春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

2月10日『不知火忌』・『苦海浄土』石牟礼道子の悶え神。

2021-02-19 21:54:09 | 被災



石牟礼道子『苦海浄土』刊行に寄せて



👇第二章
石牟礼道子さんの思う共同体、
もうちょっと心の隅々まで、あるいは肉体の隅々まで、
温めあうような、
死んだ先までも忘れ難い絆がないと、
あんな北風がびゅうびゅう吹く東京の
ど真ん中です座られたものではありません。

大学総長の田中優子さんは、
道子と呼び、
道子はさらに云う。
「戦う共同体」は決してユートピアではない、
心ひとつにして、一丸となって闘いを挑んでいく、
という美化されたものではない。
個人の立場の事情が、絡み合い、
諍いもあれば仲間割れもある、
揺らぎながら、震えながら、立ちすくみながら、
生き延びるための戦いに挑んでいく・・と・・。




👇汚染地に留まり続ける老婆.
酒の力を借りて事故処理作業に従事する男,
戦火の故郷を離れて汚染地で暮らす若者.
四半世紀後の福島原発事故の渦中に,
チェルノブイリの真実が蘇える



石牟礼道子を偲ぶ「不知火忌2021」 

繋がぬ沖の捨て小舟
生死の苦界果てもなし
👆「不知火」の冒頭の言葉は
「苦海浄土」の始まりの言葉と同じである。


 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ウンラン咲く、庄内砂丘「砂... | トップ | 『MINAMATA』写真家の悶え。... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

被災」カテゴリの最新記事