24日(日).わが家に来てから今日で1180日目を迎え,お兄ちゃんの山形土産を前に独り言を言っているモコタロです
お土産は有難いんだけど ぼくにとっては「絵に描いたお茶漬け」なんだよね
昨日は普段は料理を作らない土曜日でしたが,娘が某巨大アウトレットで牡蠣を500グラム買ってきたので牡蠣鍋にしました 材料は牡蠣,エビ,焼豆腐,白菜,長ネギ,椎茸,シメジ,蟹入り団子で,地鶏味噌ちゃんこスープを使いました 〆はおじやにしました
昨日,新宿武蔵野館で「ダンシング・ベートーヴェン」を観ました これはアランチャ・アギーレ監督による2016年 スイス・スペイン合作映画(83分)で,2007年に逝去したフランスの天才バレエ振付師モーリス・ベジャールの代表作「第九交響曲」の東京上演(2014年11月・NHKホール)に向けたバックステージを捉えたドキュメンタリーです
ベジャールと言えば,ストラヴィンスキー「春の祭典」とラヴェル「ボレロ」の名振付が忘れられません 「第九交響曲」はバレエダンサー80人余,ソロ歌手,オーケストラ,コーラスをあわせて350人というスケールの大きな上演作品です
スイスのローザンヌではバレエ「第九交響曲」出演のためモーリス・ベジャール・バレエ団のダンサーたちが過酷な練習に取り組んでいた ベジャールの後継者ジル・ロマンから第2幕のメインを任せられた才能豊かなソリスト,カテリーナは喜びに満ち溢れ練習に励んでいた しかし,カテリーナに妊娠が発覚しメインを下されてしまう 一方,その子の父となるオスカーは生まれてくる子供のために良き父親になろうとしていた カテリーナはキャリアが中断されることへの不安と生まれてくる子供への愛情の間で揺れ動く 様々な想いを抱きながらダンサーたちは東京での「第九交響曲」のステージに挑む
この映画は,モーリス・ベジャール・バレエ団の芸術監督ジル・ロマンの娘で女優でもあるマリヤ・ロマンが,両親や 同バレエ団や 東京バレエ団のダンサーたちにインタビューする形で進行し,①冬のローザンヌ,②春の東京,③夏のローザンヌ,④秋の東京・本番と 四季を追って展開します
コロンビア出身のオスカー・シャコンはじめソリストたちが踊るバレエは 練習,本番を問わず実に素晴らしく,思わず見入ってしまいます 惜しいのはドキュメンタリーの時間的制約のせいか,カット割りが短く 連続してひとつのシーンが見られないことです
ダンサーたちの国籍・人種・肌の色は様々で,ジル・ロマンの言う通り「ダンスに差別はない.手をつないだ先が黒でも緑でも,関係ない」のです これはまさにベートーヴェンの「第九」のテーマである「人類は兄弟」という精神と結びついています
本番は指揮=ズービン・メータ,管弦楽=イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団,ソリスト=クリスティン・ルイス,藤村実穂子,福井敬,アレクサンダー・ヴィノグラードフ,合唱=栗友会合唱団,バレエ=モーリス・ベジャール・バレエ団,東京バレエ団という布陣ですが,オーケストラと合唱がステージに乗り,その前でダンサーたちが踊ります しかし,本番が映し出されるシーンは極めて短く,欲求不満に陥ります それでも第4楽章フィナーレにおける同心円上で踊られるダンサーたちの群舞は まるで万華鏡のように美しく感動的です
この映画を観て,今にして思うのは,3年前の2014年11月,あの公演を観に行けばよかったということです.当時は相当迷いました しかし,あまりにも高価な入場料金(確かS席が4万円近く,B席でも3万円近くしたのではなかったか)と,他のコンサートの日程との兼ね合いなどを考慮して諦めたのでした
今度来日公演があったらきっと行くと思います
毎年恒例の「コンサートホール・クリスマスツリー・セレクション」をお届けします
サントリーホール前のカラヤン広場
東京オペラシティコンサートホール
新国立劇場(オペラパレス)
紀尾井ホール
ミューザ川崎
NHKホール前
お正月には神社やお寺に初詣に行く日本人の皆さま メリークリスマス お子さんをお持ちの方はプレゼントで ベリークルシミマス