さてと、調理場6名でやっていた栄通り・田園の仕事。
それを、ヒゲ独りでこなす事になった。
考えられないような『荒業』で、なんとか閉店と云う墜落は免れます。
なにしろ客は少ないのに、料理人5名の人件費は重過ぎる。
まるで、敵船が視えたから、急きょ重い銃装備品を外して東京に向かった
ドーリットル攻撃隊みたいですね。
≪ Wikipediaより ≫
先ずは、超低空飛行ながら、生き残るスベを模索する。
その頃は、正月以外には休日がないのが水商売では当たり前でした。
ロングランで営業を続ける為には、ヒゲの体力維持が最大のモチーフ。
店の営業に、『穴を開けない』ことが絶対の条件です。
幸いな事に、ヒゲは京都での料理旅館での勤めの経験がありました。
旅館ですから、早い時間の朝食から夜営業の終わり迄の非常に長い勤務。
上手〜く体調を崩さないようにする術(スベ)は心得ている。
その上、ヒゲは何処ででも寝れる技(?)を持っています。 (笑)
学生の頃、夜行列車のハードな環境で寝る習慣が身に付いているのです。
厨房の食器棚にもたれての仮眠なんて、何のことはない当たり前のワザ。
これで、疲れた時はチョイネして体力を維持出来た。
但し、こうやって超低空飛行をしのいでいるばかりでは限度があります。
とにかく、店の熊本市での立ち位置は、どべこす(=最下位)でしたから。
何もしないなら、やがて低空飛行からクラッシュ・ランディングになって
しまうことは避けられない。
どうやって、店を立て直すのか?
急務な課題が目の前にありました!
~ ~ ~ つ づ く ~ ~ ~
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