EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ファーストアルバムプラケース仕様のCD盤について

2014-05-24 09:30:24 | 「Emerson Lake&Palmer / first」
ファーストアルバム
プラケース仕様のCD盤について


90年代になって、EL&Pの国内盤CDは、
発売元がワーナーからビクターエンタテイメントに移りました。

輸入盤もアトランティックからヴィクトリー・ミュージックへと移ったようです。

ワーナー時代のCD盤のデザインは、
ほぼ、アトランティックのものを流用していました。

プラケースの中に収納されているジャケットの紙のデザインなどもそうです。

CD盤をリリースするにあたって、
アナログ盤のジャケットデザインをベースとし、
タイトルが映えるような縮小、
タイトル文字の移動、
アナログ時代のジャケットを部分的にカットする等、
アルバムごとに様々な試みが行われていました。

アナログ盤時代も、お国ごとに、ジャケットが微妙に異なる事は、
このブログにおいて何度か述べてきており、
それも楽しみの一つではあるのですが、
復刻盤のジャケットで、あまりにも酷いものだけは、
遠慮無く批判もしています。

今回取り上げたファーストアルバムのプラケースCDに収納されているジャケットは、
ワーナーやアトランティックのプラケースCDのジャケットとは色合いが違っており、
これはワザとそうしたというよりも、アナログ盤時代から二種類の色が存在していたようなので、
違うものを選択したという事なのでしょう。

ビクターエンタテイメントとヴィクトリー・ミュージックは、
キースのインタビューによると、ブラック・ムーンリリース時には、ビクターエンタテイメントの傘下に、ヴィクトリー・ミュージックがあったようですが、
洋楽アーティストのアルバムに関しては、
ヴィクトリー・ミュージックが抱えているアーティストの製品が、
日本のビクターエンタテイメントで発売されるという事だったと思うので、

CD盤のデザインが同じ場合、ビクターエンタテイメントが流用したのではないかという見方も間違ってはいないでしょう。

ただ、このファーストアルバムのプラケースCD盤に関しては、
ジャケットの色とデザインはほぼ同じで、
CD盤の基本的なデザインも同じなのですが、
ベースとなる色が異なっていますね。


上 ヴィクトリー・ミュージック
下 ビクターエンタテイメント レンタルアップ品


このCD盤のデザインを全く同じ仕様にして、
ベースとなる色だけ微妙か大胆に変えるという遣り方は、
90年代に米国製と英国製の間でもあったようです。

それはまたの機会に取り上げます。

以上。

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