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氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

シアトル航路 氷川丸

2016-05-08 20:14:41 | 日記
 みなさまは大型連休をどのように過ごされましたか。カーリングシーズン中に軽井沢やら青森やらに出かけすぎてすっかり散財してしまった私は、遠出など望むべくもなく、東京から程近い横浜へ行ってきました。



 よく晴れわたった空、ランドマークタワーを横切る飛行船。横浜は夏の装いでした。
 そんな中、ふだん横浜を訪れて目に留めることはあっても中を見ることがほとんどなかった氷川丸の中を見てきました。
 中学生の頃に一度見たことはありましたが、「船の中ってこんな感じなんだ~」って印象と、病院船や引き揚げ船に使われたという船歴を何となく憶えている程度でした。
 正確には1930年にシアトル航路用に建造され、戦時中は病院船、終戦直後は引き揚げ船、その後は再びシアトル航路に復帰し、1961年に引退したそうです。当時の船は安全祈願のために平安丸、日枝丸といった神社の名前が使われることが多く、氷川丸の名はさいたま市大宮の氷川神社から名付けられました。その甲斐あってか、戦時中は機雷に3回も接雷しながら沈没を免れ、強運の船とも呼ばれていました。
 タラップから波の揺れを感じる船内へ。。身体が何となく傾いている感じになるのは、床が船の中央を境に左右に傾いているせいです。これは時化で海水が入ってきたときに素早く排水させるためだそうで、海面からかなり高いフロアなのにこんな仕掛けがあるなんてと、荒れた海の恐ろしさを実感させられましたが、当時の豪華さを伝えるには充分過ぎる風格を残した船内を見ているうちに、そんなイメージも薄らいでいきました。


1等食堂(一流ホテルのよう)


1等社交室


操舵室からの眺め







操舵室(神棚にはもちろん氷川神社のお札)


欧文モールス符号表(カーリングシートの呼び方と一緒だった)


船長室


機関室

 就航当時は神戸港を起点に名古屋港、清水港、横浜港に寄港して、バンクーバー経由でシアトルまでを15日かけて結んでおり、逆のシアトル発の便は17日もかかっていたそうです。半月以上も波に揺られて、たどり着いた横浜の地をどんな風に眺めたのだろうと思いながら、氷川丸を降りて日本の中国・中華街へと向かいました。

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