半年前に出た「無人島ロワイヤル」と同じく無人島ミステリ。
プロローグ及び各章の変わり目にエンディングが細切れに入るけれど、ただ読みにくいだけ。
エピローグまで纏めて最終章にした方がずっと読み易いしすっきりする。
どうもこの作品は構成に凝り過ぎる傾向がある。
折角意表を突く展開の素晴らしい内容なのにちょっと残念。
2024.3.4
KADOKAWA
半年前に出た「無人島ロワイヤル」と同じく無人島ミステリ。
プロローグ及び各章の変わり目にエンディングが細切れに入るけれど、ただ読みにくいだけ。
エピローグまで纏めて最終章にした方がずっと読み易いしすっきりする。
どうもこの作品は構成に凝り過ぎる傾向がある。
折角意表を突く展開の素晴らしい内容なのにちょっと残念。
2024.3.4
KADOKAWA
姉妹とそれぞれの娘、そして姉妹の兄で故郷の島に草刈りに行く物語。
細切れに語られる彼等の話の間に、何が言いたいのかさっぱり分からない関係の無い昔の話が挟まっていて読みにくいったらない。
メーンの話も結局何だったの??
最近の芥川賞作品ってさっぱりわからん。
2020.1.20
集英社
お仕事小説の連作短編集と言った内容。
時系列が入れ替わったり、一つの話の間に無関係な話が挟まっていたり無茶苦茶な構成の上、状況を説明するような箇所が無いので繋がりが良く分からないけれど、それぞれの話は面白い。
1冊の本として纏めるときに、1篇の長編小説になるように再構成して、それに伴って修正を加えたらずっと良くなったと思う。
2023.10.26
KADOKAWA
航空自衛隊機動衛生隊と言うユニークな舞台の物語。
ちょっとサイドストーリが余計だな・・・と思いながら読んでいたら、いつの間にかそちらがメーンになっていて、月並みすぎるラスト。
折角特別な舞台の小説なのにそれがほとんど生かされず、どこでも通じるような物語になってしまっていて残念。
2015.6.30
徳間書店
「七人の敵がいる」の続編。
前作が小学生PTA編でこちらは中学生吹奏楽部保護者会編。
前作よりこなれた感じで、3割増しで面白くなった印象。
陽子が陽介のために次々と現れる問題を解決していくのが爽快。
2016.11.10
集英社
バレーボール部に所属する高校生の物語。
最後まで面白く読めたけれど、何がテーマだったのか分からなかった。
高校生の日常を描いただけなのか、主人公の成長物語だったのか?
友情物語ってことはないな。
2042.2.10
文藝春秋
「つばめや仙次ふしぎ瓦版」の最後から繋がって物語が始まる。
殺人事件の真相解明ミステリの展開で先が楽しみで読んでいたのに、謎が出そろったところから突然怪しくなって思ってもみない方法での謎解きとなる。
今まで読んだ高橋由太の作品の中では一番好みではなかった。
2012.4.20
光文社時代小説文庫