toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「砂の宮殿」 久坂部羊

2023年03月26日 | 読書日記
最近の久坂部羊の新刊は面白い。
海堂尊と同じで、個人的に日本の医療制度の中で問題だと感じてることをサブテーマにしている。

ストーリは面白いんだけど、色々納得できないところも。
特に種村に騙される場面はおかしすぎる。
そもそもこれだけの病院だったら専任の事務職員がいるはずで、主人公の理事長である才所が病院のすべてに対応することはないんじゃないかな。
医者である才所だったら仕方なかったとしても、専門の事務職員だったら簡単に気づいたはず。

最後の大どんでん返しの種明かしはやっつけ感満載だし、エンディングは更に頂けない。
そこまで面白かったのに残念。




2023.3.17
KADOKAWA

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