今日はフラスカーティ スペリオーレ セッコ “エポス”(Frascati Superiore Secco Epos)2010を抜栓しました。このワインは赤ワインと同じように果皮や種と一緒に発酵をされます。40日間の醸し発酵の後、澱と共に3ヶ月間の熟成は大樽で行われます。最近のイタリアワインは、このように原点回避をするように醸造を戻しています。私がイタリアワインの飲み始めの頃は、以前からの方法に固執しているだけで、伝統を継承しているとは到底思えない状態にあったような気がします。しかし、80年代90年代そして、21世紀になり世界と戦えるワインに変化して来たなと、思っています。
飲み頃になっています。2年ぐらい後かなと、思っていましたが。やはりリリースされて短時間のコンディショニングで飲み頃を迎える方が売る方は楽です。
香りは輪郭がくっきりしたことで、香りの内容が解りやすくなっています。苦味がとても美味しく感じられます。ふっくらした酸と果実味はゆったりとしています。ちなみにワインのコメントは以下のように書いています。
「遅摘みされたマルヴァジーア ビアンカ ディ カンディア50%、マルヴァジーア デル ラツィオ40%、トレビアーノ10%を4000?のオークの大樽で40日間の醸し発酵の後、滓と共に大樽で3ヶ月間の熟成をされます。ゆったりした複雑なフローラルな香りに、ローストしたアーモンド、柑橘類、プラム、桃、ハーブの香り。押しの効いた鮮やかな酸、輪郭がくっきりした果実味は洗練されたフレッシュな味わいとスパイシーなアフターテイストがあります。」
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