2冊続いて厚い本。だけど、どちらも面白くて長さは気にならなかった。
先日読んだ青羽悠の「幾千年の声を聞く」ではアシュアという名のシステムに人間が管理されていたけれど、こちらでもデウス、そしてツクヨミが管理(と言って良いのか?)している。
コンピュータが人間を管理する世界っていうのは、50年も前に星新一が書いていたけれど、流石に同じ状況設定でも洗練されてきた。
この物語はツクヨミの中で意識だけが生きてると言う設定で、リアリティを持たせるために色々理屈をこねくり回して、後半では量子力学的な解釈も入れている。
小学生のようにまだ知識が少ない人やあまり深く考えない人には多少説得力が有るのかも知れないけれど、逆に余計嘘っぽくなってしまってる。
もともとフィクションなんだから、余計なことは言わずに「そういうもんなんだ」という方針で行った方が良かったと思う。
ちょうど半分くらいのところで物語が急展開する、と言うかそこまでが前振りでそこから本題が始まるけれどあっという間に終了し、第2部でまた新しい展開になる。
第2部もスリリングな物語が繰り広げられて読み応えたっぷりだけど、アルマゲドンと同じ展開の上最後がちょっと。。
講談社
先日読んだ青羽悠の「幾千年の声を聞く」ではアシュアという名のシステムに人間が管理されていたけれど、こちらでもデウス、そしてツクヨミが管理(と言って良いのか?)している。
コンピュータが人間を管理する世界っていうのは、50年も前に星新一が書いていたけれど、流石に同じ状況設定でも洗練されてきた。
この物語はツクヨミの中で意識だけが生きてると言う設定で、リアリティを持たせるために色々理屈をこねくり回して、後半では量子力学的な解釈も入れている。
小学生のようにまだ知識が少ない人やあまり深く考えない人には多少説得力が有るのかも知れないけれど、逆に余計嘘っぽくなってしまってる。
もともとフィクションなんだから、余計なことは言わずに「そういうもんなんだ」という方針で行った方が良かったと思う。
ちょうど半分くらいのところで物語が急展開する、と言うかそこまでが前振りでそこから本題が始まるけれどあっという間に終了し、第2部でまた新しい展開になる。
第2部もスリリングな物語が繰り広げられて読み応えたっぷりだけど、アルマゲドンと同じ展開の上最後がちょっと。。
講談社