ヒマ夫婦のゴルフ観戦記

「　今日は、ゴルフば観よう？　」　と、珍しく嬶がねだった。
「　そうか、青木さんと遼ちゃんたいね。　」
こうして、夫婦して　“　日本オープン　”　のＴＶザンマイがスタートした。
青木氏は、ヒゲのパターの先生だ。　（　本の上で　）
ベテランのカンパターの精神論の本と思っていたら、とんでもない。
全て理詰めで、解りやすい教科書だった。

ＴＶは、青木さんのプレーをあまり放映しなく、残念なものだった。
しかし、青木さんと遼が一緒に歩く画は、
　　　　　　　爺ちゃんが孫を連れて、楽しくラウンドしているようで面白い。

予選ラウンドで、しかも難コースで、ダゴ（ダブルボギー）が多いのを見て、
嬶が、　「　なぁんね、私達とあんまり変わらんたい！　ワッハッハー　」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シェーツ　　
久々観る男子プロ。
「　ドンファンて、何処の人ね？　」
「　イタリアの人だろうか？　きっとスケコマシ（？）バイ。」
「　すし　石垣？　」
「　石垣島の寿司屋の人だろうか？　すし屋さんなら、“　ローアマ　”選手ばいな。　」

決勝ラウンドは、男子プロの技術の見せ合いみたいに淡々と進んだ。
そして、終わるや、パッと嬶がチャンネルを変えた。

富士通女子ツアー、又もゴルフだ。
こちらの方は、女の意地の見せ合い。
髪の摑み合いみたいな試合になった。　観てる方は、こちらが面白い！
嬶が、「　もう、不動ちゃんは、国内だけが良かバイ。
　　　　　 外国で、なれない英語しゃべって気遣いするより、ゴルフに没頭した方が。　」

ペンの力

　女は　無口な　ほうがいい～～
個人的には、『　男は無口な方がいい。　』　と思っているからではないけれど、
ヒゲは無口　（口下手と言った方が？）　だった。
会話が少なく、存在感の薄いお方でした。
所が、ペンと紙を、強力な味方にしていたとは・・・
独身時代の私達が遠距離に居なかったら、今の私ではなかったかも？

将棋の駒　（後にはチェスのピース）　を　“　文字　”　に代えて、
盤上ではなく紙上での作戦で攻められたのであります。
便箋の枚数が多すぎて、追加の切手代を払わせられた事も。

そうそう、初めて　（一度きりだった？）　のクリスマスプレゼントは、
『　リーダーズダイジェスト　・　日本語版　』　の一年間購読分でした。
葉書が来た時、“　粋な事をするやっちゃ！　”　と思ったのが、運の憑きか？
　　（　後日談　：　田舎娘の視野を拡げてやる目的だった。　）

暇になった今のヒゲは、『　物書き　』　と自称し、ブログ用のメモをどんどん廻すのですが、
秘書がリアルタイムにアップしないもので、某新聞社に出し抜かれたりするんです。
昨日の話です・・・
夕刊を見た秘書、　「　あらぁ、今日はあなたが早かったわよ。」
ヒゲの造語を、真似て（？）あったんです。

秘書に手当てをくれたら、即アップしてあげるから、どんどん　“　ペン　”　を持って下さい。
昔を思い出して、“　粋な力　”　を！
手だけでなく頭のリハビリにも効果ありますよ。

久々アメリカ帰りの友と・酒飲みよた話

じゅんな（君は）、アメリカ帰りてや！　武者んよかタイ。　（カッコ良い）
　　　　　じゅんも、今度は“飲ベル賞”候補、おめでとう。
　　　　　　　　　　　　　乾杯！
どうや？　向うの暮らしは？
　　　　うん、クリントンの時代は、まだ良かった。　ブッシュになってから、
　　　　アメリカはどんどん悪くなっていった。
　　　　信じられるや、車上ホームレスがゴロゴロいるなんて？
君の所もか！
日本にも　“市場原理”　でいけば、全て上手くいくと盲信している馬鹿学者がおってな。
それが、ブッシュの犬、プレスリー総理とくっ付いたものだから、日本もボロボロになっていった。
　　　　そうバッテン、まだ日本な医療なんか良かでしょうが。
　　　　アメリカじゃ、やたらケガもされんとゾ。
　　　　　銭や、銭や！　生き死にの、地獄の沙汰も金しだい。
そらー、まだ良か方たい。銭さえ払えば病院に行かれるけん。
日本の地方では、訪ねる病院がなくなりよっとよ。
　　　　ヒェーツ、そるもひどかね！
　　　　アメリカでは、建国以来の貧困大国になって、これなら西部開拓時代が、
　　　　「まだマシばい。」　と言われとる。　インディアンは恐いが、まだ希望があった。
　日本もハケンというワーキング・プアの若者が非常に多い。
しかも、連中の将来がまるで見えないから、大量殺人や自殺に走る。
これなら、日本でも、終戦直後の焼け野が原時代がまだマシ。
喰い物はないが、希望があった。

今、喰い物があると言っても、あるのは、中国からの毒ミルク入り菓子、毒入り惣菜ばかり。
今の自○民党のお陰で、日本人は物を造る品格さえ失した。
　　　　　アメリカでは、今、歴史的選挙を迎えている。
　　　　　ブッシュの失政で、あの人種差別の国で、黒人大統領が生まれようとしている。
　　　　　信じられない事だ。
　日本もアメリカも、怒った国民が主役な選挙だな。
もうこうなったら、両国民とも一か八か目をつぶって、『オ○○』という名の『民○党』に、
賭けてみるしかないか？

今日は、オバマ大統領？　前祝いに肴を用意した。
“　豚モツと豆の南部黒人風煮込み　”　だ。　黒人ドレイのソウル・フードたい。
酒は、バーボン・ウィスキーでいいかな？
　　　　　

ケイタイの品格

店をやっている時、メニューにどうしても書きたかった一文を、ここで書きます。

　『　私共の方から、こんな提案をさせて頂くのも何なのですが・・・
お客様達が日本を背負って、一瞬の間も惜しんで働いておられるのは解ります。
が、せめて田園においでの間だけでも、携帯の電源をお切りになりませんか？
そして、まず目の前の相手の方に１００％集中されては。
きっと、もっと素敵な方かも！
その後、酒と料理　（あまり上手ではありませんが）　に集中してみては。

例えば、明るい部屋のテレビで映画を見られますが、
何故、人は暗い映画館まで行って映画を見るんでしょう？
思うに、その作品をとことん味わいたい為では。

一期一会なんて、大上段には言えませんが、席を同じくするも何かの縁では？
現場で、よく目撃するシーン・・・
　　　カップルでお出でになって、男性に携帯コール。　　　　
　　　どうやら女性らしく、長話。　連れの女性のイヤーな顔。

　　　男性同士の二人組。　　　　　　
　　　一人が携帯を取り出しピコピコ。
　　　もう一人も負けて堪るかと取り出して画面とにらめっこ。
二人の間には、見えないベルリンの壁が。
何の為に、御二人で御出でになったのでしょう？　　』

と、ここで２カ月前のヒゲ中学時代の同窓会での事。
　　　　「　片しゃん　（ヒゲの事）、携帯の番号は？　」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　「　俺はケイタイ持っとらんタイ。　」
　　　　「　なァ～んや、じゅんも貧乏しとっとねぇ！　」　　　ヒェッーツ？！
　　　　　　

近頃、都で流行るもの

破綻・破たん・ハタン・・・見出しが踊る！！
まいど、毎度の芸能人の結婚生活の事かと思ったら、銀行・証券・保険屋さんだった。


どん、ドン、どん底株価で、銀行屋は　“　貸しはがし　”　に走るか？
　昔ソング　＝　おんな～は　乗せない　戦車隊　　　
　　　　　　　　　　　　今ソング　＝　カーネ ェ は　貸さない　銀行屋


親亀・アメ公転んで、子亀・日本も引っくり返り。
外需トヨタは半減か？
また、又、小泉・ヘイ蔵方式で、人件費カットで派遣をクビにし、下請け会社を虐めて
生き残りを計る？

先輩風、吹かす！
しくじって、うろたえる　ブッシュ＆ポールソンを尻目に。
おい、君！　不良ども　（　債権　）　の扱いを教えてあげようか。
まずだな、懐からチラッと札束を見せてだな・・・と。
　　　　　《　余談　（どっちが余談だか？）》
昨日の毒飲みの実験報告　・・・
海王丸に着いたヒゲを待ち構えていた（？）のは、田園のお客様達でした。
次々と毒が飛んで来ます。
自発性毒飲みと、毒消し（肴）を交互に頂くのと、毒と毒消しの　“　対称性　”　で
酔わないハズです。　（　ヒゲ川理論と呼ばれている？　）
あァ、それなのに毒が余りに旨くって、対称性に破れが生じ、又してもプッツン！
飲ーベル賞の道は、遠かったので御座います。

『 ささの 』 お色直し！

田園ビル・１Ｆの　『　ささの　（℡　３５５－９５５４）　』　さんが、変身！！
今迄も、興味をそそられる玄関で、評判な店だった。
今度は、しっくり京風な玄関が、皆さんを出迎えてくれる。
私達が陣取ったのは、広々したカウンターにゆっくり寛げる椅子席。
個室・堀炬燵席もある。
私好みの雰囲気で、お酒もつい進んでしまった。
男前の板さんとの会話が楽しめるのも嬉しい。
豊富な単品の中から選んだ私の肴は
　　刺し身盛り合わせ・金目の西京焼き・穴子の天ぷら・馬レバー刺し
ビールの後は、浦霞の辛口純米、〆張鶴・純米

マスターはじめ、スタッフの笑顔も素敵で、良い気分に浸れました。
皆さんも、是非、お出掛けの機会を作って下さい。
　　　　　　　
　　　　　　　　　
　　　　　　　　《　同伴者は、財布係りのパパとヒゲでした　》

トンカツの闘争

シブちん（？）息子から、贈り物が届いた。
『　ボーンフリーファーム　』　の生肉みたいだ。
わァー、　これは珍しい。　ライオンの肉は、まだ喰った事ないぞー！
そうだ、　明日、性格の悪い（？）ママの妹が来るから、絶対食べさせよう。
きっと、ライオン肉の恩恵で、少しは性格が良くなるハズだ。　（ヒッヒッヒー）
　　　　　　　　　　　
それにしても、息子はナンで知っていたんだろう？
親の若い時のエレクトーン・コンサートの曲が　『　ボーン・フリー　』　と。
　　　　　　（　そんなの偶然じゃ　＝　意地悪な影の声　）

さぁ、妹・とん子様の登場。
こうなると、根性猫・トンも黙っておられません。
毒蛇並みに、牙をむき出して、威嚇します。　「　やるかぁ～！　ニャゴ～　」

今夜のメインは、ロス自殺・三浦氏を偲んで？　
彼氏の嫌いな警察と揚げ物より。　（趣味悪ーい発想　＝　又々影の声）
　　　　　《　霜降り豚のパン粉焼き揚げ　》
ついでにシャレれば、豚子　（妹・とん子）　が、豚　（猫・トンカツ）　と
バトルしながら、豚肉　（肩ロース）　を喰らうという趣向です。
ここで、ワイン　　
昼間の嬶、「　とんちゃんはシコらすけん、赤は　“　おフランス　”
白は、ウルグアイじゃなく　“　オーストラリア　”　にするね。　」

Ｆ１　（昼間のＤＶＤ）　観ながら、乾杯！
今日は、クラッシュが多いから、ヒゲ好み。
　　　小料理屋・あけみのメニューは・・・
新物・銀杏焼き　／　アボガド・サラダ　／　南京ポタージュ
海老チリ　／　馬ホルモン煮　／　そして　○○丼　
あれ？　これは何だ！　『　野生のエルザ　』　というから、
ライオンと思い込んでいたら、牛のタルタル丼用だったモ～ゥ！！
　

あんどーなつ

ＴＶ番組　『　あんどーなつ　』　の１シーンに、こんなのがあった。
京都の職人が訪ねて来て、主人公に　“　目隠し　”　で仕事を理解させる。
これは、ある意味、京都の全ての職人仕事では、当たり前だった。
　　　　　　　（　過去形なのは、ゴメンナサイ　）
どの１ステップさえも、全て目を隠してでも出来るというのが、
京都の世界の粘着質で、ものすごい恐ろしい所か？

『　目＝見る　』　という事では、次のような事がありました。
ヒゲがこの世界に行ってすぐの事です。
丸　（　スッポンの事　）　を解体する所でした。
鍋洗いが終わったヒゲは、ソーッと覗きに行くと、
　　　　「　お前、何してんのや？　早う、あっちかたせや！　（片付けろ）」
要するに、“　見とくな　”　という訳です。
それを鵜呑みにしていると、仕事が回って来た時、
当然ながら　「　出来ません。　」　と答える。　　見てないんだから・・・
しかし、　「何や、お前、見とらんのかい！」　と。
この辺が、京都のとんでもなく、いやらしく、難しい所です。
解りやすく例えると、「　京のぶぶ漬でもどうどす？　」　か。

そこで、窮地のヒゲが考えたのは、チェスで使う残像能力でした。
鍋洗いしながら、ほんの一瞬振り返って見て、再び洗い物。
ほんの一瞬ですが、チェス・プレイヤーなら頭の中に焼き付けられます。
これを繰り返せば、１０のプロセスなら、１・３・５・７・９の部分を学習出来る。
さて、それから一週間後、再び　“　丸　”　の料理。
ヒゲは、チョット間をずらして、２・４・６・８・１０をプリントします。
終了するや、すぐにトイレに駆け込む。
便器の水栓に頭をつけて、１・３・５・・・と２・４・６・・・を組み合わせて、
一連のプロセスを摑みます。
再び、鍋洗いしながら、出来上がった　“　写真　”　を　“　動画　”　に
イメージにします。

そして、後はチャンスを待つだけ。
　　　　「　おい、片山！　お前　“　丸　”　やって見るか？　」
　　　　　　　　　　　　　「　はい、喜んで！！　」　　（待ってました）
ヒゲは、活きた丸をひっくり返したので御座います。

　 　　　　修業時代のヒゲと先輩（谷本氏）　
　 　谷本氏の著書

　 　【　祇園たに本　】　　　　　　　 　彼の店です。
℡　：　０７５－５５１－８０１１　　　 　熊本出身の後輩も頑張っています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　上京の機会がありましたら・・・

テレビおたく

　　　　　月見　　　　ススキ　　　　里芋
この季節を迎えると、思い出し（苦）笑いしてしまう事が。
店で出していた　“　つみ出し芋　”　が、塩味の付いているのと
付いてないのがあるのに、ヒゲが気付きました。
板場に塩振りをさせてみると、バットの半分にしか塩が振られておりません。
「　こっちには、塩が全然掛かっとらんたい？　」
「　はぁー？　そるバッテン、俺はこぎゃん習うたですもん！？　」

　　　＊　最初（基礎）の勉強は、ちゃんとした処でしないとね。
　　　　 　間違った言い訳は、見苦しい。

ＴＶ料理番組でも、さまざま。
一番きれいに塩加減するのは、『　上沼恵美子のおしゃべりクッキング　』　の
西洋料理担当の方だ。　先代の先生も、二代目も、実に見事だ。
逆に、一番ザァーッとしているのが　『　ＱＰ３分クッキング　』
ＣＭが長すぎて、料理を見せる時間が短か過ぎるせいでもあるが。

イケメン芸能人が、したり顔で料理する番組は、見る価値もない。
が、中には良いのも・・・
ひと昔前なら、奥義に近いような事まで、ペロリと紹介してあったりする。
と、その時、後から、ヒゲを怒なる（？）ような声がした。
「　あーたは、そぎゃ～ん毎日、料理番組ば見よって、
　　　　　　　　　　　ここの食卓には何～んも出さんとね。　」　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヒェーツ！！　　

<　お知らせ　>　　　１４日（火）、毒を頂きに行く予定です。　（介錯人付きで）
　　　　　　　　　　　　時間　：　？　　　　場所　：　勿論、海王丸
　　　　　　　　　　　　毒を好む方、集まれ～！　　　
　　　　　　　　　　　　　

『楢山節考』の緒形拳逝く

　　　　『　平成の楢山節考　』　～～　ここだけの話　～～

あと何年か経って、あの　“　変人　”　が再び登場し、日本国大統領に。
郵政・ユウセイの絶叫パターンで、又恐ろしい法案を通します。

　　　　　　『　後期高齢者安楽死法案　』
我々団塊世代が、日本の　“　ガン　”　だと訴えます。
やたら数が多いが故に、若い世代の層が支えきれません。
年金、医療、食糧、日本はどうにもならないのです。
どうしても、口減らしが必要なのです。
７０才まで生きればもう良いでしょう。
あとは、希望者順に、苦しまずに逝ってもらいましょう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と、言うわけです。

１９７０年代前期の、ある映画を想い出しました。
『　ソイレント・グリーン　』（と、思うが？）　という近未来　（２０００年過ぎ）の
荒廃したアメリカの食糧危機をテーマにした映画でした。
国民には、配給のソイレントＧという、ドッグ・フード似のペレット状食糧だけです。
老人は、希望して安楽死室に入ります。
そこは・・・穀物が風に揺れ～川が流れ～緑に満ちた山々では鳥がさえずり・・・
昔の豊かな時代の風景に囲まれて逝くのです。　バックは、田園の第一楽章！

死体は、工場に運ばれます。
処理工場まで追い掛けて、潜入した、Ｃ・へストンが見たものは、
“　Ｓｏｙｒｅｎｔ　ｇｒｅｅｎ　iｓ　ｈｕｍａｎ・ｂｅｉｎｇ！　”
　　　　　　　　　　　　　　　（　俺たちは、人肉を喰っていたんだ！　）
　　　　　今、もう一度、全世界に上映して欲しいものだ。