新笠通信 奄美電信版

 Copyright (C) 2010 shinkasatsushin All Rights Reserved.

政病分離

2007-05-23 01:28:20 | B6
お元気でしょうか

みなさんは宗教を持っていますか?
私はもっていません
両親と両祖父母がもっていなかったからです
生まれつき信心深いということの概念がないのです

みなさんは病気になった時にいきつけの病院がありますか?
私はありません
両親と両祖父母が健康体そのものだからです
日常生活を送る上で病院を利用するという概念がないのです

奄美で育った私からみると宗教に携わる人や病院に携わる人というのはどうしてこうも思い通りの世の中を創ってしまおうとする傾向にあるのか理解に苦しむ行動を頻繁にとってきていると感じます

活動家が一様な価値観を普及させた結果これらの活動家が行動を起こさなかった場合と比較してどのような変化が起こったのか検証する必要があります

活動家がもたらしたものはいったいなんなのであったのでしょうか?

誰に影響を与えたのかという観点から同等の属性を持つ市民ごとに分類して評価を行なっていかなければならないと思います

これらの活動家はどういう属性の市民に対して何を残したのかということです

活動家が思い通りの制度を構築するために犠牲にした費用というものを測定しなければならない時期にきたといえます

何かを実現するために確実に費用をかけたということです

何かを実現するために確実に消耗した事象があるということです

これからの時代は目的を達成した人物が目的達成の過程において消耗したと考えられる事象に対しての正しい認識を持つことが要請されます

第三国者の視点で言い換えるとあなたがやりたいようにやったことははたしてどれだけ多くの人々の犠牲を必要としたのですかということです

世の中のしくみをかえてしまうということは武力にはよらなかったという違いがあったにしても戦争が発生したのと同じだけの犠牲者が発生している事実がもたらされるということです

その事実を検証する行動を起こさないかぎり第三国者視点の人から評価を得ることは困難であるといえます

影響を与えたであろう住民の市民哲学に変化が見られないとするのならば住民の市民哲学の成長は最初から無視されていたということになります

住民の将来にわたる全人格的な成長を期待した行動がどれぐらいの期間継続されたのでしょうか?

活動家が行動した跡には何が残りましたか?

住民の人格的な成長がみられなかった地域というのは略奪の跡であったという以外にどのような説明ができますか?

活動家が成長する基盤となった地域に人材は残りましたか?

人格的な成長が停滞している地域から後に続く人材が生まれてきそうですか?

住民の人格的な成長にもっとも効果的なアプローチを活動家はいったいどれぐらい知っているのですか?

活動家の目標実現のために住民を使用収益してしまったという感想はお持ちでないのですか?


とここまで長くなってしまいました
いったい誰に対しての発言だったのでしょうね
むやみやたらと理想論を強調しても白けてしまう世代が後から後へと続いているということですね
もはや戦後から四半世紀たった時代にはあらずということです
一様な理想論が意味をなさないといいきれるわけではないです
市民の価値観の分布状況があまりにも広い幅に点在する時代であるので日本語をいちいち何通りにも翻訳しないと伝えたいことも伝わらない時代になっているということです
あまり馬鹿正直に正しいことを単一言語で表現すると誰も関心を持たなくなってしまうということです
ステレオタイプの表現は手抜きであると言えます
誰に聞いてほしいのかがまったく伝わってきません
今時より多くの人に聞いてほしいというような間の抜けた発想はもってはいけないということです
聞いて欲しい人達にむかって聞いて欲しい人達が使っている聞いて欲しい人達にもわかる言語に翻訳して発言しないと相手に意味が伝わらないということです

戦後に奄美が獲得した財産は何ですか?
日本人全員にふって沸いたように権利と義務が発生しましたね
市民が行使する権利と義務というものの概念ができあがっていないうちに市民権を与えられてしまいましたね
代表を選出することの意味が理解できていて投票を行なった人はどれぐらいいたでしょうね

資本主義の概念が未成熟な状態で政府支援だけは受け続けることができましたね
資本主義国的な市民とというものの概念が未成熟な常態でありとあらゆる便益を享受する時代が長く続きましたね

お金の使い道を知らない人達につなぎ資金のような運転資金がもたらされ続けましたね
お金の使い方がわからない動物に現金を渡したら何が起きたのかという答えが現代の状況でありますね

お金の使い方を知らない人にお金を渡してみてどういう行動をとるか観察することはとても価値があることです
ある特性を持つ住民ごとに分類すると分類された住民みんな似通った行動をとるから原因と結果を分析しやすくなるのです

戦後経済史として奄美を分析しなければならないとなると政府資金を実際に受け取った人物がとった資金消費行動を観察することが最も有効であると考えられます

お金の使い道がわからない住民は何を行なったのでしょうか?
お金は消費か貯蓄か投資にしか使えないはずであるので、何に使ったかということで使途比率を出すことができると考えられます
継続されている政府資金流入と大島紬好景気時代の資金流入があったはずです
各時代を通じて消費に偏っていなかったのかを検証する必要があると思います

早い話お金の使い道を知らない人は消費行動しかとらないので島外の誰もが現金を渡すようなおろかなまねはしないということです
お金の使い方を知っている人はお金の使い道を知らない人に現金をわたすようなことはありえないということです

戦後半世紀たったわけですから経済史や政治史といった市民生活に直接的に影響を与えてきている社会現象を記録しておかないと次世代への指針がなにも導き出せないであろうと考えます

政教分離という言葉があります宗教に限ったことではなくありとあらゆる思想業界から政治は分離されることが望ましい社会であると考えられます
奄美は政病一致時代があったのではないかと思われます
政教一致社会では宗教に有利な市民社会が実現されます
それと同様な傾向に陥る危険性の回避が望まれます
文民統治という言葉があります
軍事政権を二度と実現させてはいけないということです
プロフェッショナルとマネジメントを独立させなければ
制度を軽視するプロフェッショナルが大量に発生してしまいます
プロフェッショナルが制度を優越し始めてしまうとシビリアンコントロールが機能しなくなります

まずは住民にお金の使い方の指導みたいなことから始めて欲しいものです


最新の画像もっと見る

コメントを投稿