにも十分理解出来る所でした。

さて今日は、ジェーンズ邸跡 ~ 熊本洋学校跡 ~ 花岡山へと登ってみたいところだが ・・・
勿論、カァちゃんと花岡(?)タクシーで。

         ≪ ジェーンズ邸 ≫
       
         
  現在の第一高校は、洋学校跡地にあります。
                        カァちゃんの母校でもあります。

トッペンからの帰り道、K村さん達と行った山腹のレストランに寄ろう。
そして、ほろ苦い授業を思い出しながら、赤ワインを頂くのも悪くないな!

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