人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

今年聴いたクラシック173公演で「最も印象に残った公演マイベスト10」を発表します ~ 半数がオペラ公演

2024年12月31日 00時01分48秒 | 日記

31日(火)。昨日は井上道義ファイナルコンサート(第54回サントリー音楽賞受賞記念コンサート)を聴く予定でしたが、古い写真の整理(廃棄)作業に夢中になっているうちに、なぜか15時開演を19時開演と勘違いし、気が付いた時はもはや手遅れの時間で、思わず下のチラシの井上道義のような顔になってしまいました 2024年の最後に今年最大の大失態をやらかすとは思ってもみませんでした 悔しいのでXの投稿は見ないようにします 最近、物忘れや勘違いなどの小さな出来事を含めて このような失態が極めて多くなりました

     

ところで、廃棄する昔の写真は下の写真の通りで、30リットル用のビニール袋いっぱいになりました ほとんどが子どもたちの小さい頃の写真で、保育園のお遊戯会や学校の運動会、家族旅行など同じようなものばかりです こういうのは思い切って捨てないと時間ばかりかかるので、9割以上は捨てる覚悟で臨みました しかし、これだけ捨ててもまだ整理すべき写真は残っています 今日中に決着をつけて新年を迎えたいと思います

     

ガッカリした顔をしていたら、娘がマカロンをくれ、息子が夕食を作って慰めてくれました 息子のこの日のメニューは「シーフード・グラタン」「そら豆とアスパラと雑穀のサラダ」「カボチャとサツマイモのスープ」です ホットワインと一緒にいただきましたが、どれもが美味しくプロ級の味でした

     

     

ということで、わが家に来てから今日で3640日目を迎え、バイデン米大統領は30日、ウクライナに対する25億ドルの追加軍事支援を発表した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

     

     バイデン大統領の存在感を誇示する行動だが  トランプ新大統領誕生後の反動が怖い

         

月末かつ年末につき、恒例により12月と この1年間の3つの目標の実績をご報告します

12月の実績は①クラシック・コンサート=10回、②映画鑑賞=1本、③読書=4冊でした 全体的に低調な1か月でしたが、そもそも12月は「第九」しかやっていないのだから どうしようもないのです  12月28日付の日経夕刊によると、今年12月に全国で演奏された「第九」は143公演とのことなので、他のコンサートが割り込む余地はほぼほぼないです

今年1年間の実績は①クラシック・コンサート=173回(前年180回)、②映画鑑賞=64本(同130本)、読書=100冊(同49冊)で、①②③合計で337(同359)となりました 今年の年間目標は①②③合計で365なので28足りません 原因は腰痛です。2月10日に再発した腰痛は完治しないまま12月末を迎えてしまいました ①は腰痛のため2月中旬に5公演、8月に1公演聴くことが出来ず、さらに年末の大チョンボでチケットを無駄にしました この7公演を聴いていれば前年と並ぶ180回を達成していました また、映画の本数が激減したのは腰痛悪化防止のため極力観るのを控えたからです その反面、本は寝ながら読めるので読書量が倍増しました

2024年の実績を踏まえて、明日 2025年の3つの目標を設定するつもりです

         

今年聴いたクラシック173公演のうち最も印象に残った「マイベスト10」を発表します 

選考対象はオーケストラ、室内楽、リサイタル、オペラ等のほか、クラシックを題材にした舞踏公演も含みます 順位ではなく開催月日順に以下の通りです

①アンドレア・バッティストーニ & 東京フィル:オルフ「カルミナ・ブラーナ」 = 3月15日・サントリーホール

②東京春祭「東京バレエ団 上野水香オンステージ」:ラヴェル「ボレロ」他 = 3月19日・東京文化会館大ホール

③東京春祭「ヤノフスキ & NHK交響楽団」:ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」=3月27日・東京文化会館大ホール

④東京春祭「ムーティ & 東京春祭オーケストラ」:ヴェルディ『アイーダ』」 = 4月17日・東京文化会館大ホール

⑤チョン・ミョンフン & 東京フィル:メシアン「トゥランガリーラ交響曲」 = 6月24日・サントリーホール

⑥ピナ・バウシュ:ストラヴィンスキー「春の祭典」他 = 9月12日・東京国際フォーラム・ホールB

⑦チョン・ミョンフン & 東京フィル:ヴェルディ「マクベス」 = 9月17日・サントリーホール

⑧新国立オペラ:ドニゼッティ「夢遊病の女」 = 10月14日・新国立劇場 (ゲネプロ:9月30日も見学)

⑨井上道義 & 新日本フィル:ショスタコーヴィチ「交響曲第7番”レニングラード”」 = 11月18日・サントリーホール (公開リハーサル:11月14日・トリフォニーホールも見学)

⑩ジョナサン・ノット & 東京交響楽団:R.シュトラウス「ばらの騎士」 = 12月13日・サントリーホール

なお、ベスト1は選びません

         

以下に各公演の評価した点を書きます

①アンドレアス・バッティストーニ  &  東京フィル:オルフ「カルミナ・ブラーナ」 = 3月15日・サントリーホール

 ソプラノのヴィットリア・デ・アミ―チ、バリトンのミケーレ・バッティ、新国立劇場合唱団の歌唱が素晴らしい バッティストーニらしい速めのテンポによる情熱的な演奏が印象に残りました

     

②東京春祭「東京バレエ団 上野水香オンステージ」:ラヴェル「ボレロ」他 = 3月19日・東京文化会館大ホール

 モーリス・ベジャール振付による「ボレロ」を踊る資格のある数少ないバレリーナ・上野水香による舞踏は、どこまでもしなやかで、クロード・ルルーシュ監督映画「愛と哀しみのボレロ」で踊ったジョルジュ・ドンの華麗なバレエを彷彿とさせました

     

③東京春祭「ヤノフスキ & NHK交響楽団」:ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」=3月27日・東京文化会館大ホール

 トリスタン役のスチュアート・スケルトン、イゾルデ役のヴィルギッテ・クリステンセン、マルケ王役のフランツ=ヨゼフ・ゼーリヒの歌唱が素晴らしい ヤノフスキ&N響は終始引き締まった集中力に満ちた演奏を展開しました

     

     

④東京春祭「ムーティ & 東京春祭オーケストラ」:ヴェルディ『アイーダ』」 = 4月17日・東京文化会館大ホール

 アイーダ役のマリア・ホセ・シーリ、ラダメス役のルチアーノ・ガンチ、アムネリス役のユリア・マトーチュキナ、ランフィス役のヴィットリオ・デ・カンポ、ァモナズロ役のセルハン・ヴァシレの歌唱が素晴らしい リッカルド・ムーティは切れ味鋭い指揮ぶりで東京春祭オケから最大限の演奏を引き出していました

     

⑤チョン・ミョンフン & 東京フィル:メシアン「トゥランガリーラ交響曲」 = 6月24日・サントリーホール

 チョン・ミョンフンの完璧な統率のもと、原田節のオンド・マルトノ、務川慧悟のピアノ、東京フィルの演奏が冴え渡りました

     

⑥ピナ・バウシュ:ストラヴィンスキー「春の祭典」他 = 9月12日・東京国際フォーラム・ホールB

 ヴィム・ヴェンダース監督によるドイツ映画「Pina/ピナ・バウシュ  踊り続ける命」を観て以来、いつかはライブで観たいと思っていた「ダンス・シアター」です 乾いた土が撒かれた舞台上で、若いダンサーたちが「春の祭典」の激しいリズムに合わせて踊ります 白から赤の衣装に着替えさせられた「生贄」の女性ダンサーが、最後の一音で倒れると同時にステージが暗転した時の感動は忘れられません

     

⑦チョン・ミョンフン & 東京フィル:ヴェルディ「マクベス」 = 9月17日・サントリーホール

 マクベス役のセバスティアン・カターナ、マクベス夫人役のヴィットリア・イェオ、バンクォー役のアルベルト・ぺーゼンドルファーは抜群の歌唱力で、いずれも存在感がありました チョン・ミョンフンは卓越した統率力でステージをコントロールしました

     

     

⑧新国立オペラ:ドニゼッティ「夢遊病の女」 = 10月14日・新国立劇場(ゲネプロ:9月30日も見学)

 アミーナ役のクラウディア・ムスキオ、エルヴィーノ役のアントニーノ・シラグーザの卓越した歌唱力と演技力が素晴らしかった 水車小屋の狭い屋根の上で歌うムスキオのアリアを聴きながら、落ちるのではないか、とヒヤヒヤしたのを思い出します ベニーニの指揮は歌手に寄り添いながら、ヒロインの心情を歌い上げて素晴らしいものがありました

     

⑨井上道義 & 新日本フィル:ショスタコーヴィチ「交響曲第7番”レニングラード”」 = 11月18日・サントリーホール(公開リハーサル:11月14日・トリフォニーホールも見学)

 新日本フィルとの最後の共演です 井上は得意のショスタコーヴィチで、新日本フィルの楽員の持てる力を最大限に引き出し集中力に満ちた演奏を繰り広げました

     

     

⑩ジョナサン・ノット & 東京交響楽団:R.シュトラウス「ばらの騎士」 = 12月13日・サントリーホール

 オクタヴィアン役のカトリーナ・モリソン、元帥夫人役のミア・パーション、オックス役のアルベルト・ぺーゼンドルファー、ゾフィー役のエルザ・ブノワはいずれも適材適所の役柄で、現在望みうる最高のキャストだと思いました。ジョナサン・ノット&東響は官能的でアイロニカルなR.シュトラウスの音楽を巧みに表現していました

     

     

こうして あらためて1年間を振り返ってみると、10公演のうち5公演がオペラとカンタータで、私はつくづくオペラや声楽入りの公演が好きなんだなと思います 「東京バレエ団 上野水香オンステージ」と「ピナ・バウシュ:ストラヴィンスキー『春の祭典』」を加えれば、目で観て耳で聴く公演が7公演になります    いわゆる「総合芸術」としての公演が大好きだと言えるかもしれません

さて、来年はどんなコンサートが待っているでしょうか 楽しみです

         

【忘備録】2024年12月30日現在の toraブログのトータル・アクセス数とランキング

①トータル閲覧数 9,320,177 PV(前年末は 8,438,675 P V)

②トータル訪問者数 3,100,719 IP(前年末は 2,667,959 I P)

③gooブログ全体におけるランキング 3,196,093ブログ中62位(前年末は 3,176,944ブログ中184位)

④日本ブログ村「コンサート・演奏会感想」部門におけるランキング 57ブログ中2位(前年末は 57ブログ中1位)

⑤フォロワー数 2056人(1952人+X分104人)※前年末は2026人(1953人+X分73人)

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ブレイディみかこ著「両手にトカレフ」を読む / HENNESSYのブランデーを売る / 今夜は井上道義のラストコンサート ~ 第54回サントリー音楽賞受賞記念コンサート

2024年12月30日 00時01分04秒 | 日記

30日(月)。テレカに次いで、家の片隅で眠っていたHENNESSYのブランデーを買取業者「こやし屋」に持っていきました いつ誰に頂いたものか思い出せないほど昔に入手したものですが、ビールやワインは飲んでもブランデーは飲まないので長年 放置しておいたものです

     

さて、買い取り額ですが、年月が経っているということで、3000円の評価が付きました こちらとしては御の字です 家のどこかで眠っているお酒はありませんか? 売れますよ

ということで、わが家に来てから今日で3639日目を迎え、米ホワイトハウスのカービー広報補佐官は、北朝鮮兵の死傷者数が過去1週間だけで1千人にのぼるとの見方を示したが、多大な犠牲の背景には、北朝鮮兵がウクライナによるドローン攻撃に対応できていないことが指摘されている  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

     

     金正恩将軍様に預けた命だから 戦闘の途中でドロンするわけにはいかないジレンマ

         

ブレイディみかこ著「両手にトカレフ」(ポプラ文庫)を読み終わりました ブレイディみかこは1965年福岡県生まれ。96年から英国ブライトン在住。2017年「子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から」で新潮ドキュメント賞、19年「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」で毎日出版文化賞特別賞、Yaho o!ニュース 本屋大賞ノンフィクション本大賞などを受賞 他の著書に「他者の靴を履く アナ―キック・エンパシーのすすめ」、「ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち」などがある

主人公のミアはイギリスの片田舎でドラッグ中毒の母親のもと、幼い弟の世話をしながら貧しい生活を送る14歳の中学生 ある日、ミアは図書館で老人から金子文子(大正期のアナキスト)の自伝を受け取り、読み始める ミアは、貧しさの中で祖母から虐げられながら何とか生きていこうとするフミコの人生に自らの人生を重ねる 学校では自分の重苦しい現実をクラスメイトに話せなかったが、同級生のウィルにラップのリリックを書いてほしいと頼まれ、自らの境遇をラップの歌詞に綴りながら「ここじゃない世界」を表現することを通して、ミアは少しずつ前向きに生きるように変わっていく

     

「両手にトカレフ」というのは、ミアが作詞したリリックにウィルがラップ調のメロディーを付けた曲のタイトルです これについて、巻末に掲載されたバービーさんとの対談で、ブレイディさんは次のように語っています

「『両手にトカレフ』というタイトルは、銃の代わりにラップ(言葉)で世の中と戦おうとするミアの想いをあらわしたものですが、人と交流するにもやっぱり言葉が必要で、いかにちゃんと伝えるための手段に変えられるかは、どう生きていくのかにも関わっていくような気がします

ミアは強い。何があっても自分の力で考え、行動する 何故かと言えば、ミアには守るべき弟がいるからです 自分を頼る存在がいる、守らなければならない存在がいる、というのは人間を強くするということでしょう それと同時に、血のつながった家族だけが家族ではない、というこの物語の結末に温かさと希望を見出しました

本書は私が今年読んだ100冊目の本です

         

今日は、19時からの「第54回サントリー音楽賞受賞記念コンサート」をもって指揮者を引退する井上道義のラスト・コンサートを聴きに行きます これは私が今年聴く174回目の公演で、今年最後のコンサートです

     

本日、toraブログのトータル訪問者数が310万 I P を超えました これもひとえに普段からご訪問下さっているフォロワーの皆さまのお陰と感謝しております これからも毎日休むことなく根性で書き続けて参りますので、モコタロともどもよろしくお願いいたします

     

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日本経済新聞「回顧2024 読書」、朝日新聞「書評委員19人の『今年の3点』」を読んで ~ 書評欄での文庫評が少なすぎる

2024年12月29日 00時04分20秒 | 日記

29日(日)。クレジット会社からメールが入り、来年1月10日の銀行預金からの引き落としが半端ない金額であることが判明しました 内訳をみると東京交響楽団、東京フィル、読売日響(定期 & 名曲)、新日本フィル(サントリー & 扉)、東京シティ・フィル(定期 & ティアラ)の各年間会員券代がこの日に引き落とされることになっています オーディオ機器やLPレコードの売却益をすべてつぎ込まなければなりません 東京都交響楽団はすでに引き落とし済みで、NHK交響楽団と新国立オペラの請求が半年ずれていて良かったと思います

ということで、わが家に来てから今日で3638日目を迎え、米ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は27日、中央アジアのカザフスタン西部でアゼルバイジャン航空の旅客機が墜落した事故を巡り、ロシアの防空システムに撃墜された可能性を示す証拠があると明かした  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

     

     作為的かどうかに関わらず プーチン・ロシアは 他国の平和や安全など念頭にない

         

昨日の日本経済新聞に「回顧2024 私の3冊」が、朝日新聞に「書評委員19人の『今年の3点』」がそれぞれ掲載されていました

日経の読書面には「本と出会う場 維持へ模索 ~ 実録風ホラーがヒット」という見出しの記事(西原幹喜)が掲載されていました 超略すると次の通りです

「出版科学研究所がまとめた2024年の書籍・雑誌の推定販売金額(1~11月)は前年同期比5.7%減の9172億円だった 20~21年にはコロナ禍の巣ごもり需要があったが、22年以降はさえない。雑誌は同7.8%減の3701億円と、落ち込みが目立つ 書籍は同4.2%減の5470億円。一方、出版文化産業振興財団が発表した8月末時点の全国の書店数は7828軒で、1か月あたり32.7軒のペースで減る 無書店自治体の割合は全国で27.9%に上った。3月には経済産業省が書店新興プロジェクトチームを設置。書店経営者らへの聴き取りやパブリックコメントを実施するなど、本と出会う場を維持しようと模索が始まった 新たな書店のかたちとして広がりつつあるのが既存の出版流通に頼らない『独立系書店』や、柵の借り主が本を売る『シェア型店』だ 日販が発表した年間ベストセラーではユーチューバーの雨穴著『変な家2』が1位だった 5位、6位には同じ著者の『変な家』『変な絵』が入った。いずれもフィクションを実録風に演出した『モキュメンタリ―』の手法によるホラー小説だ。実録風ホラーのヒットが際立つ。『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆)や、ガルシア=マルケスの『百年の孤独』文庫版のヒットも話題になった 2つの話題書が象徴するのは、きっかけがあれば本を読みたい人はたくさんいる、ということだ 本との出会いを演出する存在として、リアル書店や店主、そこへ集う人々の役割はなお大きい

「本を読む習慣がない人」の増加は今に始まったことではありませんが、年々深刻度が増しています 「無書店自治体の割合は全国で27.9%」というのは衝撃です 雨穴著『変な家』はタイトルに惹かれて読みましたが、ブログでの書いた通り、リアリティがないと感じました

日経は「私の3冊」として書評委員15人の選んだ「マイベスト3」を、朝日は「今年の3点」として書評委員19人の「マイベスト3」をそれぞれ掲載しています 日経で選ばれた45冊、朝日での57冊、合計102冊の中で私が読んだ本は1冊もありません しかし、これは当然といえば当然です 書評委員が選んでいるのは今年1年間に刊行された新刊の単行本であり、私が読んだのは主として単行本を文庫化した文庫本だからです

新聞の「書評欄」を読んでいつも思うのは、対象が単行本に偏り過ぎていて、文庫本は扱いが極端に少なく片隅に追いやられているということです 朝日も日経も改善してほしいと思います

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さらばタンノイアーデン! ~ 約40年にわたり聴いてきた大型スピーカー / もはや使用予定のないテレホンカードを29枚売る ~ 思わぬ買取価格にニンマリ

2024年12月28日 00時12分41秒 | 日記

28日(土)。昨日午前、スピーカー「タンノイアーデン」ほかオーディオ関連機器が「オーディオランド」に引き取られていきました 12月18日に売買契約が締結され、あとは引き渡すだけになっていました 引き渡したのはスピーカー(ペア)のほか、プリメイン・アンプ、レコードプレーヤー(ターンテーブル & トーンアーム)、FMチューナー、CDプレーヤー、カートリッジ7本です

     

     

     

     

     

とくに「タンノイアーデン」は大型なのでかなりのスペースを占領していました 撤去されるとスペースが広がり、リビングからベランダに直接出られるようになりました

ビフォア / アフターです

【ビフォア】右上は撤去直前にタンノイアーデンで最後に聴いたモーツアルト「弦楽五重奏曲K.516」です

     

【アフター】テレビの右側はモコタロの小屋です

     

ということで、わが家に来てから今日で3637日目を迎え、AP通信は26日、米国で成人の65%が政府や政治に関するニュースについて、情報過多や熱意の低下などの理由で、距離を置きたいと考えているとの世論調査結果を発表した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

     

     トランプ劇場に辟易しているのは分かるが 政治への無関心はトランプの思う壺かも

         

昨日、夕食に「筑前煮」と「シメジの味噌汁」を作りました 筑前煮はフライパンで作りましたが、美味しく出来ました

     

         

買い物帰りに地元巣鴨の地蔵通り商店街を歩いていたら中古品買取「こやし屋」のチラシ入りティッシュを配っていました    チラシを見ると「テレホンカード  50度1枚380円以上」とありました そういえば、先日 過去のコンサート・チケットを整理していた時に未使用のテレカが何枚かあったな と思い出し、探したら29枚ありました 新聞社からいただいたもの、レコード会社のキャンペーンで入手したもの等々様々でしたが、すべて50度数でした

     

さっそく「こやし屋」に持っていくと、チラシ通り1枚380円✕29枚=11,020円で買い取ってくれました 先日売却した中古レコード約1500枚の88%が100円以下の買取価格だったのに比べると、一律で1枚380円は相当の高値です

未使用のテレホンカードが箪笥の肥やしになっていませんか? 売れますよ

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朝日新聞「回顧2024 音楽(クラシック)」を読んで ~ 吉田純子編集委員が挙げる34人の音楽家、2人の音楽評論家による「私の3点」

2024年12月27日 00時38分24秒 | 日記

27日(金)。わが家に来てから今日で3636日目を迎え、ロシアは25日にウクライナのエネルギーインフラに対し大規模なミサイル攻撃を実施し、同国の送電会社はクリスマスの25日に電力供給を制限せざるを得なくなった  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

     

     メリークリスマスをベリークルシミマスにしたのは 極悪非道の空想家プーチンだ!

         

昨日、夕食に「豚とトマトの炒め物」を作り、息子が作り置きしておいてくれた「温野菜サラダ」「野菜スープ」、前日の鶏の「丸焼きの残り」と一緒に食べました 「豚と~」は新聞の「料理メモ」を見て初めて作りましたが、美味しくできました 

     

         

昨日の朝日新聞夕刊に「回顧2024 音楽(クラシック)」が掲載されていました 同社編集委員・吉田純子さんがこの1年のクラシック公演を振り返り、2人の音楽評論家が「私の3点」を挙げています

吉田純子編集委員の「回顧」は昨年同様”総花的”とでも言うべき広範囲にわたるもので、取り上げた演奏家は34人に及びます いかに彼女が多くのライブ公演を聴いて、その中から特に印象に残った公演を絞り込んだかが想像できます

吉田さんが挙げた演奏家・公演名等は以下の通りです

パトリツィア・コパチンスカヤ(Vn:シューベルト「死と乙女」)、濱田芳通 ✕ アントネッロ、橋本愛(シャリーノ「ローエングリン」)、足立智美(「金沢国際実験音楽祭」の創設)、沖澤のどか ✕ サイトウ・キネン・オーケストラ(ブラームス)、ヘルベルト・ブロムシュテット ✕ NHK交響楽団、村川千秋 ✕ 山形交響楽団(シベリウス)、井上道義(ブルックナー、ショスタコーヴィチ)、アンドリス・ネルソンズ、サイモン・ラトル、マレク・ヤノフスキ、リッカルド・ムーティ、マティアス・バーメルト ✕ 札幌交響楽団(ブルックナー「交響曲第6番」)、鈴木秀美 ✕ オーケストラ・リベラ・クラシカ(ベートーヴェン「交響曲第9番」)、山田和樹 ✕ モンテカルロ・フィル(ベルリオーズ「幻想交響曲」)、ジャンクロード・カサドシュ ✕ 読売日響(同左)、阪哲郎 ✕ びわ湖ホール(R.シュトラウス「ばらの騎士」)、坂入健司郎 ✕ 大阪交響楽団(ブラームス「交響曲」全曲)、矢代秋雄(作曲・故人)、藤田真央(P)、青木尚佳(V)、中村恵理(S)、脇園彩(Ms)、北村朋幹(P)、アリーナ・イブラギモヴァ(Vn)、古海行子(P)、上野通明(Vc)

故人=小澤征爾(指)、湯浅譲二(作)、間宮芳生(作)、田中信昭(指)、マウリツィオ・ポリーニ(P)、江戸京子(P)、フジコ・ヘミング(P)

上記の中で、特に印象に残ったのは今年2月6日に逝去した小澤征爾についてのコメントです

「会う人すべてを一瞬で音楽の家族にした小澤征爾という人は、日本が敗戦の痛手からはいあがる一翼を自ら担ってひた走る、日本のクラシック界の青春時代そのものだった

もう一つは、今月30日(月)にサントリーホールで開かれる「第54回サントリー音楽賞受賞記念コンサート」をもって指揮者を引退する井上道義についてのコメントです

「定年がないという芸術家の特権を自ら覆し、年末に引退する井上道義は、『道義劇場』で全国を沸かせつつ、愛するオーケストラひとつひとつの個性を各地の聴衆の心に刻み、極上のブルックナーやショスタコーヴィチを届けた 希代のトリックスターは、実は徹底して謙虚な黒衣だった

また、彼女は来年ベルリン・フィルを指揮するなど快進撃を続ける指揮者・山田和樹を高く”買っている”ことが窺えます

「ベルリオーズの『幻想交響曲』で、山田和樹率いるモンテカルロ・フィルは革命的な名演を聴かせた 『こうしてみたらどうかな』というワクワクと冒険心を、予定調和を突き崩す勇気に変えられる限り、山田の快進撃は続くだろう

また、オペラ歌手として中村恵理と脇園彩の2人の名前を挙げているのは流石と言わざるを得ません

次に、2人の評論家による「私の3点」は次の通りです

1.東条碩夫(音楽評論家)

①サイモン・ラトル & バイエルン放送交響楽団:ブルックナー「交響曲第9番」ほか

②尾高忠明 & 大阪フィル:ブルックナー「交響曲第8番」

③ジョナサン・ノット & 東京交響楽団:R.シュトラウス「ばらの騎士」

2.林田直樹(音楽ジャーナリスト・評論家)

①新国立劇場:ロッシーニ「ウィリアム・テル」

②濱田芳道 & アントネッロ:ヘンデル「リナルド」

③東京・春・音楽祭/ディオティマ弦楽四重奏団「シェーンベルク弦楽四重奏曲全曲演奏会」

上記の中で私が実演で聴いたのは①ジョナサン・ノット&東京交響楽団:R.シュトラウス「ばらの騎士」と、②新国立劇場:ロッシーニ「ウィリアム・テル」の2公演です ①については12月14日付toraブログに、②については11月21日付ブログに感想を書きましたので、興味のある方はご覧ください

さて、私の「今年のマイベスト」はどの公演になるか・・・鋭意 選考作業中です

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売却した中古LPレコード約1500枚の査定結果出る ~ 1枚1万円の高値LPもあるが、8割が100円以下の査定額

2024年12月26日 00時01分25秒 | 日記

26日(木)。昨日は全国的にクリスマスでしたが、わが家では娘の誕生日だったので、夕食時に誕生会を開きました 今回はちょうど息子が忌引き休暇で一時帰省中だったので、久しぶりに一緒に祝うことが出来ました 息子が豆乳スープと温野菜サラダを作ってくれたので、差し入れの鶏の丸焼きと一緒にいただきました スパークリング・ワインを飲みながら食べましたが、やっぱり息子が作る料理はすごく美味しくて プロ級の味でした

     

バースデー・ケーキは私が FRENCH POUND HOUSE で予約開始日に並んで手配したアルコール入りショート・ケーキ「リュージュ」です ローソクの本数は無視してください

     

ということで、わが家に来てから今日で3635日目を迎え、DMMビットコイン(東京・中央)から482億円相当のビットコインが流出した問題で、警察庁と米連邦捜査局(FBI)などは24日、北朝鮮系のハッカー集団が関与したと発表した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

     

     北朝鮮は国の政策として外国資産の強奪を繰り返してる ”強奪には奪還を”が合言葉

         

20日にセタガヤレコードセンターに売却した中古LPレコードの査定結果が送られてきました 買い取り枚数は約1500枚ですが、ボックスセットや全集物は1タイトルで1枚としてカウントされている関係で、買い取り点数としては1343枚となっています

※売却した全てのLPレコードは12月21日付toraブログでレコード・ジャケットの背表紙の写真の形でご紹介しています

査定額は40,951円ですが、1枚を除く全てのLPが30%アップ対象だったため、トータルで50,236円となりました

買い取り額が高い順(30%アップ前)に並べると以下の通りです

①ムローヴァ:ヴィヴァルディ「四季」※30%アップ対象外      1枚 10,000円

②ヨハンナ・マルツィ:バッハ「無伴奏ヴァイオリン曲集」国内EX復刻版3枚1組10,000円

③    同    :シューベルト「ヴァイオリン作品集」  同  3枚1組10,000円

④    同    :ベートーヴェン、モーツアルト「作品集」 同      1枚   800円

⑤    同    :メンデルスゾーン「Vn協奏曲」      同      1枚  800円

⑥    同    :モーツアルト「Vn協奏曲」        同      1枚  500円

⑦    同    :     同              同      1枚  500円

以上①~⑦合計で32,600円です

ムローヴァのヴィヴァルディ「四季」なんて持っていたっけと思うほどだったので、これが一番のサプライズでした ヨハンナ・マルツィのLPはほぼ予想通りでした

     

     

     

他のLPの査定額と点数(枚数)は以下の通りです

⑧500円:3点

⑨300円:2点

⑩200円:9点

⑪100円:5点

⑫10円:3点

⑬5円:353点

⑭1円:956点

⑮0円:5点

つまり約1500枚のうち査定額が100円以下のLPが1322枚(88%)も占めるということです ネットの口コミなどで調べてみても、どこの買取業者も同様のようです 厳しいですが、これが現実です これからクラシックの中古LPレコードの売却を考えている方は、複数の業者を調べて比較してみると良いと思います 業者のクラシックに詳しい担当者と直接話をしてから判断するのがベストだと思います

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昨日は義父の葬儀に参列:奇しくも読売新聞グループ本社代表取締役 主筆・渡辺恒雄氏と同じ日に死去し、同じ日の同じ斎場で葬儀

2024年12月25日 00時04分05秒 | 日記

25日(水)。わが家に来てから今日で3634日目を迎え、トランプ次期米大統領は22日、「国家安全保障や世界の自由のために米国はグリーンランドの所有権と管理が絶対に必要だと感じている」と主張し、デンマーク領グリーンランドの購入に意欲を示した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

     

     第1次トランプ政権のとき「馬鹿げた議論」と一蹴されたはず  懲りない男だねえ

         

昨日は世間ではクリスマスイヴでしたが、12月19日に心筋梗塞で急逝した義父(享年96歳)の葬儀が西五反田の桐ケ谷斎場で執り行われたので参列しました 11時開始の葬儀はいわゆる”家族葬”なので参列者は5人だけでした。無宗教の形式での葬儀なのでお坊さんのお経もなく、お棺に花を入れてお別れするだけのすっきりしたものでした ところで、車で斎場の駐車場に入る時、大勢の男性があちこちに立っていて「何かあるな」と思ったら、義父と同じ19日未明に死去した読売新聞グループ本社代表取締役 主筆・渡辺恒雄氏の葬儀(家族葬)が執り行われることが分かりました こちらより1時間早い葬儀だったようです。あまりの偶然にちょっと驚きましたが、ちなみに義父の家では読売新聞は取っていません

義父はK大のヨットクラブを創設したヨットマンで、子どもたちが小さい頃は江の島のヨットハーバーからヨットに乗せてもらい、釣りをしたものです 娘は祖父の影響で「小型船舶操縦免許」を取得しました 実技試験に当たっては何度か特訓を受けたようです 義父は海洋保険の営業を定年まで勤めあげ、その後はアパート経営など不動産管理で生計を立てていました

お正月と8月の義父の誕生日には子供たちと品川の家に行き、銘酒「浦霞」を飲み交わしたものです 来月のお正月も孫の顔を見るのを楽しみにしていました 「やりたいことはすべてやった」と実の娘たちに言っていたということなので、悔いのない人生だったのだと思います 焼かれた骨の一部は故人の希望により湘南の海に散骨されます あらためて故人のご冥福をお祈りします

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音楽評論家3人が選ぶ 「今年印象に残った公演ベスト3」 ~ チョン・ミョンフン指揮東京フィル「トゥランガリーラ交響曲」、新国立オペラ「ウィリアム・テル」他:日経夕刊「今年の収穫:音楽」から

2024年12月24日 00時01分22秒 | 日記

24日(火)。19日に品川の義父が心筋梗塞で死去し、今日午前中に葬儀があるため、息子が忌引休暇を取って昨日一時帰省しました 午前中に帰ってきたので、昼食を取ってから、大規模修繕工事の一環として、ベランダの防水工事のために一時取り外した北側の網戸を取り付けるのを手伝ってもらいました 今週中は、南西側の防水工事のため1週間エアコンが使用できません   寒さをしのぐには温かい物を食べて寝るしかありません

ということで、わが家に来てから今日で3633日目を迎え、N国党の立花孝志党首は22日に兵庫県百条委員会の奥谷謙一委員長から名誉棄損で刑事告発されたことで、兵庫県警本部に任意の事情聴取に応じていたが、23日 Xを更新し、高熱にうなされていることを報告、マスク姿で「活動限界」と投稿した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

     

     嘘八百で他人を誹謗中傷し 告発されても反省しない  二度と政治の世界に顔出すな!

         

昨日、夕食に「ビーフカレー」と「生野菜とモッツアレラチーズのサラダ」を作りました 息子が帰省したので大量に食べられ、身体が温まるカレーがいいかな、と思いました 案の定、息子は大盛りのお代わりをしました

     

         

昨日の日経夕刊に「今年の収穫:音楽」が掲載されました クラシックとポピュラーそれぞれ3人の音楽評論家が「印象に残った公演ベスト3」を挙げています

クラシックについては以下の通りです

江藤光紀氏は①サイモン・ラトル指揮バイエルン放送交響楽団(11月、サントリーホール)、②バトリツィア・コパチンスカヤ&カメラータ・ベルン(12月、彩の国さいたま芸術劇場)、③チョン・ミョンフン指揮東京フィル「トゥランガリーラ交響曲」(6月、オーチャードホール他)を挙げています

     

オペラについては山崎浩太郎氏が①「ウィリアム・テル」(11月、新国立劇場)、②「アッティラ」(9月、東京・春・音楽祭)、③「トゥーランドット」(6~7月、英国ロイヤル・オペラ)を挙げています

関西のクラシック公演については小石かつら氏が①沖澤のどか指揮京都市交響楽団(1月、京都コンサートホール)、②尾高忠明指揮大阪フィル(5月、フェスティバルホール)、③延原武春指揮日本テレマン協会(7月大阪中央公会堂)を挙げています

3人が挙げた公演のうち私が聴いたのは①チョン・ミョンフン指揮東京フィル「トゥランガリーラ交響曲」と②ロッシーニ「ウィリアム・テル」の2公演です ①については6月25日付toraブログに、②については11月21日付ブログに感想を書きましたので、興味のある方はご覧ください

     

3人の評論家のコメントで印象に残ったのは次の通りです

江藤氏「インフレ、円安の中、海外団体の来日が今後も続いてくれるのかが心配だ」「東京フィルの公演は、定期1000回記念ということもあり選出。東京都交響楽団も今年1000回を迎えた 芸術の成熟には長くたゆまぬ活動が必要だ

(※ ちなみにNHK交響楽団は12月度のAプロ=第2025回、Bプロ=第2026回、Cプロ=第2027回となっています)

山崎氏「『ウィリアム・テル』は日本ではよく理解されていなかった名作の真価を、音楽と演出の総合的な力で示した

(※本公演は新国立劇場初上演で、日本での原語=フランス語・舞台上演は今回が初めてです)

私の「今年最も印象に残った公演ベスト10」は31日に発表する予定ですが、ベスト5、あるいはベスト3になるかもしれません 現在「一人選考委員会」で選考作業中です。お楽しみに

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濱口竜介監督「悪は存在しない」を観る ~ 自然とともに生きる人々の前に「グランピング場」の設営話が持ち上がる:2023年「第80回 ベネチア国際映画祭」銀獅子賞(審査員大賞)受賞作

2024年12月23日 00時02分36秒 | 日記

23日(月)。わが家に来てから今日で3632日目を迎え、バイデン米大統領は連邦政府の死刑囚40人全員、あるいはその大半について減刑することを検討しており、トランプ次期大統領は1期目に急ピッチで死刑執行を進めたが、これが出来なくなりそうだ  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

     

     バイデンは息子に恩赦を与えて タガが外れたようだ トランプは支持者を減刑する

         

昨日、早稲田松竹で濱口竜介監督「悪は存在しない」(2023年・106分)を観ました 早稲田松竹で映画を観るのは5月8日以来なので約7か月半ぶりです いつの間にかチケット代が値上げされシニア料金は200円アップの1100円になっていました まあ、2本立て料金なので高いとは言えません。私は腰痛悪化防止のため、1本だけ観て帰りました

自然豊かな高原に位置する長野県水挽町は、東京から近いため近年移住者が増加傾向にあり、ごく緩やかに発展している 代々その地に暮らす巧(大美賀均)は娘の花(西川玲)と共に自然のサイクルに合わせた慎ましい生活を送っていた ある時、家の近くでグランピング場の設営計画が持ち上がる。それは、コロナ禍の煽りで経営難に陥った芸能事務所が政府からの補助金を得て計画したものだった しかし、業者による住民説明会で、そこに設置される浄化槽から彼らの町の水源に汚水を流そうとしていることが分かったことから、住民に動揺が広がる

     

映画の冒頭は、美しい音楽を背景に木々の小枝や葉が空をおおう映像、そして巧が清水で水を汲みボトルに詰める様子が映し出されます まさに、自然とともに生きる巧の生活を描いています そうした中、突然グランピング場(ホテル設備を備えたキャンプ場)設営の話が持ち上がります こうした流れになれば、当然ストーリーは「自然保護か土地開発による地域経済の活性化か」というテーマがメインになると思いがちです しかし、この映画ではそうはなりません もちろん、「説明会」における業者側の髙橋(小坂竜士)、黛(渋谷采郁)と住民との激しいやり取りの場面は一つの大きな山場となっています しかし、濱口監督の言いたいことはそうではないようです 髙橋は、実はこんな仕事はもうやめたいと思っていたところに、清水を汲み、薪を割り・・・という巧の生き様を見て共感を覚え、同じような生活を送りたいと思うようになります そう、悪は存在しないのです

     

意外な展開は、花が森の中で迷子になってしまうことです 最後は、巧と高橋が森の中で、手負いの鹿と向き合う花を発見し、危険を察知した高橋が花を救おうと一歩踏み出したところで、巧が彼を引き留め組み伏してしまいます そして鹿が去った後に、巧は鼻血を出して倒れている花を抱き上げて去っていきます

なぜ、巧は高橋の行動を止めたのか? 怪我をした鹿は人を襲うことがあると説明していたのは巧自身だったはずです この地で育った巧は、その野生の鹿が花を襲うことはないと確信していたのだろうか? 果たして花は生きているのだろうか? まったく分かりません

     

本作は世界三大映画祭の一つ「ベネチア国際映画祭」で銀獅子賞(審査員大賞)を受賞しました が、審査員はこのラストをどのように解釈したのだろうか

     

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今月はモーツアルト「弦楽五重奏曲第5番 ニ長調 K.593」が作曲された月 ~ 死の前年、1790年12月に作曲 / マンション大規模修繕工事の外壁補修箇所の現場見学をする

2024年12月22日 00時02分22秒 | 日記

22日(日)。昨日午前、マンション管理組合の理事会が開かれたので出席しました 会議の前に大規模修繕工事中の外壁補修箇所等の現場見学を行いました 理事会メンバーだけでなく一般住民にも事前に呼びかけましたが、寒さのせいか参加者は理事3名だけでした 午前10時に玄関前に集合し、ヘルメット・軍手・安全ぺルトを着用し、エレベーターで屋上に上がり、14階から2階まで建物の周囲に張り巡らされた足場を歩きながら工事担当者の説明を受け、外壁やベランダの補修箇所を見学しました 足場がかなり狭く、鉄パイプが頭上にも組まれているので、何度もヘルメットをぶつけました ヘルメットがなければ確実に頭を怪我しています 30分ほど見学して下まで降りたのですが、足がガクガクし筋肉痛が出ました 見学終了後、現場事務所で理事会が開かれ、現場責任者から工事の進捗状況等の説明があり、約1時間で終了しました

     

ということで、わが家に来てから今日で3631日目を迎え、日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告は20日までに米ブルームバーグ通信の取材に応じ、日産とホンダが経営統合で協議に入ることについて「日産はパニックモードにある。率直に言って、両社間の相乗効果を見つけるのは難しく、実用的な取引ではない」と批判した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

     

     刑に服さないで日本を脱出したゴーンの発言は 小さな親切大きなお世話だろうな

         

12月はモーツアルト「弦楽五重奏曲第5番 ニ長調 K.593」が作曲された月です モーツアルトの死の前年、1790年12月に作曲されました 当時は人気が落ちて仕事がなく、経済的に困窮していたばかりか、健康面も思わしくなく、演奏会も開けない状況にありました この曲はモーツアルトが世を去った翌年の1792年にウィーンのアルタリア社から出版された際、楽譜に「ハンガリーの音楽愛好家のために」と記されていたため、ハンガリーの裕福なヴァイオリン奏者ヨハン・トストに依頼されて作曲したものと考えられています

第1楽章「ラルゲット ~ アレグロ」、第2楽章「アダージョ」、第3楽章「メヌエット」、第4楽章「アレグロ」の4楽章から成ります

偶然にも、所有していたLPレコードを売却した際、手元に残した3枚のレコードのうち1枚がこの曲のLPでした アマデウス弦楽四重奏団+セシル・アロノヴィッツによる演奏ですが、つくづく味わい深い演奏です タンノイアーデンで聴くからなおさらなのかも知れません

     

     

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