👆 2019.12.8 群馬県川場村 吉祥寺。
福岡県で沖中仕をしていた、やくざと言われた、
玉井金五郎氏。
清貧にして気骨のある、明治の男。
玉井金五郎氏の長男が、
作家・火野葦平さん。
葦平さんの妹の子が、
アフガニスタンから、亡骸、無言で帰国した。
建築機材を自分で操作し、利水工事をし、
砂漠に緑を回復させ、食料を作れるようにした、
中村哲医師。
その背景、知らなかった!
👇2016年8月6日、投稿した、記事を見なおしました。
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「チェリオ」!・・・火野葦平・・・「花と竜」
焼け跡をもたらした、戦争の終戦日が近くなり、
戦争を知らないからこそなのか私は、この時期に来ると、
幼いころへ“タイム・スリップ”してしまう。
この写真は、1925年当時国電大森駅の
「親不孝通り」ガード下のゴミ捨て場の風景ですが、
現代では、想像できない光景であって、何とも近寄りがたく、
看板「バー・チェリオ」の看板も、一気に横文字、何となく、いかがわしい
写真の育ちのいい女性に見えるのは掘っ建て小屋チェリオの「マダム」。
旦那さんは、絵描きで、仲のいい友達は、
反骨の文士、「火野葦平」や写真家「林忠彦」
火野葦平は林忠彦氏とこの「チェリオ」に毎晩のように通い、
「カストリ」を飲み、梯子をする。。
1927年「読売新聞」に約1年、掲載された「花と竜」
この時すでに、「花と竜」の大河小説の、構想を練っていたのかもしれない。
👇林忠彦氏 撮影 (2019.12.9 追記)
やくざの世界を描いた火野葦平の作品『花と竜』、
モデルは火野葦平の父、「玉井金五郎」氏。
刺青を入れた父、金五郎は、
戦後に全てを失った日本において、裏切りや屈辱の境遇にあっても、
人としての品位を守ろうとする、玉井自身の理想を「花」とし、
「竜」の刺青を入れた理由は、
男としての虚栄心と詰まらない意地は、
人生に拭えない影を落とすという自戒の徴である。
映画化され、藤田進氏、中村錦之介氏、高倉健氏、石原裕次郎氏、が、
「火野葦平」の父、「玉井金五郎」氏を演じて、
唄では村田英雄氏の「花と竜」があって
昭和の時代を彷彿とさせるものでした。
テレビでも放映されていると知ったのは最近で、
辰巳柳太郎氏、島田正吾氏共演、渡哲也氏、高島政宏氏。
テレビには疎かった私の失点。
『火野葦平』
1960年安保発令の、5日後自宅書斎で、
「・・・すみません。おゆるしください、さようなら」
53歳、反骨の小説家が・・さようなら・・・!
芥川龍之介を敬愛していた53歳の反骨の小説家が・・
さようなら・・・!
13回忌で明かされた、事実!
「チェリオ」のマダムと絵描きの夫婦は
その後、
九州に帰り、紙人形を作って大成功した。{写真家・林忠彦氏後日談}
焼け跡で生きた人の言葉には、どこか「花」があるけれど、
今は、何が、「花」なのだろうか!
花と竜を気取って、見物に出かけてみようか・・・!
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