新笠通信 奄美電信版

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定額給付金と公明党

2009-09-16 08:33:14 | Diaries
おはようございます

先月の衆議院議員選挙で、今年春先の定額給付金が得票に結びついたというような直接の因果関係などはみられませんでした。

受け取るほうも、もらえるものはもらっておくが、立案した政党に因縁つけられるいわれわない、という意思がはっきりしてきたようです。

一度給付をはじめると、現金給付を受けることがしごくあたりまえというような感覚が備わっていきます。

 鹿児島県の奄美群島地域などでこれまで問題になってきていることは、子ども手当てとして、保護者に現金給付を行うと、施策として期待された使途以外の目的のために消費されてしまう ということです
 現金を給付したことに対し期待された効果を実現することができなかった。という現象がみられてきています。

現金を給付する施策にあからさまに集票目的があるというのであれば、集票を実現することが当初よりの目的であったとすることができますが、

そんなばかな話はおいといて、子どもの人数に応じて給付を行った現金は立案者が期待しているようにはなかなか使われにくいという現状は、ここ奄美で実際にみることができます。

補助金や給付金というのは麻薬みたいなもので、一度経験するとなかなか依存から抜け出せなくなってしまいます。

計画的に家計をやりくりできる人の絶対数が少なくなっているのであれば、厚生行政として、手取り足取り面倒をみていくことになります。
がそれは教育行政の失敗であったことにほかなりません。

制度設計というのはなににもまして影響が大きいものです
徒労感、空虚感を浸透させないためにも緻密な制度設計を行っていくものです

誤りに気づいたときには即座に廃止、改正を行っていくことは当然なことです

誤りを認めるということについて設計者側の姿勢というものが問われていくことになります

国民の記憶にはこの人が偉そうにしている姿しか残らないように写し撮ろうとします

偉そうにできる状況におかれていないのに勘違いを続けている姿を映し出そうとするものです



前回のブログテーマの流れからいくと
この人が保護を受けたがっているからあんたの給料から毎年200万ばっかしわけてやってくれ

と審査を行っている現場の担当者に問いかけていく必要があります



口利き、あっせん屋の存在なども説明できるようにしておかなければなりません

おどされて、許可を出し続けてきているということがあったかもしれません


市役所に多重債務者専用の窓口が設置されているということは、金貸しの活動が活発であったというなごりのようなものです

返済さえしてもらえればよいわけだから、借りた人に、いろいろなアイデアを提供するのは、このような金融屋ともいえるわけです


このような事情をより詳しく知っておかなければならないのは法テラスに赴任してくる弁護士であろう

行政側がどのような情報共有の形を考えているのか知っておく必要があります