31日(火)。2023年1月が早くも月末を迎えたので、恒例により1月の3つの目標の実績をご報告します ①クラシックコンサート=14回、②映画鑑賞=7本、③読書=6冊でした なお、②については、このほかNetflixで「デヴィット・レターマン 今日のゲストはウラディミル・ゼレンスキー」、「デヴィット・レターマン 今日のゲストはビリー・アイリッシュ」(ブログ未掲載)、「舞妓さんちのまかないさん」(全9話)、「ミッション・インポッシブル: ゴースト・プロトコル」、「西部戦線異状なし」を観ました また③については2冊がブログ未掲載で今後掲載予定です
ということで、わが家に来てから今日で2941日目を迎え、尾辻秀久参院議長は30日、国会欠席を続けるNHK党のガーシー(東谷義和)参院議員の国会出席を求める「召状」を同党の浜田聡政調会長に手渡したが、参院議員に対して召状が出されたのは1949年に1例あるのみで74年ぶりとなる というニュースを見て感想を述べるモコタロです
何のために国会議員になったのか? こんないい加減な奴はさっさと辞めさせるべき
昨日の夕食は「すき焼き」にしました 娘が相変わらず早朝から仕事を頑張っているので、体力増強の意味も含めてワンランク上の牛肉にしました
早稲田松竹でフェデリコ・フェリーニ監督による1953年製作イタリア・フランス合作映画「青春群像」(モノクロ・107分:4Kデジタルリマスター版)を観ました
北イタリアの小さな町で、定職にも就かず自堕落な毎日を送る友人関係の5人の若者たち 色男のファウスト、空想家のアルベルト、劇作家志望のレオポルド、美声のリッカルド、最年少のモラルドの5人は町のビーチで行われる美人コンテストを見学している 「1953年のミス水着」に選ばれたのはモラルドの妹サンドラだったが、彼女は突然気絶して倒れてしまう 彼女はファウストの子を妊娠していることが判明する ファウストは町を逃げ出そうとするが、父親に捕まり結婚させられる 新婚旅行から帰ってきたファウストは、姑の友人の店で働くことになるが、悪い癖が抜けず店主の妻を誘惑し、それが原因で店をクビになってしまう 退職金代わりにと、モラルドを誘い店から天使象を盗み出すが、金にはならず盗みもバレてしまう 4人の友人は失業中で、目的もなくビリヤードやカフェにたむろしている。そんな中、モラルドは旅に出ることを夢見て、駅夫の少年と知り合う アルベルトの姉は妻のいる男と不倫していて、アルベルトは付き合うことに反対しているが、やがて姉は男と駆け落ちしてしまう レオポルドは町にやってきた老俳優に自作の戯曲を見せ、高く評価されるが、最終的に怖気づいてしまい自分から逃げてしまう ファウストは赤ん坊が生まれても仕事に就かない。ファウストの浮気を知ったサンドラは、赤ん坊を連れて家出する ファウストは4人の助けを借りて必死でサンドラを探し、最後にファウストの実家でサンドラを見つける ファウストは父親にベルトで叩かれるが、その後改心しサンドラと共に帰宅する 一方、モラルドはある朝、眠る友人たちを残し、列車に乗ってあてのない旅に出発する
この映画はフェデリコ・フェリーニが自身の故郷リミニを思わせる地方都市を舞台に、いい加減な生活を送る5人の青年たちの彷徨と旅立ちを描いた作品で、彼の自伝的要素の濃い作品として知られています モノクロ映像とともにニーノ・ロータの音楽が素晴らしい
原題「I Vitelloni」は「雄牛」の意味です 結婚前も結婚後もサカリのついた雄牛のように、性懲りもなく女性を追い回すファウストを指していると思われます
モラルドは、結婚前も ファウストとの結婚後も妹サンドラのことを心配しています そんな彼が、やっとファウストが改心して妹のところに戻ったことから、一大決心して、相変わらず定職にも就けずグータラ生活を送る仲間たちを置き去りにして、一人列車に乗ってあてのない旅に出るラストシーンが印象的です 「定職がない」「どこにも行く当てがない」ということでは、他の仲間たちと変わりありませんが、モラルドにとっては「町を出る」ことに意味があるのです 現状を打破するには「同じところに留まっていてはいけない」のです この映画は、そんなことを教えてくれます