あこがれ先生つながるカフェ
先日言ったひろろさんから頂いたチラシに興味を持ち
参加を申し込んで行ってみました。
第1部は、元釜石東中学校の校長先生をしていたという
平野 憲先生の講演会でした。
あの大津波の被害に実際に遭遇し、
体験した方の言葉には重みがあります。
「自分の身は自分で守る。」
そう言っていました。
そして、発表資料の中に避難をした中学生が
その様子を伝えている映像がありました。
涙声になりながら話すその姿は、どれだけの恐怖があったのか
想像を超えるものだったと思います。
彼女は言いました。
「普段をしっかりやるといいと先生に言われた」と。
これはどうして、こうするのか。
どうしたらいいのかを常に考えること。
何事にも真剣に取り組むことが大切だと。
「釜石の奇跡と呼ばれているが
私たちは普段していることをしただけで
何も特別なことはしていない。」
とても考えさせられる言葉だと思いました。
第2部はその防災についてのしゃべり場
「学校・地域が子供たちの成長支援のためにできることとは?」
について、しゃべりあいました。
私はついしゃべりすぎてしまう癖があり
今回もその悪い癖がでてしまいました…。
その場にいた方ごめんなさい。
私は下校時の親のお迎えについて話しました。
私が子どもの頃は迎えに来るような親はほとんどいなかった。
最近は親たちが下校時に迎えに来る人がすごく多い。
不審者騒ぎがあったから、不安を感じてのことだと思うが
あまりに自分の子どものことしか
考えていない親が多いように感じる。
一緒に帰ってくれば、一人になったりしなかったりするのに。
地域の子どもたちと一緒に歩いて帰ることで
子どもたちの色々な経験ができると私は感じている、と。
アメリカなどはもっと物騒なので
子どもの送迎は当たり前なんだそうです。
しかし…。
親たちが不安なのはわかるけど、
それなら地域のみんなで協力して
地域の見守りをしていければいいとは思うけれど
そうもうまくいかない。
田舎でも地域のつながりは希薄だと私は感じています。
そういう自分のことしか考えていない人たちを変えるのは難しい。
私は最後にテーブルの上に置かれた
大きな模造紙に書く言葉として
「同じ志を持つ者同士がつながっていって
周りを巻き込んでいくといいのではないかと思う」
と書きました。
親が子どもを守りすぎて、子どもの大切な経験を奪わないように、
いざという時に何もできないような人にならないように、
私は常日頃の登下校、お店での危機管理能力を
培っていけるように子どもたちに教えていきたいと思いました。