★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

夫婦別姓と子供の姓(3)

2004年12月10日 | ★夫婦別姓
にっちゃばんじのごうさんと、夫婦別姓についてコメントで色々語り合っていたら、別姓夫婦の子供の姓の選択について、私なりに
「おお!もしかしてグッドアイディアじゃないの!?これ!」
という案を思いつきましたので、ご紹介します。
ごうさんがおっしゃっていた
「自動的に子供の姓が決まっていた方がいじめられる確率は低くなるのではないか。」
ということにヒントを得て、今までの慣習にも応えつつ、新しい夫婦別姓という考えをドッキングしたこの案はいかがかなぁと思いました。

その案とは。。。

1.両親が婚姻の際、夫婦別姓を選択した場合の子供の姓は
  原則として、男子は父の姓、女子は母の姓をなのる。
  ただし、例外も認めるものとする。

2.子供が18歳以上になったら、本人の意志により父または母の方の姓に変更できる。

で、どうでしょう?
これならば、今までの家族と同様、子供の姓から親の姓がすぐ推測がつきやすく色々と勘ぐられることはないのではないでしょうか?

例えば、こんな名前の夫婦別姓家族がいたとします。

 夫:田中一郎
 妻:鬼瓦花子
 第一子(男):田中太郎
 第二子(女):鬼瓦春子 

その案で改正されたとしたら、
こんな会話になるのではないでしょうか。


田中太郎くん「僕の両親は夫婦別姓なんだよ。」

クラスメート「それじゃ、太郎くんのお父さんは田中っていう苗字なんだね。
       じゃあ、お母さんはなんて名前なの?」

田中太郎くん「お母さんは鬼瓦花子っていうんだよ。
       妹は、鬼瓦春子っていうんだよ。」

---

鬼瓦春子ちゃん「私の両親は夫婦別姓なんだよ。」

クラスメート「それじゃ、春子ちゃんのお母さんは鬼瓦っていう苗字なんだね。
       じゃあ、お父さんはなんて名前なの?」

鬼瓦春子ちゃん「お父さんは田中一郎っていうんだよ。
        お兄ちゃんは、田中太郎っていうんだよ。」


どうでしょうか。

今までの、長男が跡を継ぐという古い考えにも対応し、なおかつ妻が別姓にしたいという希望も叶えられただけでなく、母の姓を子供に継がせることができました!

現在の夫婦同姓結婚の場合でも、「女の子は原則的に嫁に行くもの」のように、それが当然と思われているので、娘が父の姓でも母の姓でも結婚すると夫の姓に変えるのが普通とされていれば、結局変わってしまうかもしれないのなら、女の子の場合はどちらの姓をつけても夫側にはあまり影響がないと思われます。
「女の子なんだから、結婚したらどうせ名前変えるかもしれないしね。」
と言われて。

しかし、これが男の子の場合、どちらの姓も選べるような案だった場合で、妻の姓をつけてしまうと夫の親戚からの猛反対と総攻撃される恐れがあります。
「男の子は跡を継ぐのが当然だ!」
「母親の名前なんかになったら、妾の子だと思われる!」
などと、非難囂々、差別発言をたくさん言われる可能性大です!
まぁ、そんなことを言うような人々とは結婚しない方が身のためですが…(^-^;

一気に男女差別をなくすことはできないので、どうせ差別するのであればいっそのこと男女で分けてしまえば文句ないのでは?
男は父の姓、女は母の姓という風に。

私のこの「夫婦別姓の子供の姓、男女原則案」とでも言っておきましょうか、
この案だったら、今の法律や慣習と同じように、もし全部女の子だったら、すべてお嫁さんにいってしまえば、跡継ぎがいなくなる可能性は同じです。
けれど、この案の場合は子供が父か母のどちらかの姓を継いであげたいと思ったときに、父か母の姓を自分で選べるので、例え結婚しても何人か子供がいれば、父や母の両方の姓を残すことができます。
娘が父の姓を残したければ、父の姓に変更して、お婿さんをとればいいし、母の姓を残したければ、結婚する際、夫婦別姓を選べばいいわけです。

男の子の場合は、原則的に変えないのが慣習なので、この場合の説明はまったくいりませんね。
どうせ変えないし、変わらないから。
息子も娘の場合と同様なので、説明を省きます。

夫婦別姓が実現されようとも、古い慣習が完全に消えるにはかなり時間がかかるでしょう。
だけど、夫婦別姓はすごく必要とされている。

それならば、新旧どちらの権利も認めようじゃありませんか。

いきなり、「古い考えを変えろ、古い慣習をなくせ」と言われても、それを信じてきた人々にはすごく抵抗があって受け入れられないのは仕方ないと思います。でも、そろそろお互い折り合いのつけられるところに歩み寄らなければならない時期が来ていると思います。このまま行けば日本は、非婚、晩婚、少子はどんどん進行し続けていくのは目に見えていますから。

なので、移行期間として、ちょうど間をとる案にすればいいでしょう。
今までの考え方も尊重し、新しい考え方も取り入れる。
両方を融合させればいいのではないかな~。

だめかなぁ。

だけど、いつかは「長男は跡を継ぐものだ。」「女は嫁に行くものだ。」という固定観念がなくなってくれれるのが一番いいなぁと思いますけどね。そんな日が来て欲しいと思います。
コメント (11)
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