朝の5時、毎朝、ランダムに曲が流れる目覚まし時計の「アッピア街道の松」のけたたましいメロディーで起こされました。寝起きのよい朝ならともかく、今朝のように寝起きの悪い朝にはキツイ曲でしたが、とにかく起きて、軽く食事をとって、身支度して、いざ出発!
こんなに朝早く起きなくてはならないのは、東大和スケートセンターでのカーリング練習会が7時15分からあるためで、これは軽井沢で朝イチの試合があるときよりも早起きなんです。
この時期は、まだ夜のように真っ暗です。それでも、早朝から犬を散歩させる人、朝まで飲んで始発で帰ってくる人たちとすれ違いながら駅へと向かいました。
リンクに到着すると、まずストーンを棚から出して氷の上に運びます。カーリングの専用リンクではストーンは常時氷上に置いてありますが、スケートリンクではそういうわけにはいきません。的になるハウスも描いていない(描いてあるスケートリンクもありますが)ので、金属のサークルカッターでコンパスのように描きます。描くと表面の氷が削られてかき氷のようなカスが出て、これが氷の上に残っていると滑って転んでしまうのでブラシで取り除きます。ストーンをデリバリー(投球動作)するときに蹴って勢いをつけるハックも濡らして氷の上に貼り付け、そして、ストーンが滑るようにぺブル(水撒き)を撒きます。
そんな感じで準備だけで30分近く掛かって、ようやく練習ができる環境が出来上がります。
準備がひと段落ついて、開始前のミーテイングで初回参加者とビジター参加者の挨拶があるのですが、今日はビジターさんの2名が北海道と長野県での経験者でした。練習環境のよいところの人が東京のスケートリンクの練習会に来るのは珍しいのですが、東京に来て久しく、東京でカーリングができるとは思っていなかったようで、このような環境でも練習できることに満足したのか、楽しく練習されていました。
スケートリンクでできる練習は限られていますし、練習できることは野球場とバッティングセンターぐらい違うなどと言いますが、「スケートリンクでもできる練習がある」と、頭を切り替えて練習すれば、練習の効果も違ってきます。
次も早起きします!
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