toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「マル合の下僕」 高殿円

2014年11月06日 | 読書日記
大学内での権力闘争(ちょっと違うかも・・)の話。
マル合とは論文指導ができる教授のことで、非常勤講師の主人公が、マル合に気に入られてなんとか専任講師になろうという物語。
サイドストーリとして主人公が甥を預かることになった顛末があるけれど、こちらは深水黎一郎の「テンペスタ」に似ている。
メインストーリとサイドストーリが上手くかみ合いながらの展開が面白い。
登場人物もみんな個性的で楽しいが、主人公の瓶子(へいし)もそうだけど何故か名前がみんな変わった名前ばかり。


新潮社
コメント
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