★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

漫画家

2004年10月01日 | ★夢はでっかく根はふかく
私の長年の一番の夢は、「漫画家」です。

この夢を思い立ったのは、1981年の小学校3年生のときです。
その時から、自作漫画を描くようになりました。

初めて描いた漫画は「まけるなろくろう」というタイトルでした。
主人公のろくろうはロボットで、見かけはパーマンに似ています。ろくろうには弟がいて(2号機とでもいうのかな^^;)、その名は、たいすけ。この、ろくろうとたいすけをを作ったのは、小学生3年生の男の子、里太(さた)くんです。この漫画は、ドラえもんとパーマンとキテレツ大百科をミックスしたような感じでした。
よくスーパーなどの文具コーナーに「がようし」とかかれて売られている大きな画用紙帳に、鉛筆でこの漫画を描いていました。
今読み返してみても、さすが小学生、よくわからん漫画です(笑)

どうして私が将来の夢に漫画家を選んだかというと、やはり漫画が大好きだったからです。

小学生当時は藤子不二雄の漫画やアニメにはまっていて、
毎日のようにドラえもんやパーマン、忍者ハットリくん、怪物くんなどを見ていました。

小学校一年生から、ドラえもんにはまり、図工の時間の絵はいつも大好きなドラえもんとそのドラえもんと一緒に散歩する犬の絵ばかりを描いていました。

私自身が第二次ベビーブーム世代のせいか、小学生の頃は子ども番組やアニメや漫画が全盛期でした。平日の夕方5時から8時までは毎日何かしらのアニメが放送されていました。今じゃ、考えられないですね(^-^;
しかし、まだその頃は漫画に対する偏見がかなりあり、学校に漫画を持ってくるのはご法度の時代でした。

「漫画なんて娯楽だ。くだらない。」

そう大人たちに言われていました。

今のように図書館に漫画があることは当時は信じられない時代だったのです。図書館に当然のように漫画があると思っている世代の方からするとその時代のことの方が信じられないでしょう。私は今の方がその当時からすると信じられません(笑)
それが今や世界に誇るジャパニメーションやmangaになったんですもんね。すごいことです。一つの日本文化として、認めてもらえたということなんでしょう。
本当によかったなぁ、いい時代になったなぁって思います。

私が漫画家になりたいと思ったその時期は、アニメDr.スランプアラレちゃんが大流行していた時でもありました。よく「んちゃ!」とか、「キーン!」とかって真似してましたね(笑)

私は、一人っ子のせいか社会性がうまく育っておらず、人付き合いがうまくできなくて、友達もあまりいませんでした。そして住んでいた家も、集落から離れていて、気軽に友達の家に遊びに行けるような場所ではなく、両親も仕事で忙しかったため、そんな日々の寂しさや合わない学校生活での辛さからいつも救ってくれていたのは、漫画やアニメでした。

その時、こう思ったのです。

「自分がこうして漫画に救われれいるように自分が描く漫画で、
 人の心を救ってあげられるような、人の助けになるような
 そんな漫画を描きたい。」

と。

しかし、そうして幼い頃に夢を描いてから、いまだ漫画家にはなることができていません。

それは20歳くらいの時から才能がないかもしれないというスランプに陥ってしまったためです。漫画が描けなくなりました。
さらに漫画雑誌のような編集者に描かされる漫画を疑問に思い始めたのもあります。
雑誌社に所属する漫画家だと、雑誌の売り上げを優先させられるため、自分の思いどおりの漫画は描けないんじゃないかと思ったのです。人気がない漫画は、当然、連載打ち切りになるからです。だけど、そんな風に描かされた作品は、たぶんいいものはできないんじゃないかと思いました。

だけど、私はたくさんの作品を描ける漫画家にはなれそうもないが、1冊でもいいから、人に「この本は自分にとって大切な本なんだ。」とずっと本棚に残してもらえるような本や漫画なら描けるのではないか、そういう漫画こそ描きたい、と思いました。

漫画を読んでいる人たちもきっと、もっと面白くて、感動できて、考えさせられて、心に残るような漫画を読みたいのではないかと思っています。そして、私もそんな漫画を読みたいし、描きたいと思っています。

最近、人の助けになれるかもしれないストーリーを思いつき、構想を練り始めました。これは私にしか描けない漫画かもしれない!なんだか勝手にそう思いました。漫画には活字の本にはない不思議な力があるような気がしています。それを一冊の本にして、その本で世の中を変えることができたら、困っている人を助けることができたら、そう思い、そう願っています。
コメント (2)
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