★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

ケン:通信制高校のレポート提出完了!

2023年12月16日 | ★育児
やりきった!
ケンが通信制高校の
レポートを全部やりきった。

毎月15日締め切りのレポート。
高校の方でどれだけ
提出しなくちゃいけないかは
決まっている。
それをすべてやりきった。

ケンの不登校が始まった3年前。
こんな未来が想像できただろうか。

コロナ禍で突然終わった小学時代。
そして、一斉休校の混乱の中
始まった中学時代。

入学式が終わり
二日目に登校。
三日目からまた休校に。

環境が変わった上に
コロナ休校で振り回される。

ケンは中学校の
理不尽さにも振り回された。

窮屈な襟カラーの学生服。
下着、靴下、靴は白と言う校則。
大好きな赤の靴ははいていけない。
自分が作りたいギター部も作れない。

そして
一番精神的打撃が大きかったのは
毎週やる
クラス対抗の小テスト。

ケンは一番苦手な全部書き取りの
漢字テストで100点を取った。
彼はそこで力尽きた。

小学校の特別支援学級の先生が
中学校に申し伝えをしてたはずなのに。

小学校で
合理的配慮してもらった漢字テスト。
20門中、
読みが14門。
書きが6問。
そのテストで100点を取り
少しずつ自信を
つけているところだった。

俺もやればできるんだ!って。

中学校は見事簡単に
ケンの心を打ち砕いた。

本当に許せなかった。

この市の教育環境の低さを
またここでも見た。

私はどうにもいまだに
この市が好きになれない。

5歳で初めてこの街に来た時
茨城県が嫌いになった言葉を
言われたのがこの街の子どもだった。

「お前の言葉、変だ。」
私は言葉を話せなくなった。

次に11歳でこの街に戻ってきた時は
「たっちーに負けるな。あなたは下妻一高に行くんだよ!」
友達の親が私の目の前で言い放った。
友達は敵になり
いじめてくるようになった。

許せない。
大キライ。
殺してやりたい。

私は初めて人を憎んだ。

近所の人が言う。
「うちの娘は先生をしてるんだ。」

だから何だ?
先生だからって偉いのか?
何を自慢してるんだろう?

悪いけど
私は先生だから
偉いだなんて思わない。

私が一番なりたくない職業は
「先生」だ。
なんでかって?
私が「学校」が大キライだったから。

それでも最近
「先生になったら?」
って言われることがある。

先生をするなら
塾かフリースクールがいいな。

私は高校に行きたくなかった。
親に「もう学校は勘弁してくれ」って
言ったくらいだった。

私は
学校の先生が言う
納得できない言葉の数々。
学校が醸し出す同調圧力が
本当にキライだった。

息子たちには
「人と違っててもいい」
と言って育てた。

嫌がらせをされても
プライドが折れない強い子になった。
けして弱いものをいじめたり
いじめっこにいじめ返したりしない
思いやりが自然に
身に付いている子に育った。

森のようちえん
シュタイナー教育
創作サークル
自然塾

本人の感覚と意思を尊重する
学びの場をたくさん作った。

残念ながら
今の学校はそうじゃないからだ。

息子たちは
自分の感覚で学校に違和感を抱いた。
だから行けなくなり
毎日登校しない選択をして
不登校になった。

本当は学校に行きたかった。
でも毎日行くには
辛いだけの場所になった。
合わないからだ。

そんな辛い思いを
子どもにさせる街や国は
本当に最低だと私は思う。

親の育て方のせいにして
逃げている。

子どもの自殺が514人。
不登校が約30万人。

まだこの悲しい問題に
向き合おうともしていない。

見捨てられてるような私たち親子。
本当に悔しい。
憎らしい。

そんな中でも
ケンはやり遂げてきた。

中学校三年間。
ほとんど学習してこなかったのに。
ちゃんとレポートをすべてやった。
スクーリングも皆勤賞。

これは当たり前なんかじゃない。
本当に素晴らしいことだ。

この子はきっと
強く優しく生きていける。

不登校の子どもたちのことも
助けてあげられる。
困っている人に自然に
手を差しのべられる
本物の思いやりがある人だ。

私こそ自慢するぞ。
私の息子たちは誇らしい。

息子たちは
本当に「メシア(救世主)」に
なるかも知れない。

あとは単位認定試験を残すのみ!
きっとやり遂げる!


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