30日(日)。月末を迎えたので、恒例により6月の3つの目標の実績をご報告します ①クラシック・コンサート=15回、②映画鑑賞=3本、③読書=9冊でした なお②は3本のうち2本はMETライブのオペラです 映画鑑賞が極端に少ないのは腰痛対策で映画館通いを避けていたためです この傾向はしばらく続きそうです
なお、2024年も半年を経過したので、今年6か月間の実績をご報告します クラシック・コンサート=94回、②映画鑑賞=55本、③読書=47冊でした なお、②にはNetflixで観た作品も含まれています
話は変わりますが、昨日午前、マンションの管理組合「定期総会」があり 出席しました 大規模修繕計画をはじめすべての議題が可決されました 役員の任期は2年ですが、現在の役員は満2年経過したが、大規模修繕工事を完了するため1年延長することも可決されました 総会後の理事会で新役員を選任しましたが、協議の結果、現在の役職を踏襲することになりました。したがって、私は副理事長をもう1年務めることになります
ということで、わが家に来てから今日で3456日目を迎え、米誌ニューヨークタイムズは28日、バイデン大統領が前日の討論会で衰えが明らかになったと指摘したうえで、トランプ前大統領の再選というリスクを止めるためには、より強い候補者が必要だとし、バイデン氏に「国のために大統領選から身を引くべきだ」とする社説を公表した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
問題は バイデン大統領に代わる有力な候補者がいるかということだが 時間がない
昨日、東京オペラシティコンサ-トホールで東京シティ・フィル「第371回定期演奏会」を聴きました プログラムは①モーツアルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」序曲、②ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37」、③シューベルト「交響曲第8番 ハ長調 D944 ”ザ・グレート」です 演奏は②のピアノ独奏=小山実稚恵、指揮=鈴木秀美です
鈴木秀美は神戸市生まれ 18世紀オーケストラ、ラ・プティット・バンドのメンバー・首席チェロとして活躍 バッハ・コレギウム・ジャパン首席チェロを歴任し、2001年にオーケストラ・リベラ・クラシカを創設、指揮にあたる
オケは12型で、左奥にコントラバス、前に左から第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリンという対抗配置をとります。コンマスは戸澤哲夫です
1曲目はモーツアルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」序曲です このオペラはウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)が1787年に作曲、同年プラハのエステート劇場で初演されました 「序曲」はオペラの雰囲気を凝縮した音楽ですが、一説によると「序曲」は一晩で書かれたと言われています
鈴木秀美の指揮でデモーニッシュな演奏が繰り広げられました
2曲目はベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37」です この曲はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)が1800年から1803年にかけて作曲、1803年アン・デア・ウィーン劇場で初演されました ベートーヴェンの全協奏曲の中で唯一の短調作品であり、交響曲第5番”運命”と同じハ短調を基調としている点が大きな特徴です 第1楽章「アレグロ・コン・ブリオ」、第2楽章「ラルゴ」、第3楽章「ロンド:アレグロ」の3楽章から成ります
ピアノ独奏の小山実稚恵はチャイコフスキー、ショパンの二大国際コンクールに入賞以来、国内外の主要オーケストラと共演、リサイタルを開く チャイコフスキー、ショパン、ロン=ティボー、ミュンヘンなど国際音楽コンクールの審査員も務める
オーケストラによる長い序奏に続いて小山のピアノが決然と入ってきます ベートーヴェンらしい力強い雄渾な音楽が展開します 第2楽章は小山のソロから入りますが、心に染み入る演奏で、一音一音の粒立ちが美しく、抒情性が際立っていました 第3楽章は一転、軽やかな主題がリズム感よく軽快に演奏されます 独奏ピアノとオケとの丁々発止のやり取りにより輝かしいフィナーレを飾りました
満場の拍手にカーテンコールが繰り返され、小山はシューベルト「4つの即興曲 D899」より第3番を軽やかに演奏、再び大きな拍手に包まれました
プログラム後半はシューベルト「交響曲第8番 ハ長調 D944 ”ザ・グレート」です この曲はフランツ・シューベルト(1797-1828)が1825年から28年にかけて作曲しました シューベルトの死後、1839年1月にローベルト・シューマンがシューベルトの兄フェルディナンドの家でこの曲の自筆譜を発見し、同年3月にライプツィヒでメンデルスゾーンの指揮で初演されました 第1楽章「アンダンテ ~ アレグロ・マ・ノン・トロッポ」、第2楽章「アンダンテ・コン・モート」、第3楽章「スケルツォ:アレグロ・ヴィヴァーチェ&トリオ」、第4楽章「フィナーレ:アレグロ・ヴィヴァーチェ」の4楽章から成ります
鈴木秀美の指揮で第1楽章に入ります。冒頭の谷あかねの演奏が素晴らしい かなり速いテンポでサクサクと演奏が進みます。流麗さを狙った演奏ではなく、どちらかというとスタッカート気味とでもいうようなメリハリの利いた鋭角的な演奏が展開します 第2楽章では冒頭の本多啓佑のオーボエが素晴らしい この楽章を聴いて気が付いたのは、弦楽セクションはノン・ヴィブラートの古楽奏法で演奏していることです 古楽の鈴木秀美ですから当然ですね 第3楽章は弦楽セクションを中心に歯切れのよい演奏が繰り広げられます 第4楽章は冒頭から高速テンポでアグレッシブな演奏が展開しますが、弦楽セクションのうねりが凄い そして、同じフレーズを何度も繰り返し、情熱的な鈴木の指揮のもと 圧倒的なフィナーレを飾りました
満場の拍手とブラボーが飛び交う中、カーテンコールが繰り返されました 聴き終わって思ったのは、「シューベルトってどうしてこうもしつこく同じフレーズを繰り返すんだろう?」ということです この日の鈴木秀美 ✕ 東京シティ・フィルの演奏は全体的にテンポが速かったので良かったのですが、ちんたら演奏されたら途中で寝るか帰るかどちらかになりそうです
なお、本番前にレセプショニストの女性にカーテンコール時の写真撮影の可否について訊いたところ、「ステージに演奏者が居る時の撮影はご遠慮ください」とのことでした つまりダメということです 他のほとんどの在京オーケストラは撮影OKです。定期会員を増やす意味でも、積極的に撮影OKにしてブログやSNSで発信してもらった方が効果的ではないか、と思います 肖像権の問題とかクリアすべき課題があるのかもしれませんが、他のオケが出来てシティ・フィルだけが出来ないことはないはずです 許可してくれれば、積極的にブログで紹介していきます 殿、ご英断を