人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「カラヤン録音大全集」(生誕110年記念:356枚組!)発売へ~ ぴあクラシックの記事から / 知念実希人著「螺旋の手術室」を読む~どんでん返しが魅力だが・・・最後に螺旋の意味が分かる

2017年12月02日 08時03分41秒 | 日記

2日(土).わが家に来てから今日で1158日目を迎え,米ホワイトハウスのサンダース報道官が30日の記者会見で,トランプ政権がティラーソン国務長官の更迭を調整しているという米メディアの報道について,「トランプ大統領と国務長官は引き続き,一緒に働いている」と否定した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

                  報道官は「一緒に働いている  別の方向を向いて」と正確にコメントすべきじゃね?

 

                     

 

昨日,夕食に「筑前煮」「生野菜と生ハムのサラダ」「鮭の西京焼き」「豚汁」を作りました 意外かも知れませんが「筑前煮」は初挑戦です 子供たちが小さい頃,和食はだし汁,醤油,酒,砂糖,味醂さえ適当に混ぜれば何でもできると勝手に思い込んで,レシピを見ないで「筑前煮」を作って子供たちに食べさせたところ,娘が「パパの料理は名前がないよね」とボソッと言い,返答に困ったことがあります まさにその通りだったからです 今回初めてレシピを見て作りましたが,自分で言うのも何ですがすごく美味しく出来ました

 

     

 

                     

 

無料情報誌「ぴあクラシック」第45号が「帝王カラヤン,生誕110年」をフィーチャーしていました 1908年,モーツアルトと同じザルツブルクに生まれたヘルベルト・フォン・カラヤンは,1955年から34年間の長期にわたって芸術監督を務めたベルリン・フィルとのコンビにより輝かしい一時代を築きあげ,1989年に死去しました 見開き2ページの記事は「カラヤン特集」というよりも,来年のカラヤン生誕110年を記念して,50年にわたって録音を続けた名門ドイツ・グラモフォンから,356枚組 の「カラヤン録音大全集」がリリースされるという「PR記事」です

この大全集はカラヤンが50年にわたってドイツ・グラモフォン&デッカに遺した全録音を収録した356枚組(CD330枚,DVD24枚,ブルーレイ・オーディオ2枚)という内容になっています  シリアル番号入りの限定版で,140ページのブックレット(すべて日本語訳入り)が付属しているとのことです 12月8日(金)発売予定で,価格はオープン・プライスだそうですが,いったいどういう人が買うんだろうか

 

     

 

私のクラシック入門曲はモーツアルトの「フルート協奏曲第2番」であることは先日のブログで白状しましたが,学生時代にアルバイトをしてステレオを買い,一番最初に買ったLPは何故かカラヤン指揮ベルリン・フィルによるベートーヴェン「交響曲第5番+第9番」の2枚組レコード(1962年録音)でした なぜこういうことになったかと言うと,当時私は何を買ってよいかクラシックの知識が全くなかったからです 唯一名前を知っていたのがカラヤンという指揮者だったというわけです 当時はカラヤンの新しいLPが発売されるたびに,「レコード芸術」お抱えの評論家が こぞって「特選盤」のお墨付きを与えていたことを思い出します かく言う私も何枚か新録音盤を購入しましたが,国内盤は高いので ほとんどが輸入盤でした カラヤンについて書き出すとキリがないので この辺で止めておきます  あらためて書く機会があると思いますので,その時にまとめて書こうと思います

 

     

 

 

                     

 

知念実希人著「螺旋の手術室」(新潮文庫)を読み終わりました 知念実希人は1978年 沖縄県生まれ.東京慈恵会医科大学卒業.2004年から医師として勤務.2011年「レゾン・デートル」で島田荘司選賞を受賞しました このブログでも「仮面病棟」「時限病棟」「優しい死神の飼い方」などをご紹介してきました

 

     

 

純正会医科大学付属病院の教授選挙の候補だった冴木真也准教授が,手術中に不可解な死を遂げた 彼と教授の座を争っていた医師・馬淵公平も暴漢に襲われ殺害される.冴木の息子の裕也は同じ医師として真相の解明に乗り出す 一連の事件のさ中,興信所の増本という男が大学の動きを探っていたことを知る.裕也は増本に接触しようとするが,彼も何者かにより殺害されていた そこにはもう一人の教授選の候補者である帝都大腹部外科准教授・川奈淳の名前が浮かび上がってくる いったい誰が何のために起こした殺人事件なのか,予想もできない驚愕の真実が待ち受けていた

この事件解決のヒントは冴木真也のルーツにある(この本のタイトルがなぜ「螺旋の~」なのかが分かる)のですが,ストーリー的には若干無理があるのではないかと思います 知念実希人の小説はどんでん返しに次ぐどんでん返しが魅力ですが,無理やりこじつけた感じがします 次作に期待したいと思います

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