試合がなくなった8日、青森観光ツアーに行きました。
まず、あの三内丸山遺跡。
江戸時代から土器が出土し、遺跡の存在は知られていたということですが、平成の世になり野球場建設工事が行われると、おびただしい数の土器が出土し、竪穴式住居跡も多く発掘されて巨大な縄文集落跡が出現したそうです。 海からは車で15分程かかる場所なのに魚やクジラの骨まで発見されたというから驚きです。縄文期は今よりも温暖で海面も高かったという説にも何となく納得してしまいます。復元されている住居はみんな発掘された柱の跡に忠実に建てられていて、中には長さが30メートルもある小ホールのような建物もあり、びっくりでした。 そして、大きく目立つ櫓は直径2メートルの大きな柱穴が6ヵ所等間隔に見つかり、その大きさから想像して復元されたそうですが、この木だけは国内では調達できず、(巨木が発見されても天然記念物だったりして伐採できないそうです。)ロシアから輸入したそうですが、輸入元がバンクーバーの次の冬季オリンピック開催地の“ソチ”なんだそうです。「ソチのオリンピックではどこのチームがカーリング代表になるのでしょう??」と、古代の遺跡を前に未来のことを考えながら三内丸山遺跡を後にしました。
続いて、訪れたのが青函連絡船のメモリアルシップ。。 私が初めて北海道に渡った時に利用したのが青函連絡船でした。(古いねぇ~)未知の地へわくわくしながら乗り込んだ思い出がありますが、客室がほとんど展示室に改装されていて、往時を偲ぶものがあまりなかったけど、当時は見ることができなかった操舵室、煙突室、エンジンルーム、そして列車を積み込んだ車両甲板を見られて面白かったです。
締めは、やっぱり温泉ということで、青森から列車で15分程の浅虫温泉へ行きました。“列車の駅”から歩道橋で繋がっている“道の駅”の5階にある展望風呂にはいると、窓の外には陸奥湾が広がり、日が傾きつつありました。首のあたりまで湯に浸かると、海の水面と風呂の湯面がひと続きに見えて、究極の癒し効果に思わず「来てよかったぁ~」という言葉が口をついていました。
応援ツアーが途中から観光ツアーに脱線しちゃったけど、勝利に歓喜し、敗戦に落胆し、料理に満足し、古代の文明に驚嘆し、温泉に癒され、よい旅ができました。