★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

社会の母親虐待

2013年08月12日 | ★育児
ちょっと思うところがありました。

映画鑑賞の後、子どもたちはねむくなったせいなのか
グズグズがひどくなり、特に3歳のコウのぐずりがひどかった。
ケンは、外ではとてもおとなしいし、外食に慣れているので
きちんと座っててくれるので助かるのですが…

コウはお昼を食べに入ったレストランで
キーキー声を出す始末。

その場で叱ると、場の雰囲気が悪くなるので
レストランの外に連れ出し、

「食べるところでは騒いじゃいけないんだよ。
 騒ぐならもう、おうちに帰るよ!」

と叱りました。
うなづいて納得したようですがまだ、3歳。
すぐちゃんとできるはずもなく。
また、キーキー声を出す。

となりのおばちゃんがコウをにらんでいました。
そのにらみ方に私はムカついて
聞こえるように言ってやりました。

「子どもがちょっと騒いだくらいで
 周りの人がすぐ冷たい目で見るんだよね。
 これって、社会からの母親への虐待じゃない?」

走り回って、ギャーギャー騒いでるならまだしも
ちょっと声を出したくらいでそのにらみって!

3歳の子どもを完全に黙らせられるものなら
黙らせてみろってんだ!
あんたがこの子に分かるように教えてみなさい!
お手本をみせてほしいものだ。

こういう社会の冷たい目が
子どもを虐待してしまう母親を
作り出してはいないですか?

その行動が
母親に暗黙のプレッシャーをかけてくるんだよね。
「母親のしつけがなっていない。」って。
だから、「厳しくしつけなきゃ。」
って思ってしまうのではないのかな。

だけど、
「厳しいしつけ=虐待」になってしまうからね。

社会からの「母親いじめ&虐待」がある限り
子どもの虐待はなくならないんじゃないかな。

やっぱり男尊女卑と
子どもを労働力として売買していた時代を
日本社会はまだ引きずっているのかも。
まだ男が一番エライと思っているのかな。

そもそも、自民党の麻生元首相のあの「ナチス発言」

「ある日気づいたら、
 ワイマール憲法が変わってナチス憲法に変わっていたんですよ。
 誰も気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね」

なんという人権の意識の低さ。
みんなに黙って憲法を変えてしまえ?
「ナチス」のひどい行動を肯定するとは!

日本人として恥ずかしい。
あんな人が元首相だったなんてね。

自民党ってこういう人権侵害的な言葉を言う人や失言が多いよね。
誰だったか「女性は産む機械」って言ったヤツがいたっけ。
きっと「女、子ども」なんてって考えがあるんじゃないかな?

こんな人たちが政権を取るようだから
きっと母親と子どもに優しくできないんだよね。

民主党は「社会のみんなで子育てしよう」と言ってたのに
自民党は
「『社会で子育て』なんてとんでもない。
 子育ては家庭でするものだ」
なんて言っていたでしょ?

子どもはね、家庭だけで育つのではないよ。
子どもたちの周りにいるすべての大人たちの影響を受けて育つんだから。
「あんな子に」したのは大人の私たちの責任なんだよね。

お母さんたちは子どもたちをどう育てたら良いのかわからず
毎日手探りで悩んでいて、先輩たちもそうだったのだろうけど、
どうしたらいいのかまではわからない。
だぶん、先輩たちは子どもを育てるので精一杯だったからだろうね。
そして、人の気持ちを受け入れてあげる大切さなんて
誰も知らなかったからね。

子育てから学ぼうとする私たちは
それだけ子育てへの意識が高いのかもしれない。

先日、公立幼稚園のPTA研修会で「バズセッション」っていうので
「子どもがよい人間関係を作るには?」というお題で
みんなで話し合うという機会がありました。

バズセッションは、特に結論を出すわけでもなく
とにかくそれぞれが思ったことを話すという会議。
色々な意見が出ました。

私は司会を担当。
とりあえず、みんなに思っていることを一巡して話してもらい、
あとは好きなように話してもらいました。

そこで、幼稚園の園長先生をされている人がいて
こんなことを言っていました。

「私たちは子どもを育てていた時、育てるのが精一杯だった。
 育てている最中に、今、自分がしている子育てを
 振り返るなんてことはしなかった。
 自分の子育てを振り返ってみると恥ずかしいことばかり。
 今のお母さんたちは今の自分の子育てを振り返って
 反省するなんて、本当に素晴らしい。」

褒めてもらえて、ちょっと嬉しかったけど、
この言葉に象徴されているなって思いました。

私は考えました。
資源のない日本。

これからの日本は、人間力で勝負したらどうだろう。
世界から絶賛される国民性。
それを生かしたらきっと素晴らしい国になると思う。

本物の基本的人権の真理をみんなが理解できたら
世界一の人権尊重の平和な国になることだって夢じゃないかも。

そのためには、子どもを産み、
育ててくれている母親をまず国の宝としたらいいのでは?
当然、その子どもたちは私たちみんなの宝物!

私たちの子どもたちがこの国の未来をつくってくれるんだからね。
その子どもを主に育てていて、85%もの影響力があるのが
私たち“お母さん”なんだよね。

私は、“お母さん”を温かくサポートできるような
何かをしたいとすごく感じています。
お母さんたちに元気と勇気、希望、癒やしをあげたい。
私もパピーいしがみさんのように
お母さんたちを「認めて、褒めて、包んで」あげたい。

お母さんたちの心を救うことこそが
きっと子どもたちの心を救うことになって
結果的に国まで救うことになるのではないかなぁと感じています。

その前に、まず自分の子どもたちを
認めて、褒めて、包んであげられるように
すこしずつレンガを積んで行こう。
コメント
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