toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「時限感染」 岩城一麻

2022年11月21日 | 読書日記
私にとっては面白くない本が2冊続いた後の当たりの1冊。

オリンピックを前にした2019年に公表されたウィルスによるテロ。
実際には自然発生による(?)SARS-CoV-2のおかげでオリンピックが延期になってまさに「事実は小説より奇なり」だったけど。。
(ちなみにこの小説の初版は2018年発行)

途中で読者に対する日付のトリックを示唆しているけれど、鎌木と桐生が南研究室の見学をしたとき大量培養の設備は無かったのに、それ以前に門伝が使っていた設備は何だったんだ??

鎌木だけが知った内容で真相に明らかになって行き、読者はそれを同時に知らされることになるんだけど、読者にも推理させてもらえる余地を与えてもらいたかったな。。
そんな感じで最後は怒涛の種明かしって感じでちょっと残念。




宝島社
コメント
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