★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

通称使用

2005年08月02日 | ★夫婦別姓
ここのところ、失恋話ばかりでしたね…。

皆さんのお陰で、やっと立ち直ってきました。
まだ完全回復とまでいっていませんが、普通の生活ができるようになってきました。
本当にありがとうございます。


ところで、久々に苗字ネタを仕入れたので、記事にしたいと思います。

先日、自動車任意保険を更新するためにお世話になっている個人経営の自動車修理工場に行きました。そこで色々とお話ししている内に、夫婦別姓のことをその社長さんとお話ししたのですが、なんとその社長さん。現在名乗っている苗字と戸籍上の苗字が違っていたのです!話を聞くまでまったく気がつきませんでした。

私はずっと「飯村さん」だと思っていたのですが、「稲見さん」というのが戸籍上の苗字だとか。2つの苗字を使い分けるのは面倒で大変だよと、こぼしていました。
夫婦別姓や通称使用などでは、こういうことを言っているのはたいてい女性がほとんどで、そういうブログの記事などをよく見かけてきましたが、こんな身近に通称使用をしている男性がいたとは、ちょっと驚きでした。

そういえば、その事務所に飾ってある賞状や免状などをよくみたら、「飯村」になっているものと「稲見」になっているものとがありました。10年間、毎年のように訪れていたのにまったく気づかずでした。

社長さんがどうしてこんな面倒な通称使用をしなければならなくなったかを教えてくれました。

社長であるこの男性の年齢は現在59歳。

彼の父親は戦死し、母親はそのまま嫁ぎ先にいることができず、離婚することになりました。彼は母親側に引き取られたようですが、彼が長男だったため、父親の戸籍から抜けさせてもらえず、そのままになってしまったようです。

しかし、実際は母親と一緒に暮らしていました。彼の母親は学校の先生に頼み、出席簿や呼び名を「飯村」にしてもらったそうです。彼自身も「飯村」と呼ばれ続けたため、そうだと思いこんでいたのですが、あるとき戸籍をとったときに実は「稲見」だったことが分かったそうです。

彼が成人した時に、届け出をしていれば変更できたと思うのですが、きっとそういう法律の知識のある方が周りにいなかったため、そのまましてしまい、現在は彼の母親も亡くなってしまったため、氏の変更が難しくなってしまっているみたいです。本人はちゃんと「飯村」にしたいようなんですが。

でも、この場合「やむを得ない事情」ってことで家庭裁判所に申し立てれば、氏の変更を認めてもらえそうな気がしますが、どうなんでしょう?

事情があって届け出ができなかったために苗字を変更できなかったり、自分がこのままの苗字を名乗っていたいのに変更しないと結婚が出来ない。なんだかこうなると、苗字って一体なんなんだろう、自分が名乗りたい苗字を書類上も名乗れないって一体どういうことなんだろうと考えてしまいました。

結婚したら女性が(男性の場合もありますが)旧姓を通称使用できるようにってそればかり言いますけど、逆に夫婦別姓で結婚したら旦那さんの姓を通称使用してもいいんじゃないかなと思います。

その場に応じて臨機応変に対処できればいいんじゃないかな~。

だから、夫婦別姓の結婚だって選択できるようにするのは特に問題ないと思うけどな。

夫婦同姓だから夫婦だ!とか、同じ苗字だから家族だ!とか、なんだか世間体ばっかり気にして、こうでなければいけないと型にはまりたくないものや人を、無理矢理でも型にはめようとするから、人間も家族も社会もゆがんで崩壊しているんじゃないのかなぁ。



あ、そうそう。話は変わって、通称使用と言えば私の大好きな元彼は、

「結婚して、通称使用するのはいいけど、戸籍名が違うのはちょっと…。
 子どもの名前も兄弟姉妹で違うのはなぁ。」

って言っていたから、やっぱり私と別れて正解だと思うよ。
私と彼との価値観の大きな相違はここだね。結婚するのにこの相違はかなり大きいと思う。

だからって、彼の考えを否定しようとは思わない。彼は彼の価値観でそう思っているのだから、それはそれで尊重してあげたい。彼にとっての私、私にとっての彼はそれぞれお互いに結婚相手には向いていないってだけだと思う。

私は戸籍上もこのままの名前でいたいんだし、彼は自分の名前を変える気はないし、妻になる人には変えて欲しいという風に、考えが違うままどちらかに無理にあわせるような結婚をしてもお互い不幸になるだけだもんね。
私も、彼から別れを言われる前に「別れた方がいいかもしれない。」ってどこかで思っていたから、ちょうどよかったんだな、きっと。

まぁ、その前に彼が私に対する恋愛感情がなくなってしまったのだけどさ(笑)
私が男心がわからないのと経験不足から来る恋愛下手がモロに出てしまったからねぇ。
もう、しゃあないけどさ。
私と彼はきっと、彼をよりよい男にするために、人間らしくなるように、そして私自身が自分らしくなるように生まれ変わるために、色々気づくために、必然的に出逢ったんだろうな。

失恋のショックは本当に痛かったけど、そのお陰で今、私は色々学べている気がする。

だけど一度、本気で好きになった人だから、たぶんこれからも嫌いにはなれない。
よくよく考えて見れば、自分が本気で好きになった人に2年間も応えてもらえたなんていうのは、私って本当にラッキーで、幸せな人だよなぁ。しかも、普通ではなかなか付き合えないような人と付き合えたんだし(笑)彼はきっと一生、記憶の片隅に私を覚えていてくれるだろう。それだけでも嬉しいことだ。

例え好きになっても片思いで終わることの方が多いだろうから、それが一時でも両思いになって付き合えたなんて、なかなかないことだよね。しかも人を好きになることが少ない私が…、だもんなぁ。我ながらすごい的中率だ!

私はこれからは彼のファンでいようと思う。
彼をあだち充と同じ位置に置こう(笑)
私はずっと彼を応援していくよ。陰ながら彼を見守っていこう。

彼は感情表現とか、会話とかがぶきっちょな人だけど、
そこがなんか可愛いいんだよね。
コメント (4)
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