★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

「この子、嫌だな」と思ったこと

2018年06月27日 | ★道をひらく
サークルでしか会わない子だけど、
最近、このSさん親子がちょっとなって思うところがあります。
いつだったか

「ぼく、テストで百点取ったんだ!」

と自慢してきました。
その時、私はなんだか嫌な印象を持ちました。
バーベキューをやっているときに、です。

なんでここで今、テストの点数の話??

うちの息子たちは、人のお母さんに
わざわざテストの点数の話なんかしないけどな〜って思いました。

この子は、点数がいいことをいつも褒められているのかなと思いました。テストの点数を大切だと思っていること自体が嫌だなって私は感じました。そういう意識を植え付けてしまうと、友達のことも成績で差別するようになるんじゃないのかなって感じて。


さらに、その子はサークルで会っても
最近素っ気ない態度でなんだか嫌な雰囲気です。

彼の中で、ケンとコウは付き合うのに価値のない子と
排除されているのかもしれないなと感じました。

ケンとコウは今時珍しい、昭和のわんぱく坊主のような素直な子どもたちだから。
それにゲームも、ネットもやらない(やらせない)し。

そして、その子のママ。
最近、公立の中等教育学校の入学を考えているそうです。

そして、そのサークル代表の息子さんも
どうやら中等教育学校に入学させてようと考えていて
塾に通い、中学受験に備えているそうです。

それはそれで、その人の考えなのでいいのだけれど、
なんだか私の中で違和感を覚え始めました。

たぶん私が目指している子育ての目標と
彼女たちの目指しているものがだんだん違ってきているのが感じられてきたからかもしれません。

私の子育ての目標は

「どんなに時代が変わっても
 どうしたらいいかを自ら考えて行動できる、
 転んでも立ち上がれる力強い大人になって
 自分の持てる力を社会のために役立てて、
 信頼できる人たちと幸せに暮らして欲しい。」

というものです。
目標の中に、学校の成績とか、学歴とか、入っていません。
確かに成績はいいに超したことはないけれど、
そんなもの大人になったときは、大して重要ではありません。

その子が自信を持って、やる気にさえなれば
勉強なんてできるようになると私は思っているから。

彼女たちは感性を育てるサークル活動をしているけど
なんだかんだ言って、成績や学歴を気にしているようだなって思いました。

私も彼女たちの中等教育学校の話を聞いて正直、悲しく、うらやましくも思いました。なぜなら、ケンは発達性ディスレクシアだから、中等教育学校にはそもそも行けないから。

そう。

悲しいと感じるのは、私もどこか、昭和の遺物の
「学歴社会」の思考があるんだなと感じています。


Sさんの息子は5年生になって、クラス替えで仲の良かった友達と離れてしまい最近、泣いているんだそうです。確かに、かわいそうだとは思うけど、隣の教室にいるんだから、休み時間とか隣のクラスに入って仲の良い友達のところに行けばいいのにどうして行かないのだろう?って思いました。別に隣のクラスに入ってはいけないという校則はないだろうに。

暗黙の了解で「隣のクラスに入ってはいけない」
というルールがあるから入れないのだろうね、
とSさんは言っていました。

別にそんなの気にしなくてもよくない?
また、日本独特の同調圧力のせい?かな。
そんなもん、ぶち壊しちゃえば良いのに。
その勇気はないんだね。

ケンも、コウも、いじられて、嫌な思いをしたときにその相手に勇気を出して言い返すことをして、乗り越えた経験があります。

そのおかげか、人に嫌なことをされたり、言われても、しっかり言い返せるせいか、嫌な思いがたまらないので特に気にしていないみたい。ちゃんと言い返せるおかげで、大きないじめにも発展していないみたいです。パピーいしがみさんのテキストのおかげです。ありがたや。

私は、テストで百点取ることや中等教育学校に合格することよりもそういう人としての良い振る舞いや処世術、くじけない精神力を身につけて欲しいと思っています。
「なにくそ!」と思える力強さを持って、どうにかしてやってやるぜ!と考えて行動していって欲しい。

中等教育学校で同じような人が集まる温室のようなところで育ったら、嫌なことや人を乗り越える経験もしていないのに
多様性あふれるこの社会で、いや、世界で生きていけるのだろうか。

だから、私はケンもコウも地元の公立中学校に行かせようと思います。

「中学受験しないで良かった? 大人になってわかる公立中学に通うメリット」

色々な人たちと、色々な経験を積んで、嫌なことも自分の力で乗り越えて
どんな未来でも、自分で道を切り開いて行ける人になって欲しい。

そこが彼女たちと考え方が違うのかもしれません。
だから違和感があるのかな。

まぁ、人のことよりも自分の子どもたちの成長が一番大切だよね。

「友達」だと思うから、なんだか嫉妬しちゃうんだよね。

仕方がないね。
きっともう彼女たちとは
一緒にはいられなくなってしまったんだね。
本当に悲しくて、残念だけれど。


もうすぐ、お別れの時だね。

くそ~~~!私のこと軽く見やがって!
いつか、私のことを軽く見たことを
後悔されるだけの人になってやる!
ああ、あの時、もっと大切に付き合えば
よかったって思わせてやる!

なぁんて、負けず嫌いの私が顔をのぞかせました。

嫉妬もするよ、にんげんだもの。
コメント
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