31日(火)。昨日は井上道義ファイナルコンサート(第54回サントリー音楽賞受賞記念コンサート)を聴く予定でしたが、古い写真の整理(廃棄)作業に夢中になっているうちに、なぜか15時開演を19時開演と勘違いし、気が付いた時はもはや手遅れの時間で、思わず下のチラシの井上道義のような顔になってしまいました 2024年の最後に今年最大の大失態をやらかすとは思ってもみませんでした 悔しいのでXの投稿は見ないようにします 最近、物忘れや勘違いなどの小さな出来事を含めて このような失態が極めて多くなりました
ところで、廃棄する昔の写真は下の写真の通りで、30リットル用のビニール袋いっぱいになりました ほとんどが子どもたちの小さい頃の写真で、保育園のお遊戯会や学校の運動会、家族旅行など同じようなものばかりです こういうのは思い切って捨てないと時間ばかりかかるので、9割以上は捨てる覚悟で臨みました しかし、これだけ捨ててもまだ整理すべき写真は残っています 今日中に決着をつけて新年を迎えたいと思います
ガッカリした顔をしていたら、娘がマカロンをくれ、息子が夕食を作って慰めてくれました 息子のこの日のメニューは「シーフード・グラタン」「そら豆とアスパラと雑穀のサラダ」「カボチャとサツマイモのスープ」です ホットワインと一緒にいただきましたが、どれもが美味しくプロ級の味でした
ということで、わが家に来てから今日で3640日目を迎え、バイデン米大統領は30日、ウクライナに対する25億ドルの追加軍事支援を発表した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
バイデン大統領の存在感を誇示する行動だが トランプ新大統領誕生後の反動が怖い
月末かつ年末につき、恒例により12月と この1年間の3つの目標の実績をご報告します
12月の実績は①クラシック・コンサート=10回、②映画鑑賞=1本、③読書=4冊でした 全体的に低調な1か月でしたが、そもそも12月は「第九」しかやっていないのだから どうしようもないのです 12月28日付の日経夕刊によると、今年12月に全国で演奏された「第九」は143公演とのことなので、他のコンサートが割り込む余地はほぼほぼないです
今年1年間の実績は①クラシック・コンサート=173回(前年180回)、②映画鑑賞=64本(同130本)、読書=100冊(同49冊)で、①②③合計で337(同359)となりました 今年の年間目標は①②③合計で365なので28足りません 原因は腰痛です。2月10日に再発した腰痛は完治しないまま12月末を迎えてしまいました ①は腰痛のため2月中旬に5公演、8月に1公演聴くことが出来ず、さらに年末の大チョンボでチケットを無駄にしました この7公演を聴いていれば前年と並ぶ180回を達成していました また、映画の本数が激減したのは腰痛悪化防止のため極力観るのを控えたからです その反面、本は寝ながら読めるので読書量が倍増しました
2024年の実績を踏まえて、明日 2025年の3つの目標を設定するつもりです
今年聴いたクラシック173公演のうち最も印象に残った「マイベスト10」を発表します
選考対象はオーケストラ、室内楽、リサイタル、オペラ等のほか、クラシックを題材にした舞踏公演も含みます 順位ではなく開催月日順に以下の通りです
①アンドレア・バッティストーニ & 東京フィル:オルフ「カルミナ・ブラーナ」 = 3月15日・サントリーホール
②東京春祭「東京バレエ団 上野水香オンステージ」:ラヴェル「ボレロ」他 = 3月19日・東京文化会館大ホール
③東京春祭「ヤノフスキ & NHK交響楽団」:ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」=3月27日・東京文化会館大ホール
④東京春祭「ムーティ & 東京春祭オーケストラ」:ヴェルディ『アイーダ』」 = 4月17日・東京文化会館大ホール
⑤チョン・ミョンフン & 東京フィル:メシアン「トゥランガリーラ交響曲」 = 6月24日・サントリーホール
⑥ピナ・バウシュ:ストラヴィンスキー「春の祭典」他 = 9月12日・東京国際フォーラム・ホールB
⑦チョン・ミョンフン & 東京フィル:ヴェルディ「マクベス」 = 9月17日・サントリーホール
⑧新国立オペラ:ドニゼッティ「夢遊病の女」 = 10月14日・新国立劇場 (ゲネプロ:9月30日も見学)
⑨井上道義 & 新日本フィル:ショスタコーヴィチ「交響曲第7番”レニングラード”」 = 11月18日・サントリーホール (公開リハーサル:11月14日・トリフォニーホールも見学)
⑩ジョナサン・ノット & 東京交響楽団:R.シュトラウス「ばらの騎士」 = 12月13日・サントリーホール
なお、ベスト1は選びません
以下に各公演の評価した点を書きます
①アンドレアス・バッティストーニ & 東京フィル:オルフ「カルミナ・ブラーナ」 = 3月15日・サントリーホール
ソプラノのヴィットリア・デ・アミ―チ、バリトンのミケーレ・バッティ、新国立劇場合唱団の歌唱が素晴らしい バッティストーニらしい速めのテンポによる情熱的な演奏が印象に残りました
②東京春祭「東京バレエ団 上野水香オンステージ」:ラヴェル「ボレロ」他 = 3月19日・東京文化会館大ホール
モーリス・ベジャール振付による「ボレロ」を踊る資格のある数少ないバレリーナ・上野水香による舞踏は、どこまでもしなやかで、クロード・ルルーシュ監督映画「愛と哀しみのボレロ」で踊ったジョルジュ・ドンの華麗なバレエを彷彿とさせました
③東京春祭「ヤノフスキ & NHK交響楽団」:ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」=3月27日・東京文化会館大ホール
トリスタン役のスチュアート・スケルトン、イゾルデ役のヴィルギッテ・クリステンセン、マルケ王役のフランツ=ヨゼフ・ゼーリヒの歌唱が素晴らしい ヤノフスキ&N響は終始引き締まった集中力に満ちた演奏を展開しました
④東京春祭「ムーティ & 東京春祭オーケストラ」:ヴェルディ『アイーダ』」 = 4月17日・東京文化会館大ホール
アイーダ役のマリア・ホセ・シーリ、ラダメス役のルチアーノ・ガンチ、アムネリス役のユリア・マトーチュキナ、ランフィス役のヴィットリオ・デ・カンポ、ァモナズロ役のセルハン・ヴァシレの歌唱が素晴らしい リッカルド・ムーティは切れ味鋭い指揮ぶりで東京春祭オケから最大限の演奏を引き出していました
⑤チョン・ミョンフン & 東京フィル:メシアン「トゥランガリーラ交響曲」 = 6月24日・サントリーホール
チョン・ミョンフンの完璧な統率のもと、原田節のオンド・マルトノ、務川慧悟のピアノ、東京フィルの演奏が冴え渡りました
⑥ピナ・バウシュ:ストラヴィンスキー「春の祭典」他 = 9月12日・東京国際フォーラム・ホールB
ヴィム・ヴェンダース監督によるドイツ映画「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続ける命」を観て以来、いつかはライブで観たいと思っていた「ダンス・シアター」です 乾いた土が撒かれた舞台上で、若いダンサーたちが「春の祭典」の激しいリズムに合わせて踊ります 白から赤の衣装に着替えさせられた「生贄」の女性ダンサーが、最後の一音で倒れると同時にステージが暗転した時の感動は忘れられません
⑦チョン・ミョンフン & 東京フィル:ヴェルディ「マクベス」 = 9月17日・サントリーホール
マクベス役のセバスティアン・カターナ、マクベス夫人役のヴィットリア・イェオ、バンクォー役のアルベルト・ぺーゼンドルファーは抜群の歌唱力で、いずれも存在感がありました チョン・ミョンフンは卓越した統率力でステージをコントロールしました
⑧新国立オペラ:ドニゼッティ「夢遊病の女」 = 10月14日・新国立劇場(ゲネプロ:9月30日も見学)
アミーナ役のクラウディア・ムスキオ、エルヴィーノ役のアントニーノ・シラグーザの卓越した歌唱力と演技力が素晴らしかった 水車小屋の狭い屋根の上で歌うムスキオのアリアを聴きながら、落ちるのではないか、とヒヤヒヤしたのを思い出します ベニーニの指揮は歌手に寄り添いながら、ヒロインの心情を歌い上げて素晴らしいものがありました
⑨井上道義 & 新日本フィル:ショスタコーヴィチ「交響曲第7番”レニングラード”」 = 11月18日・サントリーホール(公開リハーサル:11月14日・トリフォニーホールも見学)
新日本フィルとの最後の共演です 井上は得意のショスタコーヴィチで、新日本フィルの楽員の持てる力を最大限に引き出し集中力に満ちた演奏を繰り広げました
⑩ジョナサン・ノット & 東京交響楽団:R.シュトラウス「ばらの騎士」 = 12月13日・サントリーホール
オクタヴィアン役のカトリーナ・モリソン、元帥夫人役のミア・パーション、オックス役のアルベルト・ぺーゼンドルファー、ゾフィー役のエルザ・ブノワはいずれも適材適所の役柄で、現在望みうる最高のキャストだと思いました。ジョナサン・ノット&東響は官能的でアイロニカルなR.シュトラウスの音楽を巧みに表現していました
こうして あらためて1年間を振り返ってみると、10公演のうち5公演がオペラとカンタータで、私はつくづくオペラや声楽入りの公演が好きなんだなと思います 「東京バレエ団 上野水香オンステージ」と「ピナ・バウシュ:ストラヴィンスキー『春の祭典』」を加えれば、目で観て耳で聴く公演が7公演になります いわゆる「総合芸術」としての公演が大好きだと言えるかもしれません
さて、来年はどんなコンサートが待っているでしょうか 楽しみです
【忘備録】2024年12月30日現在の toraブログのトータル・アクセス数とランキング
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