toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「サイレント・ブルー」 樋口明雄

2021年06月18日 | 読書日記
「ブロッケンの悪魔」が原発反対を訴えた小説だったように、これは水(水源)問題を提起するための小説。
樋口明雄のこの手の社会派テーマの小説は、著者のこだわりが大きいせいか内容がイマイチになる。

門倉が市長になってめでたしめでたしの展開になるかと思えば、門倉にも思惑が有ってもうハッピーエンドが成立しなくなる予感。。
結局やりすぎて企業側のオウンゴールという強引な大団円。






光文社
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