31日(火)。2019年=令和元年も今日で終わりです 月日の経つのが年々速くなっているような気がします 多分 気のせいではないのでしょうね
ということで、わが家に来てから今日で1919日目を迎え、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された衆院議員の秋元司容疑者に現金を渡したとされる贈賄側の中国企業「500ドットコム」側の3容疑者が、いずれも容疑を認めていることが関係者への取材でわかった というニュースを見て感想を述べるモコタロです
まだ表面化していない贈収賄が全国のIR候補地でやられてるような気がするなあ
息子が すき焼き用の「山形牛」をあらかじめ郵送してくれ、娘も仕事休みだったので、昨夕は「すき焼き」にしました お酒は山形の「初孫」です
デザートに山形土産のラ・フランスをいただきました 独特のソフトな食感でとても美味しかったです
2019年1月1日から12月31日までに聴いた全198回のクラシック・コンサートの中から独断と偏見で選んだ「マイベスト10」を発表します
なお、それぞれの公演についての詳細は、各公演の翌日のtoraブログに書いていますので、興味のある方はご覧ください
【第1位】テオドール・クルレンティス指揮ムジカエテルナ来日公演 ①チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」(Vn:パトリツィア・コパチンスカヤ)、②同「交響曲第4番」:2月11日 すみだトリフォニーホール
このコンサートは両曲とも良かったですが、特にコパチンスカヤを迎えたコンチェルトがアグレッシブで、いま生まれたてのベートーヴェンの曲のように響きました 無個性時代の超個性的演奏でした
【第2位】新国立オペラ プッチーニ「トゥーランドット」:大野和士指揮バルセロナ交響楽団、新国立劇場合唱団、アレックス・オリエ演出。トゥーランドット=イレーネ・テオリン、カラフ=テオドール・イリンカイ、リュー=中村恵理ほか。7月18日新国立劇場「オペラパレス」
この公演は、粒ぞろいのソリストと迫力のある合唱団、説得力のある斬新な演出により大成功を収めました
【第3位】読売日響定期演奏会 シェーンベルク「グレの歌」:シルヴァン・カンブルラン指揮読売日本交響楽団、新国立劇場合唱団。ヴァルデマル=ロバート・ディーン・スミス、トーヴェ=レイチェル・ニコルズ、森鳩=クラウディア・マーンケほか。3月14日 サントリーホール
2017年のメシアン「アッシジの聖フランチェスコ」も素晴らしかったですが、この「グレの歌」も充実した歌手陣、高レヴェルの合唱団とともに読響の歴史に残る名演だったと思います
【第4位】東京春祭ワーグナーシリーズ「さまよえるオランダ人」:ダーヴィト・アフカム指揮NHK交響楽団。オランダ人=プリン・ターフェル、ゼンタ=リカルダ・メルベート他。4月15日 東京文化会館大ホール
この公演は、ターフェル、メルベートをはじめとする歌手陣が圧倒的に素晴らしかったです
【第5位】ボローニャ歌劇場来日公演 ロッシーニ「セヴィリアの理髪師」:アルマヴィーヴァ伯爵=アントニーノ・シラクーザ、ロジーナ=セレーナ・マルフィ他。6月24日 オーチャードホール
この公演は、METライブビューイング「ドン・ジョバンニ」でツェルリーナを歌ったセレーナ・マルフィを聴きたくてチケットを買ったようなものです。期待通りのチャーミングなロジーナを歌ってくれました
【第6位】高関健指揮「がんばろう日本!スーパーオーケストラ」 ①ブラームス「悲劇的序曲」、②同「ヴァイオリン協奏曲」(Vn:木嶋真優)、③ドヴォルザーク「交響曲第8番」:3月1日 サントリーホール
このコンサートは、全国からチャリティーコンサートのために集まったプロ集団による、身体に風圧を感じるほど迫力に満ちた演奏が聴けました
【第7位】東京春祭「エリーザベト・クールマン 愛を歌う」:4月9日 東京文化会館大ホール
この公演はクラシックありシャンソンありの滅茶苦茶楽しいコンサートで、エリーザベト・クールマンの魅力全開でした
【第8位】新国立オペラ チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」:アンドリー・ユルケヴィチ指揮東京フィル、ドミトリー・ベルトマン演出。タチヤーナ=エフゲニア・ムラ―ヴェワ、オネーギン=ワシリー・ラデューク、レンスキー=パーヴェル・クルガ-ティンほか。10月1日 新国立劇場「オペラパレス」
この公演ではタチヤーナを歌ったエフゲニア・ムラ―ヴェワをはじめ歌手陣が素晴らしく、悲劇の中に喜劇的な要素を加えたドミトリー・ベルトマンの演出が際立っていました
【第9位】新国立オペラ モーツアルト「ドン・ジョバンニ」:カーステン・ヤヌシュケ指揮東京フィル。グリシャ・アサガロフ演出。ドン・ジョバンニ=二コラ・ウリヴィエーリ、レポレッロ=ジョバンニ・フルラネット、ドンナ・アンナ=マルゴーナ・ケルケジ、ドンナ・アンナ=脇園彩ほか。5月17日 新国立劇場「オペラパレス」
この公演で一番印象に残っているのはドンナ・エルヴィーラを歌った脇園彩さんです 将来性があると見ました
【第10位】葵トリオ凱旋リサイタル ①ベートーヴェン「ピアノ三重奏曲第5番」、②マルティヌー「同第3番」、③メンデルスゾーン「同第2番」:5月1日 トッパンホール
葵トリオはヴァイオリン=小川響子、チェロ=伊東裕、ピアノ=秋元孝介の東京藝大出身の3人から成るユニットで、第67回 ARDミュンヘン国際音楽コンクール・三重奏部門で優勝を果たしています このコンサートではメンデルスゾーンがとりわけ素晴らしかったと思います
以上が今年の「マイベスト10」ですが、あらためて振り返って見ると10公演のうち7公演が声楽曲(うち5曲がオペラ)になっています 私は現在、N響、読響、東響、都響、新日フィル、東フィル(文京)、バッハ・コレギウム・ジャパン、新国立オペラの定期会員になっているので、圧倒的にオーケストラ曲を聴く機会が多いわけですが、聴いている時は良いと思っても、後で振り返った時に印象が残っているコンサートは数少ないように思います その一方で、オペラは 歌だけでなく舞台があり 衣装があり 演出があるので、観どころ 聴きどころ満載で、何かしら印象に残っていることが多いように思います そういう意味では、もっとオペラを観る機会を増やしたいのですが、ネックはチケット代が高いということです とくに著名な海外オペラの引っ越し公演だと、1回分の料金で在京オケの年間会費の半分がすっ飛んでしまう計算です 来年も厳選を重ねることになりそうです
さて、皆さんの「クラシック・コンサート2019年マイベスト」はいかがだったでしょうか
今年1年間toraブログをご覧いただきありがとうございました お陰様で今年も1日も休まず書き続けることが出来ました 来年もモコタロともどもよろしくお願いいたします
【忘備録】2019年12月31日現在のtoraブログのトータル・アクセス数およびランキング。
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②トータル訪問者数 1,378,647 I P
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