田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

夜明けの抗議

2013-09-16 14:17:58 | トンカツ物語り
8/1  ( 一か月半遅れの話題 ~ 毎度の事で相済みません。 )
明け方近く、 「 グッニャー、ニッヤー! 」 と激しく、老猫トンがベッドのヒゲを起こします。
ドアの所でわめくのですが、この鳴き声にはある種の怒気が含まれてます。
「 しまった! 」 トンの餌を入れ損なっている。
ヒゲはヨロヨロと起きて、餌入れの所まで行き、補充してやります。
補充と言うのも訳があって、餌を入れてやっても、猫トンは直ぐに食べる訳ではありません。
『 餌、確保 』 という名の、このネコの習慣なんです。
ヒゲが補充するのを見届けると、安心した様に自分の寝床に横になります。
食べもしないで。

老猫も、もうひと晩で理解してるのです。
カァちゃんが、何処かに行って当分帰らない事を。
つまり、当然ながらヒゲと二匹(?)だけで暮らさなくちゃいけないと。
ふてくされた様に、横になります。
時折、薄目を開けて、ヒゲの様子を確認します。
「 父ちゃん、大丈夫かな? 」
何しろ頼りの人間は、ヒゲしか居ないのですから。

今年の灼熱の最中、冷房ナシでの部屋。
ヒゲは、防寒(!)用の “ ももひき ” 穿いて、寅さん格好で昼寝。
その横には、猫トンもじっと寝んネ。
まるで寒さ(!)をしのぐ為、二匹の動物が寄り添ってる様です。
この暑さの中の光景、はた目には、異常に見えますが。
本人達(?)は、慣れたモノです。

さてさて、もう三日目だなぁ~、猫用の水を替えてやります。
洗面器の溜め水をほかして洗うと、底の方はヌメヌメとしていました。
洗い終わって、新しい水を注いでいると、ちゃんと知っているとばかりに、
何時の間にか猫トンが横に来て、お座りして待って居たのでした。
洗面器を置いてやると、嬉しそうに水をぺちゃぺちゃと飲み始めました。
こうして、ヒゲと猫だけの不気味な生活は続きました。
カァちゃん、何時帰って来てくれるのかな~と。
                      
                       今日も、べったり仲良し(?)です。
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