toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「水曜日の手紙」 森沢明夫

2021年07月09日 | 読書日記
「水曜日郵便局」をキーワードにした、登場人物も場所も全く関係のない連作短編集のような感じで1章と2章で2つの物語が続く。

3章になってまたそれまでとは関係の無い話が始まるが、今度はその水曜日郵便局が舞台で、そこに前2つの話の中の主人公からの手紙が届く(最初の話の時は、水曜日郵便局の場所が違うはずなのに・・・・)。
3章から森沢明夫らしい展開になって行く。

章のタイトルから分かるように4章は1章の続き、5章は2章の続きとなる。
1・4章、2・5章、3章と3篇の森沢小説を読んだ感じで、ちょっと得した気分。

「きらきら眼鏡」と同じく、キリコの喫茶店や岬の喫茶店がさりげなく出てくるのが楽しい。。





角川書店
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