出品の為に絵が運ばれてしまったら、
それが私の葬式で、
それを送ってしまったら、私はもう二度と振り返らない。
私はいつでも臆病、
白い紙に絵を描く時のあの恐怖・・・。
日本画家、堀文子さんの100年の胸の中。
82歳でヒマラヤ山脈を踏破して青いケシを見た。
翌年、解離性動脈瘤で1か月、入院した。
それが私の葬式で、
それを送ってしまったら、私はもう二度と振り返らない。
私はいつでも臆病、
白い紙に絵を描く時のあの恐怖・・・。
日本画家、堀文子さんの100年の胸の中。
82歳でヒマラヤ山脈を踏破して青いケシを見た。
翌年、解離性動脈瘤で1か月、入院した。
私は病院で、何かが擦り落ちた。
説明を省いた、研ぎ澄まされた画風は、
絵を見ていて、張りつめた空気に覆われてしまう。
箱根湯本の成川美術館で、
館主、成川氏が収拾した「堀文子」の日本画。
4室の会場に、すべて堀さんの作品を展示した。
今年2月、亡くなった堀さんの追悼。
海外の作品を含め、
一躍脚光を浴びた青いケシ。
群れず、師を持たず、弟子も置かなかった、
孤高の画人。
気さくで若い頃、描いたた絵を「上手ね」と、
白髪を掻きあげて、ケラケラ笑う画家の物を見る優しさを、
11月20日まで公開しているのは、
箱根湯本の成川美術館です。
機会があれば、もう一度見たい・・。
👇看板の文字は、シルクロードを描いた、
平山邦夫氏
平山邦夫氏
👇蝶の叢叢 1994
👇ブルーポピー 2001
岩山の中で人知れず咲く慎ましやかな花は、
宇宙人のようだつた。
岩山の中で人知れず咲く慎ましやかな花は、
宇宙人のようだつた。
金色の棘で覆われたその姿は、
群青の花びらに、鎧をつけたような、峻厳さであった・・・堀談
ブルーポピーの3部作、
開場には黒のバックにした絵と
👇の2枚の絵が飾られています。
群青の花びらに、鎧をつけたような、峻厳さであった・・・堀談
ブルーポピーの3部作、
開場には黒のバックにした絵と
👇の2枚の絵が飾られています。
👇鳥が好きだった。昆虫が好きだった。
自由に飛んでいる姿を見て、あ~なりたいと・・・。
自由に飛んでいる姿を見て、あ~なりたいと・・・。
👇鳥の世界 2005
👇家族の肖像 2001
👇大軍が征く(ハキリ蟻) 1997
2019.4.23
〜 青いケシの花 〜
👇庭園に咲いていました。