田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

奥様族とのバトル③

2019-08-28 19:58:16 | 田園ものがたり
さてさて、モーニングコールを受けたヒゲ。
直ぐに、西銀座通りに飛び出し、花畑公園の方に向かいます。
その先に在ったデパート・岩田屋伊勢丹が目的地です。
店から10分ほど歩けば、到着出来ます。
この確実な距離感が、ヒゲをして店で寝ると云う荒技をチョイスさせたのです。

裏手の入り口には、もう2・3人が並んで開店を待っています。
やがて、オープニング!
ヒゲは、エスカレーターを目指します。
通りに面した名物のクリスタル・エレベーターは、客数がまとまるのに時間が要ります。
開店直後で利用者の少ないエスカレーターを、小走りに駆け登り目的の階に。

こうして、西部工芸展の会場に、ヒゲは一番乗りで入場。
入った瞬間、ピッカピカに光るモノが在ります。
まるで、ヒゲを呼んでいるようです。
去年は、ここで一周したせいで、一敗地にまみれた。
作品は、もう文句なし!!
見事な造形美です。
直ぐに係員を呼び、入札を告げます。
売約済みの赤いポチマークを付けて、ヒゲは一安心。
次のテーブルの見学に回りました。

ひとしきり全体を拝見して、入り口付近に戻ってくると ・・・
          ・・・ 人だかりができている一角があります。
係員を囲んだ奥様たちの声が聞こえます。
 「 ねえ、この酒器セット! もう、ひとセットないの? ムムーッ 」
指差された先には、既に売約済みの赤いポチがついた値札が。
さすが、奥様たち! お目が高い。
ヒゲは、密かにほくそ笑みながら、その横を通って行ったので御座いました。

その日の夜の酒が美味いこと!  
一年越しの雪辱の美酒だから、なおさらです。
やがて、入札品が店に届けられます。
  ≪ 布目 桜花紋 三島 酒器セット ≫
惜しみなく、酒(主に中吟~純米吟醸 )を注いで、お客様方に触れて貰いました。
          

例えば、お城で最初の開花桜の枝を購入(笑)した次の日。
徳利には “出羽桜の桜花”  が注がれ、お猪口には一番桜の花びらを浮かべて、
花見酒の趣向。
               
                   ≪ こんな風に ・・・ ≫

そうやって毎日使っていると、真っ白だった器の表情が変わってきました。
時を経て渋味が出て、だんだん風格が醸されてきたのです。
時折、長崎県波佐見の作家から、「 元気ですか? 」 とお便りが来ます。
あの熊本大地震も乗り越えて、ヒゲ家の飾り棚に君臨しながら、出番を待っているようです。
来年の桜が、待ち遠しい ・・・ !!     

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コメント (2)
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